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国際芸術祭地域展開事業「なめらかでないしぐさ 現代美術 in 西尾」2023年10月14日-11月5日に開催

愛知県西尾市のまちなかで開く現代美術展

 愛知県の国際芸術祭地域展開事業実行委員会は、次代を担う若手芸術家の発掘・育成を進め、文化芸術の裾野を広げようと、愛知県西尾市で2023年10月14日〜11月5日、「なめらかでないしぐさ 現代美術 in 西尾」を開く。

 西尾市の名鉄西尾駅西口周辺の岩瀬文庫、康全寺、旧上田家具店、尚古荘不言庵、西尾市資料館などを会場に、若手作家らの作品を展示。作家によるワークショップなどを展開する。今回の展覧会の開催チラシはこちら

 展覧会タイトルの「なめらかでないしぐさ」は、幡豆郡西尾町(現在の西尾市)で少女時代を過ごした詩人・エッセイスト・童話作家・脚本家、茨木のり子(1926-2006年)の詩「汲む」から取られた。

 アーティストの研ぎ澄まされた感受性による、時に常識を逸脱し「なめらか」とは言えない感性、所作、態度から生まれる発想が、生きる原動力になるーーという思いが込められている。

参加作家

 茨木のり子、大和田俊、岡本健児、柄澤健介、キ・スルギ、神農理恵、大東忍、時里充潘逸舟札本彩子山口麻加

作品写真

茨木のり子

茨木のり子

大和田俊

大和田俊

岡本健児

岡本健児

柄澤健介

柄澤健介
柄澤健介

キ・スルギ

キ・スルギ

神農理恵

神農理恵

大東忍

大東忍

時里充

時里充

潘逸舟

潘逸舟
潘逸舟

札本彩子

札本彩子
札本彩子

山口麻加

山口麻加

過去の国際芸術祭地域展開事業

 同事業は、国際芸術祭の開催成果を県内各地に広め、県民に文化芸術への関心を高めてもらうとともに、次回の国際芸術祭の開催気運の醸成を図るのが狙い。

 2011年度から、豊橋、岡崎、豊川、春日井、一宮、豊田、大府で開催。

 2020年度は「境界のかたち 現代美術 in 大府」(作家:うしお折原智江下道基行鈴木一太郎平川祐樹松川朋奈)、2018年度は「Windshield Time – わたしのフロントガラスから 現代美術 in 豊田」(作家:荒木優光小栗沙弥子小島久弥、コタケマン、津田道子徳重道朗、鳥巣貴美子、松田るみ、Nadegata Instant Party中崎透+山城大督+野田智子》+ Recasting Club)が開かれた。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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