名古屋のカルチャーWEBマガジン「アウターモーストナゴヤ」では、レビュー、リポート、トピックスなどを掲載します

サイトの紹介

 名古屋圏の愛知、三重、岐阜3県を中心に、静岡、長野、滋賀、北陸などの美術、工芸、演劇、ダンス、映画・映像などのレビュー、ニュース、リポートを発信します。特に新しい表現に挑むコンテンポラリー・アートの紹介に主眼を置いています。


 主宰者は、地元新聞で美術、陶芸、演劇、映画などを担当する中で、地元と東京、関西など他地域を行き来しながら、取材活動を続けてきました。新聞から現代芸術の記事がなくなっていく現状もあり、2002年10月、名古屋で芸術批評誌REARを有志で立ち上げました。2011年頃まで編集・執筆に携わり、現在も時々執筆していますが、より丁寧に地元の制作と発表の現場を記録し、情報を共有することが必要だと考え、2019年6月、個人でWEBサイトOutermostNAGOYAをスタートさせました。


 取り上げる展示や公演は、全国的に見れば、ささやかなものかもしれません。また、よく名前が知られた作家や、トレンドの先端をいくアーティストばかりではありません。それでも、ここに紹介している展覧会や舞台、映像等は、確かに今、この地域で行われているものばかりです。作家は、現代と切り結んでいる人たちばかりです。
 専門家だけの世界に閉じこもる情報にしたくなかったせいもありますが、何よりも、私自身が専門家でなく、新聞記者出身者として、誰もが読める、分かる情報として、このWEBサイトを構築するしかありませんでした。その意味では、このWEBサイトが本当に意味のあるものなのかどうかも分かりません。
 資本主義が行き詰まり、環境破壊と分断、格差が進んでいます。反動的な社会システム、ディストピア的な世界観が見え隠れし、人類が勝ち取ってきた価値観さえ失われようとしている中で、創作と作品をより広い視野で洞察し、それに多くの人が出合い、考える機会を作っていければと考えています。


 長年、地域の文化を担ってきた新聞の部数が減り続け、影響が失われる中、地域と現代芸術の接点となるサイトを構築するのが大きな狙いでもあります。今後、新聞は、同時代の芸術との関わりを、トリエンナーレなどの大イベントを除けば、捨て去っていくでしょう。SNSで、情報は発信、共有できますが、それだけでいいのでしょうか。そんな問いかけもあります。


 地域とアートをテーマにしたオウンドメディアの可能性は緒についたばかりです。今後は、新聞やWEBメディアと芸術、文化、情報と地域社会をテーマに思考を深め、メディアの変遷と地域、オウンドメディアの可能性、文章の書き方やその発信などについて、より多くの情報を公開していくつもりです。


 ご理解とご協力、連携、協働などの機会をいただければ幸いです。
 よろしくお願いします。   井上昇治