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「顕神の夢 ー幻視の表現者ー村山槐多、関根正二から現代まで」碧南市藤井達吉現代美術館(愛知県)で2024年1月5日-2月25日に開催

霊性の尺度で読み直す

 「顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」が 2024年1月5日〜2月25日、愛知・碧南市藤井達吉現代美術館で開催される。碧南市制75周年記念事業、開館15周年記念の展覧会。 

 表現者たちは、自己を超えた言い難い「何か」への憧れや思慕から、その「何か」をとらえるべく身を焦がす思いで制作する。

 それは、宗教の根幹をなす信仰心の発露ともいえる。ときに土俗的な印象を与える作品は、根強く残る心情の証しである。

 本展は、約120点の絵画・彫刻作品を通して、今までモダニズムの尺度により零れ落ち、十分に評価されなかった作品に光をあてる一方、すでに評価が定まった作品を新たな、言わば「霊性の尺度」で測りなおし、それらがもつ豊かな力を再発見する試みである。

展覧会概要

会  期:2024年1月5日(金曜日)~2月25日(日曜日)
※会期中、展示替えがある。
前 期:1月5日(金曜日)~1月28日(日曜日)
後 期:1月30日(火曜日)~2月25日(日曜日)

観覧時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
※2月10日(土曜日)は21:00まで特別開館(入場は20:30まで)

休 館 日:月曜日(1月8日・2月12日は開館)、1月9日(火曜日)、2月13日(火曜日)

観 覧 料:一般900(720)円、高大生600(480)円、小中学生400(320)円
※( )は20名以上の団体料金。未就学児童、市内在住・在学の小中学生・高校生、市内在住の65歳以上、各種障がい者手帳のある人と付き添い1名は無料。受付に証明書を提示する

出品作家

 円空、出口なお、出口王仁三郎、藤井達吉、萬鉄五郎、秦テルヲ、高島野十郎、牧島如鳩、古賀春江、河野通勢、村山槐多、宮沢賢治、橋本平八、岡本天明、長安右衛門、関根正二、岡本太郎、高橋忠彌、三輪田俊助、金井南龍、佐藤溪、横尾龍彦、草間彌生、平野杏子、若林奮、八島正明、横尾忠則、芥川麟太郎、馬場まり子、藤山ハン、石野守一、齋藤隆、真島直子、内田あぐり、黒川弘毅、舟越直木、宮川隆、OJUN、藤白尊、赤木仁、上田葉介、三輪洸旗、黒須信雄、橋本倫、佐々木誠、石塚雅子、三宅一樹、吉原航平、庄司朝美、中園孔二、花沢忍

イベント

記念鼎談「顕神の夢」

日時:1月6日(土曜日)14:00~15:30
登壇者:鎌田東二氏(京都大学名誉教授・本展監修者)、土方明司氏(川崎市岡本太郎美術館館長・本展提案者)、江尻潔氏(足利市立美術館次長・本展提案者)
会場:地下1階多目的室B
定員:60名
聴講無料

真島直子氏アーティスト「ト」トーク

日時:1月20日(土曜日)14:00~(30分程度)
集合:2階ロビー
定員:15名
参加無料、要観覧券

座禅「ト」トーク

本展担当学芸員のギャラリートークを聴講後、美術館から徒歩5分の林泉寺へ行き、座禅体験をする。
日時:1月28日(日曜日)10:00~11:30
定員:20名(先着順)
参加無料、要観覧券

ミュージアムコンサート

日時:2月10日(土曜日)19:00~20:00
開場:18:30
会場:1階ロビー
定員:50名(先着順)
参加無料
※ミュージアムグッズプレゼント付き。
※当日は終演後21時まで夜間特別開館(入場は20:30で)

ワークショップ「カミ×あらわる フシギな世界」

紙コップや厚紙、ペンなどを使ってフシギないきものを作り、みんなの作ったいきものたちであそぶ。
日時:2月25日(日曜日)10:30~12:00/13:30~15:00
講師:小林由依氏(陶芸家)
対象:3歳以上(幼児は保護者付添)
場所:地下1階 創作室
定員:各回15名
参加費:100円

※記念鼎談、アーティスト「ト」トーク、座禅「ト」トーク、ミュージアムコンサート、ワークショップともに、定員になり次第締め切り。電話で、 1.氏名 2.電話番号 3.参加人数を知らせる。

ギャラリートーク

展覧会担当学芸員による展示説明。
日時:1月14日(日曜日)、2月3日(土曜日)、18日(日曜日)
いずれも14:00から約30分
予約不要。観覧券を持って、2階ロビーに集まる。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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