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《愛知県美術館》
☆パウル・クレー展 創造をめぐる星座 2025年1月18日~3月16日
抽象的でありながら、豊かな詩情と物語性のある作品を描いたパウル・クレー(1879-1940)は、日本でも親しまれているスイス生まれの画家。しかしながら、彼が表現主義やシュルレアリスムといった同時代の運動と、どのように関わっていたのかは、あまり知られていない。 スイス・ベルンのパウル・クレー・センターの協力を得て開催する本展では、同時代の芸術家の作品との比較を通じて、歴史を超越した天才、あるいは内省にふける孤高の芸術家としてではなく、多くの人や情報との交差のなかで生きた芸術としてクレーを捉え直す。
☆国際芸術祭「あいち 2025」 2025年9月13日~11月30日 会場:愛知芸術文化センター、瀬戸市の愛知県陶磁美術館、同市まちなか
コンセプト(要約版) by国際芸術祭「あいち2025」芸術監督フール・アル・カシミ
国際芸術祭「あいち2025」は、詩人アドニスの詩集『灰と薔薇の間の時』から出発します。その心情とヴィジョンに共鳴するこの芸術祭は、現在の人間と環境の間の分断を照らし出す国家や領土といった目先の視点からではなく、地質学的な時間軸によって見えてくる未来の展望を提示します。本芸術祭は、極端な終末論と楽観論を中心に据えるのではなく、環境正義*の重なり合う複雑さを扱うことで、自らの責任に向き合い、不正義への加担を自覚するよう促しています。そしてまたこの芸術祭は、破壊と開花のあいまにある陰影のニュアンスや表現、人間と環境の複雑に絡み合った関係を強調します。
世界中から招くアーティストやコレクティブによる作品は、私たちが生きる環境について既に語られている、そしてまだ見ぬ物語を具現化してくれるでしょう。キュレーターの使命とアーティストの作品は、この芸術祭の地域性を掘り下げ、陶磁器や「せともの」の生産に触発された環境の物語を掘り起こします。こうした産業は地域の誇りの源であり、人間と環境の関係の新しく実験的なモデルを模索する本芸術祭の枠組みを支えています。愛知の産業史において、陶磁器生産によって灰のように黒く染まった空は、環境の汚染や破壊よりもむしろ繁栄を意味していました。こうした地場産業や地域遺産は、人間と環境の複雑に絡み合った関係について、ニュアンスに富んだ思考への道を開いてくれるのでしょうか。「灰と薔薇のあいまに」とは、当然視されてきた位置づけやヒエラルキーが解きほぐされるよう、幅を持ち中間にある状態を引き受けること、そのような横断的なあり方なのです。
☆ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢2026年1月3日~3月23日⇨公式サイト
《名古屋市美術館》
☆特別展 空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン 2025年1月11日~3月23日
ジャン=ミッシェル・フォロン(Jean-Michel Folon 1934-2005)は、ベルギーが生んだユニークなアーティスト。詩的でユーモアに富み、やわらかな色彩と軽やかなタッチで表現されたフォロンの作品は、見る人を空想の旅へと連れ出してくれるとともに、この世界で起きているさまざまなことがらへの気づきをもたらす、豊かなメッセージ性をもそなえている。フォロンの没後20年、そして彼が生前に設立したフォロン財団の25周年を記念する本展は、絵画、彫刻、ポスターなどの多彩な作品約230点によって、そのあたたかく深遠な魅力を紹介する。
☆博物館連携事業 なごやのうつりかわり 2025年1月11日~3月23日
《金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)》
《名古屋市博物館》
《徳川美術館》
☆企画展 めでたきかなお正月 2024年1月4~26日
門松を立て、鏡餅を供え、年の初めを祝うお正月は、現在に至るまで日本人の年中行事のなかで最も大切にされた営みである。日本のお正月のさまざまな「めでたい」アイテムや、その由来を紹介しながら年の初めを寿ぐ。
☆特別展 尾張徳川家の雛まつり 2024年2月1日~4月2日
大名家の格式を示す気品ある雛道具や、明治から昭和にかけての尾張徳川家3世代の夫人たちの雛人形が飾られた豪華な雛段飾りなど、春を迎える慶びと華やぎに満ちた品々。
☆企画展 江戸絵画に新風が吹く 2024年2月1日~4月2日
本草学の進歩や文学・芸術における復古思潮などを背景に、江戸時代後半は絵画史にも新たな変化が見られる。名古屋地域でも顕著な新潮流となった「長崎派」「南画」「復古やまと絵派」の作品を紹介する。
☆特別公開 千利休 泪の茶杓 2024年2月22日~3月2日
《ヤマザキマザック美術館》
☆布施知子 ORIGAMI -紙の鼓動- 2024年11月29日~2025年3月23日
《古川美術館(為三郎記念館)》
《愛知県陶磁美術館》
☆国際芸術祭「あいち 2025」 2025年9月13日~11月30日 会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市まちなか
《豊田市美術館》
☆「しないでおく、こと。—芸術と生のアナキズム」 2024年10月12日~2025年2月16日
☆玉山拓郎:FLOOR 2025年1月18日〜5月18日
玉山拓郎(1990年-)は絵画制作を出発点としながら、立体的な造形や光、映像、音を組み合わせたインスタレーションを展開してきた、現在最も注目を集める若手作家の一人。美術館での初めての個展となる本展では、同館の特徴的な展示空間に巨大な物体を貫入させ、未知なる領域を作り出す。
☆生誕120 年 黒田辰秋展(仮) 2025年3月15日〜5月18日
漆、貝、木竹など多様な素材を生かす高い技量と造形力により、独自の足跡を工芸史に残した黒田辰秋(1904-1982年)。華やかさとおおらかさを併せ持つ作品を文人墨客は日常的に愛した。本展では、初期から晩年にいたる代表作に未発表資料も加えて展観し、人間国宝・黒田辰秋の作品世界の真髄にせまる。
☆髙橋節郎館 リニューアル記念展(仮) 2025年1月18日〜5月18日
現代工芸を代表する漆芸家の髙橋節郎(1914-2007年)。髙橋は、これまで生活道具であった漆芸を、屏風や絵画などの美術作品として展開した。本展では、髙橋節郎館のリニューアルオープンを記念して、その革新的な漆作品の数々を紹介する。
☆モネ 睡蓮のとき 2025年6月21日〜9月15日
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)は、一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめた。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆく。モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもあった。そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面だった。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす “大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになる。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、大画面の〈睡蓮〉の数々。このたび、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開となる重要作を多数含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介する。日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となる。
《豊田市博物館》
☆特別展 和食 ~日本の自然、人々の知恵~ 2025年1月18日~4月6日
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて10年。世界中でますます注目の高まる和食を、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史などの多角的な視点から紹介する。日本列島の自然が育んだ多様な食材や、人々の知恵や工夫が生み出した技術、歴史的変遷、そして未来まで、身近なようで意外と知らない和食の魅力に迫る。
☆ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト 2025年6月28日〜9月7日⇨公式サイト
ブルックリン博物館が誇る古代エジプトコレクションから、選りすぐりの名品群が集結。彫刻、棺、宝飾品、陶器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、私たちの想像を超える高度な文化を創出した人々の営みをひも解く。謎に満ちた三千年をともに旅する案内人は、いま注目を集める気鋭のエジプト考古学者、河江肖剰。人々はどんな暮らしを営み、何を食べ、何を畏れていたのか。彼らはどんな言語を話し、何を書き残したのか。ピラミッドはなぜ、どのようにして造られたのか。ミイラに託されたメッセージは。そして死後の世界とは。これまでのエジプト展で見過ごされてきた「知っているようで知らない事実」から最新技術を使ったピラミッドの研究成果まで、映像や音声も交えて紹介する。三千年の謎を掘り起こし、知への探求心を呼び覚ます空間。
《豊田市民芸館》
☆特別展「民窯-食のうつわ」(仮) 2025年1月11日~4月6日
「民窯(みんよう)」とは、一般民衆が日々の生活のなかで使う器や道具などを焼く窯、またはそのやきもの自体を指す。民窯という言葉は「民藝」という言葉とともに昭和初期から広く使われるようになった。今回の展示では、愛知県の瀬戸焼や常滑焼はもちろん、北は岩手県の久慈焼、南は沖縄県の壺屋焼まで、職人の手仕事による食にまつわるやきもの約200 点を紹介する。また本展は豊田市博物館で開催予定の特別展「和食-日本の自然、人々の知恵-」との連携企画として開催する。
《岡崎市美術博物館》
☆改修工事のため休館 2024年9月24日~2026年6月末(予定)
《碧南市藤井達吉現代美術館》
☆足利市立美術館所蔵・浅川コレクション 夢を追いかけた“前衛”の鼓動 2025年1月4日~2月24日
浅川邦夫氏(1932‒)は、半世紀にわたり現代美術を扱うギャラリーに深く関わり、優れた画商としての眼力で蒐集した900 点を越える美術品を、足利市立美術館に寄贈した。本展は“前衛”と呼ばれた時代(1950年代後半‒1970年代初頭)にスポットを当て、小野忠弘・桜井孝身・工藤哲巳の抽象画、中西夏之・菊畑茂久馬・三木富雄のオブジェ、細江英公や羽永光利の写真、ゾンネンシュターンの個性的な色鉛筆画やラウシェンバーグのコラージュなど厳選した国内外の作品群を当時の熱気とともに紹介する。
《豊橋市美術博物館》
☆銅鐸の国 -伊奈銅鐸出土100年- 2024年11月30日~2025年2月2日
1924年に旧小坂井村伊奈から3点の銅鐸が出土し、地元は狂騒に沸き立った。本展は、出土から100年の節目を迎える伊奈銅鐸の里帰りを果たすとともに、国内有数の銅鐸集中地帯である三河・遠江地方を「銅鐸の国」と見なし、出土した銅鐸30点を一堂に会することで、銅鐸の果たした意義と弥生時代の社会を考える。
☆豊橋市民展 前期:2025年1月28日~2月2日 後期:2月4~9日
☆生誕100年 中村正義展 2025年2月22日~3月30日
日本画壇の風雲児と呼ばれた豊橋出身の画家・中村正義の生誕100年を記念する回顧展。正義の周辺作家にも着目し、師・中村岳陵や同門の作家をはじめ、日展時代に影響を受けた髙山辰雄や山本丘人、日展脱退後に交流を深めた片岡球子や横山操などの在野作家も紹介し、台風の目のように周囲を巻き込んで多様な活動を展開した正義の全体像に迫る。
《一宮市三岸節子記念美術館》
☆静物の時代(常設)2024年11月30日~2025年3月6日
☆企画展「中谷ミユキ展―語り合う静物」 2025年1月25日~3月16日
☆ベストセレクション (常設) 2025年3月22日~
《岐阜県美術館》
☆特集:小本章 2025年1月7日〜3月23日
☆特集:フランス19世紀版画 2025年1月7日〜3月23日
☆イメージとイリュージョンー田口コレクションから 2025年1月7日〜3月23日
☆こいつぁ春から縁起がいいわえ 能・歌舞伎・文楽・・・絵画にみる舞台芸術の世界 2025年1月7日〜3月23日
☆IAMAS ARTIST FILE #10 繭/COCOON:技術から思考するエコロジー 2025年1月10日〜3月9日
イタリア出身の哲学者、E.コッチャによれば、「繭」とは「生まれたあとの卵」。テクノロジーについての近代的な考えを反映させるこの思想は、新しい技術哲学を紡ぎます。クワクボリョウタ、J.L.ボワシエ らによる豊かな芸術表現を通じて、エコロジー問題にアプローチします。
☆第12回円空大賞展 2025年1月24日〜3月9日
《岐阜県現代陶芸美術館》
☆人間国宝 加藤孝造 追悼展 2024年11月30日~2025年3月16日
重要無形文化財「瀬戸黒」の保持者(人間国宝)で、2023年に他界した加藤孝造の回顧展。加藤は10 代のころより、画家を目指して日展(洋画)で入選を重ねるが、五代加藤幸兵衛、荒川豊蔵の指導によって陶芸の道に進み、穴窯での制作を追求した。展覧会では、初期の洋画から岐阜県陶磁器試験場時代の鉄釉作品、独立後に終生挑んだ瀬戸黒をはじめ志野や黄瀬戸、さらには作陶の傍らで晩年まで描き続けた水墨画まで、そのすべてを紹介する。
☆卒寿記念 人間国宝 鈴木藏の志野展 2025年3月29日~6月1日
美濃陶芸の現在を代表する重要無形文化財「志野」の保持者(人間国宝)、鈴木藏(1934年生まれ)の力強い表現力を紹介する。薪窯でしかできないとされていた志野をガス窯で焼成し、美濃桃山陶の伝統表現を現代の心と技で革新してきた。卒寿を機に開催される本展では、70年以上にわたる作陶の軌跡をたどり、鈴木の志野の真髄に触れることができる。
《三重県立美術館》
《三重県総合博物館》
☆開館10周年・三重県総合文化センター開館30周年記念特別展・第39回企画展 金曜ロードショーとジブリ展 2025年1月31日~4月11日
スタジオジブリは、高畑勲監督(伊勢市出身)や宮﨑駿監督らの作品を中心に、数々の優れたアニメーション映画を世に送り出してきた。その作品が多くの人に愛されるきっかけを作り、ともに育んできたのが日本テレビの映画番組「金曜ロードショー」である。本展では、「金曜ロードショー」の歩みをたどりながら、ジブリ作品の魅力を時代の記憶と記録を通じて体感できる。会場では、これまで語られなかった作品の秘密が明かされるほか、作品の世界に飛び込めるようなさまざまな空間が登場する。
《亀山トリエンナーレ》
《静岡県立美術館》
☆生誕140年記念石崎光瑤 2025年1月25日〜3月23日
まばゆいばかりに輝く花鳥画。明治後期から昭和初期に京都で活躍した画家・石崎光瑤(1884 –1947)が切り開いた、豊麗な色彩溢れる独自の世界である。富山に生まれた光瑤は、江戸琳派の山本光一に学んだのち、京都に出て竹内栖鳳に入門。大正5年(1916)にインドを訪れて熱帯の風物に魅せられたのを機に、絢爛、濃密な花鳥画の世界を確立した。狩野派の障壁画など日本の古画にも真摯に学んだが、特に、大正末期というごく早い時期に伊藤若冲に注目し、若冲再評価の先駆けになった点は重要。 花と鳥の理想郷を目指して探求を続けた光瑤。その画業を全国規模で紹介する初めての展覧会となる。
☆ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト 2025年4月19日〜6月15日⇨公式サイト
ブルックリン博物館が誇る古代エジプトコレクションから、選りすぐりの名品群が集結。彫刻、棺、宝飾品、陶器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、私たちの想像を超える高度な文化を創出した人々の営みをひも解く。謎に満ちた三千年をともに旅する案内人は、いま注目を集める気鋭のエジプト考古学者、河江肖剰。人々はどんな暮らしを営み、何を食べ、何を畏れていたのか。彼らはどんな言語を話し、何を書き残したのか。ピラミッドはなぜ、どのようにして造られたのか。ミイラに託されたメッセージは。そして死後の世界とは。これまでのエジプト展で見過ごされてきた「知っているようで知らない事実」から最新技術を使ったピラミッドの研究成果まで、映像や音声も交えて紹介する。三千年の謎を掘り起こし、知への探求心を呼び覚ます空間。
《静岡市美術館》
☆キース・へリング展 アートをストリートへ 2024年11月28日〜2025年1月19日
明るくポップなイメージで世界中に多くのファンを持つキース・ヘリング(1958-1990)。「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートなど日常にアートを拡散させ、混沌とする社会への強いメッセージを発信し続けた。本展では中村キース・ヘリング美術館の所蔵品を中心に、絵画や版画、ドローイングなど約150点の作品を通して、31年という短い生涯を駆け抜けたヘリングの多彩な表現活動を紹介する。
☆北欧の神秘 ―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画 2025年2月1日〜3月26日
19世紀後半から20世紀前半にかけて、北欧の国々では豊かな自然風景や都市の景観、古くから伝わる神話、おとぎ話を題材として、数々の絵画作品が手がけられた。本展ではノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館が所蔵する約70点の作品を通して、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの絵画史をひも解く。日本でも有名なノルウェー出身のエドヴァルド・ムンクを筆頭に、北欧の画家たちが紡ぎ出す幻想的な絵画世界を紹介する。
☆パウル・クレー展 創造をめぐる星座 2025年6⽉7⽇〜8⽉3⽇
☆きもののヒミツ 友禅のうまれるところ 2025年10月25日~12月21日
近世から近代のきものの優品や、近世の流行を支えた雛形本などの資料、さらに円山応挙から始まる京都画壇の展開と染織図案との関わり、図案を染織作品へと応用する過程、染織図案の流行が他の工芸品とも共有するものであったことも紹介。これまでにない視点から「きもののヒミツ」に迫る。
《MOA美術館》
☆吉田博 今と昔の風景 2024年11月29日〜2025年1月21日
明治から昭和にかけて、わが国の西洋画壇を牽引した吉田博(1876-1950)が、49 歳からてがけた木版画約70点を展観。山岳を愛した博が自然に没入する中で生まれた作品の数々を紹介するとともに、現在の風景写真も対比して展示する。また博による独創的な技術で表現された作品の魅力をオリジナル映像で紹介する。
《長野県立美術館》
☆信州から考える 絵画表現の50年 2025年2月1日~4月6日
第二次世界大戦が終結した1945(昭和20)年から、未曾有の大災害が起こり、戦後史の転換期ともいわれる1995年までの50年間。本展では長野県にゆかりある作家、池田満寿夫や草間彌生、辰野登恵子などの作品を辿ることにより、激動の社会の流れに挟まれた50年間に表出した「絵画」という基本的なメディアの変遷を再考する。
《松本市美術館》
☆フィロスコレクション ロートレック展 時をつかむ線 2025年1月18日〜4月6日
《松本市立博物館》
《北アルプス国際芸術祭》
《セゾン現代美術館》
2023年11月1日から2026年4月(予定)まで長期休館
《金沢21世紀美術館》
☆すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー 2024年11月2日~2025年3月16日
動物や植物、それに身近に転がる様々なモノたち。人間を取り巻く、あらゆる存在と共にダンスするように、この地球の抱える諸処の問題を乗り越えたい。金沢21世紀美術館は、開館20周年を迎える今年、「新しいエコロジー」という年間テーマに呼応して、本展を開催する。社会や精神までを含みうる、総合的なエコロジー理論の行く末を、アーティストの鋭敏な感性と観察を通じて作品として展示する。また本展では、同じヴィジョンを共有する科学者や哲学者などの研究者たちと協働し、専門的な内容を視覚化、可感化することで、感覚を通した学び(Sensory Learning)として見るものに伝える。辺境を含めたアフリカ、南アメリカ、アジア、欧米の芸術家、クリエイターが集い、美術館空間の中でお互いにダンスを踊るように生命と共に生き延びるための知恵を分かち合う。鈴木大拙を生んだこの金沢の地ですべてのものを包摂するヴィジョンが共生のプラットフォームとなる。
《石川県立美術館》
《国立工芸館》
☆所蔵作品展 反復と偶然の工芸展(仮称) 2024年12月17日~2025年2月24日
反復と偶然という対照的な言葉を鍵に、工芸・デザイン作品を紹介。反復する技術が造形につながる作品や、複数揃える用途のあるものなど、反復から生まれる形には工芸やデザインならではの特徴がみられる。一方で、自然素材がもつ偶然性が反復を打ち破り、作品の魅力となることもある。両極の特徴から工芸の魅力を探る。
☆所蔵作品展 花と暮らす展 2025年3月14日~6月22日
日本には春夏秋冬の四季があり、季節ごとの花や色彩を生活に取り入れ、日々の暮らしを楽しんできた。本展では国立工芸館の所蔵品を中心に、春から夏にかけて咲いている花をテーマにした工芸・デザイン作品を紹介する。身の回りにある花々だからこそ、それぞれの技法や個性が際立つ。身近な自然と工芸・デザインの関係に注目する。
《富山県美術館》
☆没後20年 東野芳明と戦後美術 2025年1月25日~4月6日
《富山県水墨美術館》
☆卒寿記念・人間国宝―鈴木藏の志野展 2024年11月22日~2025年1月19日
日本を代表する陶芸家であり、「志野」における重要無形文化財保持者(人間国宝)、鈴木藏(1934生まれ)の作陶の軌跡と今を紹介する卒寿記念展。初期から最新作までの優品を通して、その神髄に触れる。
☆ひらけ墨画ワールド・園家誠二―つくる世界・そだてる絵 2025年2月21日~
水墨画ワークショップで子どもたちが制作した作品と、講師をつとめる富山県出身の画家・園家誠二の作品を展示する。作品と共に、日本画に使われる画材なども紹介する。
《福井県立美術館》
☆コレクション展 旅するコレクション~海を渡った画家たち~ 2024年12月19日~2025年2月24日
☆コレクション展 生きもの大集合! 2024年12月19日~2025年1月19日
☆いざ、冒険へ!めくるめく物語の世界~ルネサンスから絵本まで/新収蔵作品展 2025年3月4~30日
《滋賀県立美術館》
☆滋賀県立美術館開館40周年記念「BUTSUDORI展(仮)」 2025年1月18日〜3月23日
ふと目に入った日常の「モノ」にレンズを向ける。カメラを手にしたことのある人であれば、誰しもが経験したことがある行為。「モノ」を撮影するということが、写真家の表現や意図において、いかにその役割を果たしてきたのか。そして私たちの社会にいかに影響を与えてきたのか。「モノ」を撮影すること、「BUTSUDORI」写真の奥深さを展覧会を通じて考える。
《佐川美術館》
《MIHO MUSEUM》
《滋賀県立陶芸の森》
☆シリーズ・やきもの×グルメII ー近江の古陶磁を味わう・・・故国の料理とともにー 2025年3月15日〜6月22日
《京都国立近代美術館》
☆生誕120 年 黒田辰秋(仮称) 2024年12月17日~25年3月2日
☆〈若きポーランド〉―色彩と魂の詩 1890-1918 2025年3月25日~6月29日
☆きもののヒミツ 友禅のうまれるところ 2025年7月19日~9月15日
近世から近代のきものの優品や、近世の流行を支えた雛形本などの資料、さらに円山応挙から始まる京都画壇の展開と染織図案との関わり、図案を染織作品へと応用する過程、染織図案の流行が他の工芸品とも共有するものであったことも紹介。これまでにない視点から「きもののヒミツ」に迫る。
《京都国立博物館》
☆新春特集展示 巳づくし―干支を愛でる― 2025年1月2日~2月2日
☆特集展示 雛まつりと人形 2025年2月15日~3月23日
☆特別展「日本、美のるつぼ ― 異文化交流の軌跡」 2025年4月19日〜6月15日
☆特別展「宋元仏画ー蒼海を越えたほとけたち」 2025年9月20日~11月16日
《京都市京セラ美術館》
☆第11回日展京都展 2024年12月21日~2025年1月18日
☆コレクションルーム 冬期 2025年1月10日〜2月24日 特集「世界が見惚れた京都のやきもの〜明治の神業」
☆特別展「蜷川実花(仮称)」 2025年1月11日〜3月30日
写真家・映画監督の蜷川実花による、関西ではじめてとなる美術館での大型個展。日常の中にある儚い美しさを永遠の存在として昇華する蜷川実花の制作姿勢を体現した作品の数々が、研究者や建築家、音楽家といった異なる分野の才能と共創された空間の中で構成される。大型の映像インスタレーションを含む多様な手法で表現された作品群は互いに関連し合い、暗闇から鮮烈な色彩まで様々な表情を持ち、静かに鑑賞者の感情を揺さぶる。まるで人工の楽園を歩むかのような展示は、現代社会でたおやかに光を見出す彼女の作品世界をナラティブに追体験させ、内省的な旅へと鑑賞者をいざなう。
☆ザ・トライアングル 坂本森海 2025年1月11日〜3月16日
☆ザ・トライアングル 迎英里子 2025年3月29日〜6月1日
☆モネ 睡蓮のとき 2025年3月7日〜6月8日⇒公式サイト
印象派を代表する画家のひとりとして親しまれる、クロード・モネ。その晩年の制作に焦点をあてた本展では、マルモッタン・モネ美術館の珠玉のコレクションおよそ50点に加え、日本国内に所蔵される名品の数々から、“印象派を超えた”モネの芸術の豊かな展開をたどる。なかでも注目なのは、〈睡蓮〉の大画面に取り囲まれ、たゆたう水と一体になるかのような展示空間。画家が長い道のりの果てにたどり着いた境地である。