- 2019年9月15日
- 2022年11月12日
平川祐樹個展 Years Later
STANDING PINE (名古屋) 2019年9月14日〜10月14日 9分でループされる新作の映像が展示された。映画を考古学的に探求し、緻密な創作過程を経て作品化された、見所の多く知的な展示である。名古屋周辺にいる現代美術の関係者、特に映像作品に注目する向きには、平川の新シリーズの最初の作品 […]
STANDING PINE (名古屋) 2019年9月14日〜10月14日 9分でループされる新作の映像が展示された。映画を考古学的に探求し、緻密な創作過程を経て作品化された、見所の多く知的な展示である。名古屋周辺にいる現代美術の関係者、特に映像作品に注目する向きには、平川の新シリーズの最初の作品 […]
大島は、島全体が国立のハンセン病療養所「大島青松園」になっている。国の強制隔離政策で大島に施設がつくられたのは1909(明治42)年。以後の100年余で、2000人を超える人が大島で亡くなった。 1958年ごろの入所者数は700人以上、2019年9月現在は52人で、平均年齢は約85歳だという。1 […]
N-MARK 5G(名古屋) 2019年9月7〜29日 「あいちトリエンナーレ2019」で中止となった「表現の不自由展・その後」にも出品していた岡本光博の個展。企画・運営は、愛知県岡崎市のmasayoshi suzuki galleryである。 岡本は、ルイ・ヴィトンのフェイクか本物か非公開のバッ […]
ブックショップ・ギャラリーのON READING(名古屋市千種区東山通5−19 カメダビル)で2019年8月31日〜9月16日、北海道の小さな丸太小屋で自給自足の生活を営んでいた「弁造さん」の下絵を紹介する「弁造さんのエスキース展」が開かれている。写真家の奥山淳志さんによる著書「庭とエスキース」(み […]
GALERIE hu:(名古屋) 2019年8月24日〜9月14日 1974年、富山県生まれの清河は、しばらく創作期間を持った後、東京都内の造形会社に10年間勤務。現在は、そこでの活動を踏まえ、富山県黒部市の「STUDIO/HOT」を拠点に、造形職人として、イベントなどでの各種造型物や美術作品の受 […]
gallery N(名古屋) 2019年8月24日〜9月8日 多摩美術大学で陶を専攻した後、東京芸術大大学院美術研究科先端表現科を2017年に修了した若手、折原智江のテーマは「生と死」。前回2017年の同じ画廊での個展のタイトルは「死なないセレモニー」と、荒川修作を彷彿とさせるものだった。 その […]
Gallery NAO MASAKI(名古屋) 2019年8月31日〜9月15日 1979年、名古屋市生まれの大森準平が海外を意識する中で逆説的に目を向けたのが「日本」だった。ここ10年ほど取り組むのは、豊かな立体的装飾に富んだ縄文時代の火焔型土器の現代版。大森は、岡本太郎がそうであったように、衝 […]
「空間に線を引く 彫刻とデッサン展 橋本平八から現代の彫刻家まで」が2019年8月10日から9月23日まで、愛知・碧南市藤井達吉現代美術館で開かれている。今春から、平塚市美術館(神奈川)などを会場に開かれてきた巡回展。彫刻とデッサンを作家ごとに対置させ、タイトルでは「彫刻/と/デッサン」と彫刻とデッ […]
キュンチョメ、津田道子、岩崎貴宏、毒山凡太朗 アート・ユニットのキュンチョメは、性別を超えた人たちとその人の名前をテーマにした2つの映像作品を展示した。性別を変え、自分の名前を自分の意思で変えた人を訪ね、インタビュー形式で登場させた作品は、「男性」「女性」という性別の二分法さえ超越し、出生時に割り […]
ケンジタキギャラリー(名古屋) 2019年8月24日〜10月12日 東京・森美術館での大規模な塩田千春個展「魂がふるえる」(10月27日まで)を見た人も多いのではないだろうか。回顧展ともいうべき展示は、幼い頃や学生の時の絵画や地縁血縁ともいえる作家の背景から、大空間のインスタレーション、病気再発 […]
2019年8月24日の朝日新聞、中日新聞などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた問題で、参加アーティストの1人、田中功起さんが展示の変更である「再設定」を申し出た。9月3日から展示室の入り口を半分閉鎖し、中に入れなくする一方、9月7日からの土曜日 […]
藤井光、モニカ・メイヤー、青木美紅、桝本佳子 藤井は、歴史的事象を再演する手法で、社会の不可視の領域を構造的に批評する。今回は、戦時下の日本のアジア侵略と現代のアジアの経済的主従関係をリンクさせたマルチ・スクリーンの映像インスタレーションを出品。映像の一つは、1940年代の日本統治下の台湾で製作さ […]
2010年以来、4回目となる瀬戸内国際芸術祭。男木島では、ベネチア・ビエンナーレなど国際展常連のドイツのアーティスト、グレゴール・シュナイダーによる、焼けて真っ黒に炭化した家が「死の世界」を見せながら、真っ黒な立木に芽吹いた薄緑が未来の再生の予兆をかすかに象徴していた。 その近くの廃墟の家では、 […]
「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止になり、一部の参加アーティストから、2019年8月12日付「ARTnews」(web) のオープン・レターで声明が出されたのを受け、トリエンナーレ事務局は2019年8月23日夜、津田大介芸術監督がオープン・レターへの回答を各アーティ […]
N-MARK 5G(名古屋) 2019年8月2〜25日 大泉和文は、東京都現代美術館などで1996年に開催された「未来都市の考古学」展に、ルネッサンス期から20世紀にかけて、人類が思い描いた理想の都市像のCG制作などで参加したと記憶している。地元ではその後、中京大学アートギャラリーC・スクエアで2 […]
Gallery NAO MASAKI(名古屋) 2019年7月27日〜8月11日 昨年11月に79歳で亡くなった堀尾貞治さんと、アナーキーなパンク書家の若手ハシグチリンタロウさんの2人展。 なお、2021年4月のハシグチさんの個展はこちらを参照。 2人を組み合わせたのは、ギャラリストなのだが、 […]
「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」の中止に伴い、展示の一時停止などを求める声明を出していた海外9作家のうち、8組の展示中止や、展示内容の変更が2019年8月20日から実施された。対応協議中だったウーゴ・ロンディノーネさんは、展示を継続することになった。作品を改変することで […]
三重県立美術館(三重県津市)の柳原義達記念館で2019年7月6日〜9月29日、次代を担う美術家を発信するシリーズ「 Y2 project」の第一弾として、「中谷ミチコ その小さな宇宙に立つ人」展が開かれている。 同美術館で、戦後日本の具象彫刻界を代表する柳原義達(1910〜2004年)の展覧会 […]