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米国の写真家ロバート・フランクさん死去

 2019年9月11日の朝日新聞などによると、フォトドキュメンタリーの草分けとして知られる米国の写真家、ロバート・フランクさんが9日に亡くなった。94歳。米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。
 1924年、スイスに生まれ、1947年、23歳で米ニューヨークに移り住んだ。米国横断の撮影旅行の写真をまとめた「The Americans(アメリカ人)」がその後の写真界に大きな影響を与えた。58年にフランスで出版され、翌59年の米国版では、ビートニクを代表する作家のジャック・ケルアックが序文を書いた。変貌著しい戦後の米国社会で、市井の人々の日常に潜む疎外感や不安、孤独などの実相を捉え、直感的、主観的でありながら繊細な緊張感に満ちた白黒写真で知られる。クラシックな写真技法を避け、スナップショットという新境地を開くなど、20世紀に最も影響を与えた写真家の1人。