記事内に商品プロモーションを含む場合があります

大阪中之島美術館が2027年度の展覧会ラインナップを決定

  • 2026年8月5日
  • 2026年8月5日
  • 美術

 大阪中之島美術館が2027年度の展覧会ラインナップを決定した。

☆つくる女性の100年 2027年1月9日~3月22日

 女性の表現者たちのおよそ100年の歩みをたどる展覧会。道を切りひらいた作家から現代を生きる作家まで、教育環境や表現手段、ライフスタイル等の変化に注目しつつ、幅広く紹介する。表現方法や制作背景はそれぞれに異なるが、手を動かし思考を重ね、何かを生み出す姿勢は、誰しもに共通して見出すことができる。本展は、女性のみならず現代を生きるすべての人々に、創造力と表現する勇気を示してくれることだろう。

☆テート美術館 ターナー展—— 崇高の絵画、現代美術との対話 2027年3月13日~6月27

 英国絵画史上、もっとも偉大な画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775–1851年)。絵画史に新地平を切り拓いたターナーは、移ろう光や大気をはじめとする世界のありようを、ときに克明に、ときに抽象化して描きだした。彼の作品は、見る者に自然の「崇高」を経験させるものとして高く評価されてきた。本展は、世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館が所蔵する油彩・水彩画など80点以上を紹介する、待望の回顧展。本展では、ターナーの作品群をテーマごとに再編し、ゆるやかな時系列に沿って展示する。さらにターナーの絵画と現代美術を併置して対話させ、この巨匠の問題意識が後世のアーティストたちの関心と響きあうことに眼を向ける。

☆開館5周年記念特別展 大阪中之島美術館オールスターズ☆それをまとめて見たかったです! 2027年4月10日~7月19

 大阪中之島美術館は、2022年2月、「さまざまな人と活動が交錯する都市のような美術館」のコンセプトのもと、大阪の中心部、江戸時代には藩邸や蔵屋敷が建ち並んだ地・中之島に開館した。そのコレクションは、海外の近現代絵画、日本の洋画、日本画、現代美術、版画、写真、彫刻、デザインなどの領域に渡り、総数は約7000点に及ぶ。19世紀後半から今日に至る日本と海外の代表的な美術作品を核としながら、大阪で繰り広げられた豊かな芸術活動にも目を向けた、屈指のコレクションである。本展は、大阪中之島美術館のコレクションから、選りすぐりの美術作品をご紹介するものです。モディリアーニ、ボッチョーニ、マグリット、佐伯祐三、菅楯彦、吉原治良など、国内外で高く評価される作品のラインナップはさながら「オールスター」。それぞれの作品の魅力を深堀しながら展覧する。

☆生誕130年 山名文夫 つかまえてはなさないデザイン  2027年7月15日~9月26日

 大正から昭和にかけて活躍したデザイナー・山名文夫(1897–1980年)。最も広く知られているのは資生堂在籍時代に手掛けた細く滑らかな線描によるデザインといえるだろう。本展では、資生堂時代の活動に加え、大阪の出版社・プラトン社で手掛けた雑誌のイラストレーション、スーパーマーケット・紀ノ国屋のシンボルマークやロゴタイプのデザインなど、多岐にわたった山名の活動と作品を仕事の性質・特徴により分類して紹介する。さらに、同時代に活躍したデザイナーとの交流や彼らによる作品をあわせて検証することで、山名が生きたデザイン界の様相も明らかにする。関西初となる大規模回顧展である。

☆生誕120年 東山魁夷展 2027年10月9日~12月12日

 情感にみちた静謐な風景画により、戦後を代表する国民的日本画家と謳われてきた東山魁夷(1908–1999年)。東山の風景画の大きな特色は、初期の代表作《道》(1950年)が早くも示したように、平明な構図と澄んだ色彩にある。日本のみならず、ヨーロッパを旅して研鑽を積んだ東山は、装飾性を帯びた構図においても自然らしさを失わず、青が印象的な澄んだ色彩の力も駆使し、見る者の感情とも響きあう独自の心象風景を探求し続けた。東山の生誕120年を迎えるにあたり開催する本展では、東山の画業を代表作でたどるとともに、20世紀とともに生きた東山の創作の全貌を紹介する。

☆ウィーン工房 2027年10月9日~2028年1月10日

 「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」と謳い結成されたウィーン分離派。その総合芸術の精神のもと、ウィーン工房は芸術と手工業を結ぶ協働体として設立された。本展は、ウィーン工房の活動や成果、そして盛衰を、「第8回ウィーン分離派展」等きっかけとなる6つの展覧会を軸に紹介。英国のアーツ・アンド・クラフツ運動の思想を吸収し、芸術家と職人が肩を並べて共に新たな「芸術生活」の理想を追求する一方で、欧州他国に後れを取るデザイン力を引き上げ、競争力をもつブランド確立という現実的な目的に向かったウィーン工房。創設者のひとり、ヨーゼフ・ホフマンに師事した女性デザイナーたちが、第一次世界大戦を契機に主軸として活躍したことも大きな特長だ。ウィーン工房が設立されてから125年。その全容と本質に光をあて、従来のウィーン工房に対する理解やイメージを更新する試みである。

☆竹久夢二 時代を創る表現者 2028年1月29日~ 4月9日

 竹久夢二(1884–1934年) は、画家、詩人、ジャーナリスト、デザイナー、イラストレーターなど、いくつもの顔をもつ表現者として、明治の終わりから昭和のはじめにかけて活躍した。「夢二式」と呼ばれた女性像で人気を博したほか、日用雑貨や衣服のデザイン、本や雑誌作り、流行歌の作詞といった時代をリードする仕事により、続く世代にも大きな影響を与えている。その幅広い活動はまさに、クリエイターの先駆けといえるだろう。本展では、夢二の最高傑作として名高い《黒船屋》をはじめ、日本画、版画、スケッチ、多種多様なデザインなど、全国の夢二コレクションから約500点の作品や資料を集め、彼の比類ない仕事に迫る。

最新情報をチェックしよう!
>
CTR IMG