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あいちトリエンナーレ 《ReFreedom_Aichi》が活動開始

「あいちトリエンナーレ2019」で中止に追い込まれた「表現の不自由展・その後」など、これまでに中止・変更となった全ての展示の再開を目指そうと設立されたプロジェクト《ReFreedom_Aichi》が14日、具体的な活動を始めた。
トリエンナーレの会場の一つ、愛知芸術文化センターで、「表現の不自由展・その後」と「CIR〈調査報道センター〉」につながる、閉鎖された展示室の扉に、再開を求める来場者の声や、生活の中で不自由を感じた体験などを書いた赤、ピンク色の用紙を貼り付けていった。方法論は、出品作家の1人で、名古屋市美術館の会場で展示しているモニカ・メイヤーさんが世界各地で実践してきたプロジェクト《The Clothesline》を参考にしている。メイヤーさんは、「表現の不自由展・その後」の中止に抗議し、現在、展示内容を変更している。

 8月3日の「表現の不自由展・その後」中止以降、個別に発言してきた国内外の30組余りのアーティストが連帯し、アーティストと観客の声を愛知県など運営側に届け、提案、交渉する活動の一環。「#YOurFreedom」と題し、再開を求める来場者の意見や、SNSなどを通じて集まった声を集め、アーティストらが扉に貼っていく。

ReFreedomAichi
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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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