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2024-2025年 主な中部(東海)の展覧会 愛知(名古屋)、三重、岐阜、静岡、長野、石川、富山、滋賀、京都の美術館・博物館(随時更新)

  • 2023年10月4日
  • 2023年12月7日
  • 美術

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2022-2023年 主な展覧会 愛知(名古屋)、三重、岐阜、静岡、長野、石川の美術館・博物館(随時更新)はこちら

2023-2024年 主な関西の展覧会 滋賀、京都、大阪、兵庫(神戸)、奈良、和歌山の美術館・博物館(随時更新)

⇒2023-2024年 主な首都圏の展覧会 東京、神奈川(横浜)、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木、山梨の美術館・博物館(随時更新)

2024-2025年 主な関西の展覧会 滋賀、京都、大阪、兵庫(神戸)、奈良、和歌山の美術館・博物館(随時更新)

⇒2024-2025年 首都圏の主な展覧会 東京、神奈川(横浜)、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木、山梨の美術館・博物館(随時更新)

愛知県美術館

☆コレクションズ・ラリー 愛知県美術館・愛知県陶磁美術館共同企画 2024年1月16日〜4月14日

 縄文から現代までのコレクションの中から、4つのテーマに沿って作品を紹介。美術、陶芸といったジャンルを越えて作品が共鳴しあう。

☆国際芸術祭「あいち 2025」 2025年9月13日~11月30日 会場:愛知芸術文化センター、瀬戸市の愛知県陶磁美術館、同市まちなか

名古屋市美術館

☆ガウディとサグラダ・ファミリア展 2023年12月19日〜2024年3月10日

 スペイン、カタルーニャ地方のレウスに生まれ、バルセロナを中心に活動した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926年)。バルセロナ市内に点在するカサ・ビセンス、グエル公園、カサ・バッリョ、カサ・ミラ、サグラダ・ファミリアなど世界遺産に登録された建築群は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな造形によって世界中の人々を魅了し続けている。今回開催されるガウディ展は、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、この聖堂に即してガウディの建築思想と造形原理を読み解いていくもの。ガウディ独自の制作方法に注目するとともに、「降誕の正面」を飾る彫像も自ら手掛けるなど建築・彫刻・工芸を融合する総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に最新の映像をまじえながらガウディ建築の豊かな世界に迫る。

《金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)》

名古屋市博物館

徳川美術館

☆企画展 うるわしの古筆 2024年1月4~28日

 古筆とは狭義には平安・鎌倉時代の貴族がしたためた歌集などを指す。重之集、名家家集切など尾張徳川家伝来品から、寄贈を受けた石山切や関戸本古今和歌集切など、古筆の名品の数々を紹介する。

☆特別展 尾張徳川家の雛まつり 2024年2月3日~4月3日

 江戸時代から伝来する雛人形・雛道具や、明治時代以降の3世代の尾張徳川家当主夫人たちの豪華な大雛段飾りなど、精巧かつ贅を尽くした尾張徳川家ゆかりの雛飾りを紹介する。

☆企画展 ひなを楽しむ -旧家のひな飾り- 2024年2月3日~4月3日

 江戸時代から昭和に至るまでの旧家で飾られたさまざまなお雛さまを紹介する。大名家・尾張徳川家伝来の雛とは趣の異なる、素朴な中に親しみを感じさせてくれる旧家の桃の節供である。

豊田市美術館

☆未来の驚異の部屋 2024年1月20日〜3月24日

 美術館や博物館の原型とされる、16世紀ヨーロッパで流行した「驚異の部屋(ヴンダーカマー)」には、大航海時代を背景に、絵画や彫刻に加え、動物剝製や植物標本に貝殻、地球儀や天球儀、東洋の陶磁器など、世界中からあらゆる美しいもの、珍しいものが集められていた。「驚異の部屋」は、未だ知らぬ広大な世界を覗き見ることができる、小さいけれど壮大な夢と好奇心を刺激する部屋だった。近年、美術の分野でも、文化人類学的、自然博物学的、歴史研究的手法に基づく、博物学的な作品が多く見られるようになっている。事物や資料を映像や彫刻などとともに編集し、構成するそれらの作品は、収集と展示の背後で作用する力、分類と分析に基づく世界の把握の仕方、また作品や事物の保存・継承と伝統との関りを、現代の課題として照らし出す。本展では、美術館の隣にできる博物館の開館に向け、現在の「驚異の部屋(ヴンダーカマー )」を展開し、美術館・博物館の源流と新たな可能性を探る。それぞれの作品は、歴史はいかに構築されるのか、伝統はどのように交差・変容していくのか、ローカルとグローバルの関係はどうなっていくのかといった、未来に向けた問いを投げかけるだろう。

愛知県陶磁美術館

☆国際芸術祭「あいち 2025」 2025年9月13日~11月30日 会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市まちなか

岡崎市美術博物館

☆138億光年 宇宙の旅―驚異の美しさで迫る宇宙観測のフロンティア 2023年11月19日〜2024年1月8日

 NASA―アメリカ航空宇宙局は、創立から60年あまり、宇宙開発や天体観測の発展を牽引し、多大なる功績を残してきた。本展では、NASAの画像を中心に、観測衛星や惑星探索機、宇宙望遠鏡等がとらえた美しく驚異的な天体写真を選りすぐって紹介。銀河系内の星雲や星団、そしてさらにその先にある無数の銀河や銀河団など、多様な天体の壮大な姿を大型の高品位銀塩写真で見ることができる。サイエンスでありながらアートのごとく見る者を魅了する画像の数々。宇宙の謎や神秘を紐解く、人間の英知や科学技術の発展の素晴らしさを体感できる。

☆レアリスムの視線―戦後具象美術と抽象美術 2024年1月27日〜3月17日

 「具象美術」は具体的な形を表現し、「抽象美術」は形以外の方法で表現する美術である。様式的に両者は対をなしているといえるが、現実を起点とし、現実を表現しようとする点において共通点を見出すことができる。本展は、両者を「レアリスム」という視座で捉えると、どのように見えるのかを試みる。具象美術では、フランス具象画壇を代表するベルナール・ビュフェ(1928-99)や彼が参加した「オム・テモワン」という芸術家グループを中心に取り上げる。抽象美術では、その黎明といえるシュールレアリスムの美術から順に、抽象美術の展開を辿る。

碧南市藤井達吉現代美術館

☆顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで 2024年1月5日~2月25日

 表現者たちは、自己を超えた言い難い「何か」への憧れや思慕から、その「何か」をとらえるべく身を焦がす思いで制作する。それは、宗教の根幹をなす信仰心の発露ともいえる。ときに土俗的な印象を与える作品は、根強く残る心情の証しである。本展は、約140点の絵画・彫刻作品を通して、今までモダニズムの尺度により零れ落ち、十分に評価されなかった作品に光をあてる一方、すでに評価が定まった作品を新たな尺度で測りなおし、それらがもつ豊かな力を再発見する試みである。

一宮市三岸節子記念美術館

岐阜県美術館

☆走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代 2023年12月19日〜2024年2月18日

☆アートまるケット 2024年1月13日〜3月17日

☆クロスアート4  2024年3月29日〜 松山智一、公花、後藤映則、横山奈美、山内祥太ら

岐阜県現代陶芸美術館

☆フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン 2023年12月16日〜2024年3月3日

☆ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展ー食べること、共に生きることー 2023年12月16日〜2024年3月3日

三重県立美術館

☆特集展示 生誕100周年 木下富雄展 2023年10月11日~2024年1月8日

 三重県四日市市出身の版画家木下富雄(1923~2014年)の生誕100周年記念展。貴重な初期作品から晩年の作品まで展観し、その作品の変遷をたどり、国内外で高い評価を得た木下の版画作品の魅力に迫る。

☆柳原操基金・柳原義達顕彰事業 Y2 project 藤原康博 2023年11月3日〜2024年2月4日

 三重県出身の藤原康博(1968年生まれ)は、近年評価を高める気鋭の美術家。彫刻家柳原義達(1910~2004年)の遺族の援助により、次代を担う美術家を発信する本プロジェクトでは、藤原が柳原と時代を超えたコラボレーションを試みる。

☆特集展示 矢守一声展 2024年1月10日~3月31日

 三重県津市出身の彫刻家矢守一声(1881~1961年)の特集展示。これまで近代日本の彫刻史の中でほとんど語られてこなかった、知られざる生涯と活動を初めて紹介する。

☆藤島武二没後80年 鹿子木孟郎生誕150年 洋画の青春―明治期・三重の若き画家たち 2024年1月27日~4月14日

 日本で油彩画が普及し始めた頃、のちに近代美術史に名を遺す藤島武二、鹿子木孟郎、赤松麟作らが図画教師として三重に赴任し、それぞれの影響や足跡をこの地に残した。本展では、明治20年代から30年代にかけての日本の油彩画=「洋画」に焦点をあて、三重ゆかりの洋画家たちや当時の三重の美術状況、美術教育について紹介する。

三重県総合博物館

亀山トリエンナーレ2024

亀山トリエンナーレ2024 2024年10月27日~11月16日 会場:亀山宿~旧東海道~関宿

静岡県立美術館

天地耕作展(仮) 2024年2月10日〜3月27日

 天地耕作は、旧引佐郡(現浜松市)出身の村上誠、渡の兄弟と山本裕司の3人によって結成されたグループである。1988年から2003年まで活動し、木や縄、石や土などを素材に、野外で大がかりな作品を制作した。自身が所有する土地などで発表していたため、実際に鑑賞した人は限られている知る人ぞ知る存在。表現の根源を見つめる彼らのユニークな試みは、今また注目が集まっている。本展は、天地耕作の軌跡を、写真作品や豊富な資料で辿る、美術館では初となる天地耕作単独による展覧会。さらに、未完となっていた2003年の作品プランを、およそ20年を経て同館裏山で完成させる計画も進んでいる。

☆静岡の現代美術と1980年代 2024年2月10日〜4月7日

 天地耕作展(仮)の関連企画として、同館コレクションから、静岡の現代美術や、1980年代を中心とした同時代のアートシーンを示す作品を紹介する。静岡ではアーティストの自主企画によるさまざまな活動があり、そうした土壌の中で天地耕作は結成された。本展では、天地耕作が活動を開始した当時の美術の動向を振り返る。

☆テオ・ヤンセン展 2024年4月13日〜7月7日

 オランダのアーティストであるテオ・ヤンセン(1948-)によって創り出されたストランド・ビーストの世界を体感できる展覧会。ストランド・ビーストはプラスチック・チューブやペットボトルなど、身近な素材から構成され、風力によって歩行などを行う仕組みを備えている。本展では、様々な種類のストランド・ビーストとともに、映像やスケッチを展示することで、テオ・ヤンセンによる創作の秘密に迫る。展示室では、巨大なストランド・ビーストを動かす実演を行い、迫力のある姿を見ることができる。

静岡市美術館

高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの 2023年12月27日〜2024年3月31日

 1960年代から半世紀にわたって日本のアニメーションを牽引し続けた高畑勲(1935-2018)。「アルプスの少女ハイジ」や「火垂るの墓」、「かぐや姫の物語」などの監督(演出)を務め、それまで映画化は不可能とされてきた題材や新しい映像表現に次々と挑戦し、国内外の制作者にも大きな影響を与えた。本展では、宮崎駿など高畑作品を支えた制作者によるレイアウトや原画、セル画、背景画とともに、高畑自身による制作ノートや絵コンテなど1300件超の膨大な作品や資料を通して、日本のアニメーションの礎を築いたその足跡をたどる。

《長野県立美術館》

☆庵野秀明展 2023年11月25日~2024年2月18日

☆春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ 2024年3月16日~5月12日

松本市美術館

須藤康花 ―光と闇の記憶― 2023年12月9日〜2024年3月24日

 30歳という若さで夭折した画家・須藤康花(1978~2009年)。最愛の母親が思春期に他界し、本人も病魔との永い闘いを強いられる。生と死との葛藤の間で絵や詩を通して“光”の世界を追い続け、自らの心の底知れない“闇”と対峙し続けた。死期を予感する中で描かれた人物、自画像、心象風景や自然風景、そこに込められた歓びと苦悩、希望と絶望、生と死…。知られざる須藤康花の全貌に迫る初めての大規模回顧展である。

セゾン現代美術館

金沢21世紀美術館

☆D X P (デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ(仮題) 2023年10月7日~2024年3月17日

 デジタルテクノロジーによって、この地球という惑星、そこに住む「私たち」の生き方や感性はどのように変わっていくのだろうか。20世紀から繰り返されてきたこの問いに対して2023年、いままでとは全く違った惑星の姿が出現しようとしている。人新世と呼ばれ、見えないネットワークやAIによるコントロールに浸されたこの惑星DXPでは、テクノロジーと生物との関係が日々新たに生成されている。また、DXPは、アーティスト、建築家、科学者、プログラマーなどが集い、領域横断的に、この変容を捉え、今起こっていることを理解し、それを感じられるものとして提案する展覧会/インターフェースでもある。注目のテクノロジーであるAI、メタバースやバイオテクによる現代のリアル、そしてそれに続く未来のヴィジョンとしてのDXPは衣食住も含めた総合的な生き方の可能性を探求する。

☆コレクション展2 電気-音 2023年11月18日~2024年5月12日

 現代の私たちは、自然の環境音から人工の電子音まで、あらゆる「音/サウンド」と共に生きています。音というメディアは、「聞く・聴く」だけではない「身体」の知覚を通して、私たち人間と世界をリミックスする力を持っている。今こそサウンドは、過剰な情報によって分断された私たちをつなぎ直し、この世界と私たちとの関係を再編する
ことができるのではないだろうか。本展は、カールステン・ニコライによるノイズを含むあらゆる音を録音、集積し、世界の複雑さとつながりを見せる《リアリスティック》を起点に、「聴覚でとらえる空気の震え」だけではないサウンドの可能性を模索する。 

石川県立美術館

国立工芸館

☆印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979 2023年12月19日~2024年3月3日

 マス・コミュニケーション時代が到来した戦後の日本では、印刷技術が飛躍的に発展し、版画とデザインの関係性がとりわけ議論の対象になった。本展では、1957年から1979年まで全11回にわたって開催された「東京国際版画ビエンナーレ展」に焦点をあて、版画とグラフィックデザインが交錯した時代の様相を紹介する。

☆卒寿記念 人間国宝 鈴木藏 展(仮称) 2024年3月19日~2024年6月2日

 重要無形文化財「志野」の保持者(人間国宝)、鈴木藏(1934年生まれ)の作陶の軌跡と “今”を紹介する。鈴木は、薪窯でしか焼けないとされていた「志野」にガス窯で挑戦し、 伝統を大切にしながらも独自のスタイルを確立した。2024年に卒寿を迎えるのを機に、初期から最新作までの優品を展示する。

奥能登国際芸術祭2023

富山県美術館

☆金曜ロードショーとジブリ展 2023年10月7日~2024年1月28日

☆倉俣史朗のデザイン-記憶のなかの小宇宙 2024年2月17日~4月7日

滋賀県立美術館

佐川美術館

☆エッシャー 不思議のヒミツ 2023年12月14日~2024年2月25日

 私たちの周りには「不思議」なものがあふれ、そのヒミツを解き明かそうと、日々頭を働かせている。中でも、今なお多くの人々を魅了し続けているのが、オランダの版画家M.C.エッシャー(1898-1972)が手掛けた作品である。本展では、エッシャーの初期から代表作に至るまで、150点を超える作品を展示。今日のトリックアートブームを牽引してきたその画業の全容を紹介し、不思議のヒミツに迫っていく。また、作品の面白さを更に実感するために、錯視や視覚の原理を利用した体験コーナーも合わせて紹介。トリックの面白さを実体験することで、エッシャーの世界観をより深く感じることができる。

MIHO MUSEUM

滋賀県立陶芸の森

京都国立近代美術館

☆開館60周年記念 小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ 2024年1月6日〜3月10日

 小林正和(1944-2004)は京都市に生まれ、京都市立美大で漆芸を専攻するものの、より自由な色彩表現を求めて川島織物デザイン部に就職、そこで「糸」と出会った。一本の「糸」に内在する表現の可能性を追求した彼の作品は、伝統的なテキスタイルの枠組みを越えて「ファイバーアート」と呼ばれ、国内外で高い評価を得ることになった。本展では、この分野の重要な先駆者としての小林の活動を回顧するとともに、彼と伴走した作家たちの作品を併せて紹介することで、改めて「ファイバーアート」の過去、現在そして未来について考える。

☆倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 2024年6月11日〜8月18日

京都国立博物館

特別展 雪舟伝説 ―「画聖(カリスマ)」の誕生― 2024年4月13日~5月26日

 日本で雪舟ほどよく知られた画家はいない。雪舟は6件もの作品が国宝に指定されており、間違いなく日本美術史を代表する画家の一人である。桃山時代の雲谷派や長谷川派、江戸時代の狩野派だけではなく、実にさまざまな画家たちが雪舟を慕い、その作品に学びながら、新しい絵画世界を切り開いてきた。本展では、主に近世における雪舟受容をたどることで、「画聖」と仰がれる雪舟への評価がいかにして形成されてきたのかを考える。

特集展示 弥生時代青銅の祀り 2024年1月2日~2月4日

新春特集展示 辰づくし─干支を愛でる─ 2024年1月2日~2月12日

修理完成記念 特集展示 泉穴師神社の神像 2024年1月2日~2月25日

特集展示 雛まつりと人形—古今雛の東西— 2024年2月10日~3月24日

特別展 法然と極楽浄土 2024年10月8日~12月1日

 浄土宗の祖・法然(法然房源空、1133~1212)は、平安時代末~鎌倉時代初めの混迷期、「南無阿弥陀仏」の名号を称えることによって誰もが等しく阿弥陀仏に救われ、極楽浄土に往生できることを説き、多くの支持を得た。本展では、令和6年(2024)に浄土宗開宗 850年を迎えることを機に、法然による開宗から、弟子たちによる諸流派の創設と教義の確立、徳川将軍家の帰依によって大きく発展を遂げるまでの歴史を、国宝、重要文化財を含む貴重な名宝によってたどる。

京都市京セラ美術館

☆ザ・トライアングル 山本雄教 2023年10月13日~2024年2月12日

MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜 2023年10月20日-2024年1月8日公式サイト

 ヨーロッパで高い人気を誇る、アーバン・アートと現代アートに特化したドイツ・ミュンヘンの美術館 Museum of Urban and Contemporary Art (MUCA)のコレクションを紹介する展覧会。20世紀から21世紀にかけて世界各国の都市を舞台に発表されてきたアーバン・アートは、都市空間から生まれ、言語、文化、宗教、出身地などのあらゆる壁や境界を越えた視点から世界を見つめるアーティストたちによって創られてきた。彼らの作品は、ルールや規則に縛られることなく、私たちの眼を社会の不公正、資本主義、人種差別といった様々な課題に向けさせ、考えることを促している。本展では、世界的な活躍を見せるバンクシー、カウズ、バリー・マッギーなど、10名の作家にスポットを当て、日本初公開の作品を含む、約70点を紹介。ポップ・アートからニューリアリズムまで、25年以上にわたる収集活動を基に設立された世界屈指のMUCAのコレクションを代表する、アーバン・アートの「アイコン」とも呼ぶべき先駆者たちの大胆不敵で独創的な作品の数々が楽しめる。

☆コレクションルーム 秋期 2023年10月27日~12月17日 特集「Tardiologyへの道程」

☆コレクションルーム 冬期 2023年12月22日~2024年2月25日 特集「昭和前期の日本画と古典」

☆第10回日展京都展 2023年12月23日~2024年1月20日

京都市美術館開館90周年記念展 村上隆 もののけ 京都 2024年2月3日~9月1日

 村上隆(1962年生まれ)は、マンガやアニメといったポピュラーカルチャーなどの引用やそれらとのコラボレーションを通して、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきた。そのキャリアは、欧米が事実上の規範となっている国際的なアートシーンに、日本から独自の視点で挑み、刺激を与え続けてきた営みであると言える。高い評価を受ける村上の作品は、世界各地の美術館でコレクションされており、『アートレビュー』誌の「Power 100(アート界で最も影響力のある100人)」には10年連続で選出されている。江戸時代に絵師たちが活躍した京都に深い関心を持ち、インスピレーションを得てきた村上にとって、本展は国内で約8年ぶり、東京以外で初めての個展となる。現在、《かわいい夏休み(黄金の王国の夏休み)》や、「光琳」シリーズなど日本美術に想を得た作品の本展特別バージョンを制作中であるほか、京都とその歴史を参照した数々の新作を構想しており、美しい伝統と都市の活気とが交差する京都を舞台に初公開する。

☆ザ・トライアングル 嶋春香 2024年3月5日~6月23日

☆「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展̶美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」 2024年3月20日~7月7日

美術館「えき」KYOTO

☆石をやく 土をやく 樂雅臣 樂直入 2024年1月2〜29日

☆京都 日本画新展 2024 2024年2月2〜11日

☆イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき 2024年2月17日~3月29日

京都芸術センター

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>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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