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  • 2019年8月10日
  • 2023年2月14日

あいちトリエンナーレ リポート 豊田市美術館・同市駅周辺①

高嶺格  豊田市美術館・豊田市駅周辺会場の作品群も大変興味深く、全体に充実していた。最初に紹介したいのが、豊田市美術館横の旧豊田東高校跡(建築家・坂茂設計による豊田市博物館の建設予定地、2024年秋開館予定)に展示された高嶺格の作品である。  彼の作品は従来から政治性、社会性が強く、正義に裏打ちされ […]

  • 2019年8月9日
  • 2021年5月1日

人生を変えた韓国アニメーション「フェルーザの夢とともに」

 2019年7月6、7日に名古屋・栄の愛知芸術文化センターで開かれた独立系映画祭「花開くコリア・アニメーション2019+アジア」に合わせ、ドラマチックな現実の実写映像とアニメーションが融合した作品「フェルーザの夢とともに」の特別上映に合わせゲストとして名古屋を訪れた韓国のアニメーション作家、キム・イ […]

  • 2019年8月8日
  • 2024年8月16日

表現の不自由展再開の声高まる、脅迫の男は逮捕

 2019年8月8日の中日新聞、朝日新聞などによると、あいちトリエンナーレ2019で、慰安婦を象徴する少女像などを展示する「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、市民団体などから、展示再開や議論の場を求める声が高まっている。美術評論家連盟も意見表明を発表。一方、愛知県警は7日、「ガソリン携行 […]

  • 2019年8月7日
  • 2019年8月7日

表現の不自由展中止、実行委が質問状

 2019年8月7日の朝日新聞や中日新聞などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止になったのを受け、不自由展の実行委が6日、トリエンナーレの実行委会長である大村秀章愛知県知事宛ての公開質問状を提出。中止の理由明示、展示の再開などを求めた。 両紙によると、中止に際 […]

  • 2019年8月6日
  • 2019年8月6日

あいちトリエンナーレ・表現の不自由展中止 波紋広がる

 あいちトリエンナーレ2019の国際現代美術展の企画「表現の不自由展・その後」が中止となった波紋を、2019年8月6日の朝刊各紙が伝えている。各紙とも報道しているのが、トリエンナーレ実行委の会長、大村秀章愛知県知事と、会長代行の河村たかし名古屋市長による、表現の自由を保障する憲法21条を巡る対立だ。 […]

  • 2019年8月5日
  • 2021年6月4日

あいちトリエンナーレ[表現の不自由展・その後]中止 会場・作品ルポ

表現の不自由展・その後  2019年8月4日の中日新聞、朝日新聞などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の国際現代美術展の中の「表現の不自由展・その後」で、慰安婦を象徴する少女像などへの批判や抗議が相次ぎ、名古屋市の河村たかし市長からも展示中止などを求める抗議文が提出された問題で3日、トリエン […]

  • 2019年8月3日
  • 2024年8月12日

あいちトリエンナーレ 慰安婦少女像で混乱

 2019年8月3日の朝日新聞、中日新聞などによると、愛知県で開催中の「あいちトリエンナーレ2019」の国際現代美術展内の企画展示「表現の不自由展・その後」に対して、名古屋市の河村たかし市長が展示作品の一つ、従軍慰安婦を象徴する少女像の展示中止を含めた適切な対応を求める抗議文を大村秀章愛知県知事に出 […]

  • 2019年8月3日
  • 2025年4月29日

あいちトリエンナーレ開幕 見どころを速報

約90人(組)のアーティストが参加  「情の時代」をテーマに、あいちトリエンナーレ2019が2019年8月1日、開幕した。10月14日まで、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、豊田市美術館、名古屋市内の四間道・円頓寺エリアなどを会場に多ジャンルの現代芸術が展開される。  この記事では、7月31日、 […]

  • 2019年7月30日
  • 2021年8月28日

久野真展(刈谷市美術館) 木本文平さん、庄司達さんの対談から

 鉄、鉛、ステンレスなど金属による「絵画」を追究した久野真さん(1921〜98年)の展覧会「久野真展—Metal Works—」が2019年7月23日、愛知・刈谷市美術館で始まった。9月1日まで。入場無料。7月19〜27日には名古屋画廊でも久野真展が開かれた。27日には、久野さんをよく知る愛知・碧南 […]

  • 2019年7月28日
  • 2023年5月2日

後藤泰洋展—ドローイング&コラージュ—「89歳 表現に生きる」

ギャラリーA・C・S(名古屋) 2019年7月26〜28日  89歳になる愛知県一宮市の美術家、後藤泰洋さんがA・C・Sで2015年以来、4回目となる個展を開いた。会期はいずれも3日間。  後藤さんは以前、体調が良い時には毎回のようにA・C・Sの展覧会に足を運び、後日、ファクスで寄せた感想、批評の文 […]

  • 2019年7月24日
  • 2019年7月25日

豊田でクリムト展始まる

 愛知・豊田市美術館で2019年7月23日、「クリムト展 ウィーンと日本1900」が始まった。10月14日まで。19世紀末ウィーンを代表する巨匠、グスタフ・クリムト(1862〜1918年)の没後100年と日本オーストリア友好150周年を記念する展覧会で、国内で開催されたクリムト展では、過去最高の油彩 […]

  • 2019年7月23日
  • 2021年7月10日

平川典俊個展 Seeking a Light

STANDING PINE(名古屋) 2019年7月13日〜8月10日  ニューヨークを拠点に既存の制度、慣習に揺さぶりをかける、批評性の強い作風で知られる平川は死や性などのタブー、生理、反動的な社会システムや歴史に感傷を排して果敢に挑み、時に反社会的な挑発さえ孕む作品を展開してきた。こうした作品の […]

  • 2019年7月19日
  • 2019年9月30日

先間康博 long tale

Gallery HAM(名古屋) 2019年5月18日〜6月29日  先間さんはここ10年以上、ずっとリンゴ園を撮り続けている。長野県の飯田市周辺から北上し、長野市辺りで撮影した後、最近はもっぱら津軽平野まで出かけるらしい。リンゴ園が多く連なり、広く視野が取れるのが津軽の良さだという。なぜ、先間さん […]

  • 2019年7月18日
  • 2023年11月24日

大﨑のぶゆき展「漂白する、現像する、そして共有する」ガレリア・フィナルテ(名古屋)で2019年7月13日-8月3日

ガレリア・フィナルテ(名古屋) 2019年7月13日〜8月3日  東日本大震災が起きた後、津波の被害を受けた地域では、波にさらわれたドロドロの家族のアルバム写真を必死に捜し、水で流す姿がテレビで放映された。家や家族を失った時、幸福な記憶のよすがとなるのがアルバムの写真。思い出の写真を水できれいにする […]

  • 2019年7月18日
  • 2023年2月14日

豊田市博物館の設計は坂茂さん

 2019年7月18日の読売新聞などによると、新築される豊田市博物館(愛知県)の設計者に、建築家の坂茂さんの建築設計事務所(東京)が決まった。 同紙によると、公募型プロポーザル方式で、同市が17日に同事務所と契約した。坂さんはフランス国立芸術文化センター分館「ポンピドーセンター・メス」、大分県立美術 […]

  • 2019年7月16日

村山槐多展 激混みの講演会を聞く

 2019年6月1日〜7月15日に愛知県岡崎市のおかざき世界子ども美術博物館で開かれた「没後100年 岡崎が生んだ天才 村山槐多展 衝撃の新発見、約100点を一挙初公開!!」は、多くの観客を集めて閉幕した。継続的に村山槐多(1896〜1919年)を調査研究してきた学芸員で副館長代行の村松和明さんによ […]

  • 2019年7月15日

観光地化する美術館

 本稿は芸術批評誌「REAR」(2009年の20号)に掲載された。  個々の展覧会による動員の多寡だけではなく、市民や観光客を引き寄せる集客/交流/観光施設としての美術館の成否が問われるようになってきた。金沢21世紀美術館(石川県)はそうした成功例の一つであろうし、新しいところでは十和田市現代美術館 […]

  • 2019年7月11日
  • 2022年9月25日

柴田麻衣個展 Gallery 芽楽(名古屋)2019年

Gallery 芽楽(名古屋) 2019年7月6〜21日  柴田さんは1979年、愛知県生まれ。名古屋芸大と同大学院をで版画などを学んだ。2020年、2021年の個展レビューはこちら。2022年の個展レビューはこちら。  2019年の個展タイトルが、「culture」の文字を斜めの棒線で消したデザイ […]

  • 2019年7月10日
  • 2024年2月28日

あいちトリエンナーレ映像プログラム発表

 8月から始まる「あいちトリエンナーレ2019」の映像プログラムの全容が発表された。9月15〜29日、名古屋・栄の愛知芸術文化センター12階、アートスペースAを会場に、国内外の14組の15作品を上映する。今年のカンヌ国際映画祭批評家週間の特別招待部門に正式出品された富田克也監督の「典座−TENZO− […]

  • 2019年7月8日
  • 2021年8月22日

市橋安治 初期の版画 1973〜76  市橋さんを偲んで

ギャラリーA・C・S(名古屋) 2019年7月6〜20日  「1971年 23歳、スペイン・マドリッドでゴヤの版画と出会った」。案内のはがきにそう記されていた名古屋の画家、市橋さんの初期の銅版画、シルクスクリーンを紹介する展示である。  展覧会直前、70歳で他界されると誰が思っただろうか。旅立たれた […]

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