- 2019年6月6日
- 2019年7月17日
竹田大助の謄写版モノタイプ「Kへのオマージュ」をめぐって 1950年代の沈黙ともう一つの沈黙
序 沈黙について 「豊穣なカオスから眼覚めるコスモスへの渇望を僕の喉に啓へた熱い沈黙の画家へ」。古びた詩集の表紙をめくると、いくらか鋭角的な文字でこう書かれてある。今からちょうど五十年前の1955年5月、最初で最後の詩集を発表した若き詩人、前田耕(1935年、名古屋市生まれ)が、その一冊を親友だっ […]
序 沈黙について 「豊穣なカオスから眼覚めるコスモスへの渇望を僕の喉に啓へた熱い沈黙の画家へ」。古びた詩集の表紙をめくると、いくらか鋭角的な文字でこう書かれてある。今からちょうど五十年前の1955年5月、最初で最後の詩集を発表した若き詩人、前田耕(1935年、名古屋市生まれ)が、その一冊を親友だっ […]
なうふ現代(岐阜) 2019年5月18日〜6月9日 岐阜市のギャラリー「なうふ現代」での国島征二展の初日。午後にギャラリーを訪れると、既に国島さんは「命の水」と称する冷酒を飲みながら、早い時間に訪れた旧知の作家らと語らいの中にあった。 新聞記者として美術を担当するようになった25年ほど前から付き […]
改修工事のため休館していた豊田市美術館が2019年6月1日にリニューアルオープンし、式典が開かれた。太田稔彦市長は「所蔵品から約150点と市が誇る織田信長像が展示でき、まさに豊田市の底力を示すオープニングになった。派手ではないが、市民目線、お客さん目線のリニューアルになった」とあいさつ。続いて、村 […]
Gallery NAO MASAKI(名古屋) 2019年5月18日〜6月2日 Gallery NAO MASAKIの佐藤貢さんの個展は、新作のシリーズに旧作を加え、見応え十分だった。自分の元に流れ着いた、あるいは、たまたま出合ったおびただしい「ゴミ」をブリコラージュのように集積させていく。釣り糸 […]