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2019年7月

  • 2019年7月30日
  • 2021年8月28日

久野真展(刈谷市美術館) 木本文平さん、庄司達さんの対談から

 鉄、鉛、ステンレスなど金属による「絵画」を追究した久野真さん(1921〜98年)の展覧会「久野真展—Metal Works—」が2019年7月23日、愛知・刈谷市美術館で始まった。9月1日まで。入場無料。7月19〜27日には名古屋画廊でも久野真展が開かれた。27日には、久野さんをよく知る愛知・碧南 […]

  • 2019年7月28日
  • 2023年5月2日

後藤泰洋展—ドローイング&コラージュ—「89歳 表現に生きる」

ギャラリーA・C・S(名古屋) 2019年7月26〜28日  89歳になる愛知県一宮市の美術家、後藤泰洋さんがA・C・Sで2015年以来、4回目となる個展を開いた。会期はいずれも3日間。  後藤さんは以前、体調が良い時には毎回のようにA・C・Sの展覧会に足を運び、後日、ファクスで寄せた感想、批評の文 […]

  • 2019年7月24日
  • 2019年7月25日

豊田でクリムト展始まる

 愛知・豊田市美術館で2019年7月23日、「クリムト展 ウィーンと日本1900」が始まった。10月14日まで。19世紀末ウィーンを代表する巨匠、グスタフ・クリムト(1862〜1918年)の没後100年と日本オーストリア友好150周年を記念する展覧会で、国内で開催されたクリムト展では、過去最高の油彩 […]

  • 2019年7月23日
  • 2021年7月10日

平川典俊個展 Seeking a Light

STANDING PINE(名古屋) 2019年7月13日〜8月10日  ニューヨークを拠点に既存の制度、慣習に揺さぶりをかける、批評性の強い作風で知られる平川は死や性などのタブー、生理、反動的な社会システムや歴史に感傷を排して果敢に挑み、時に反社会的な挑発さえ孕む作品を展開してきた。こうした作品の […]

  • 2019年7月19日
  • 2019年9月30日

先間康博 long tale

Gallery HAM(名古屋) 2019年5月18日〜6月29日  先間さんはここ10年以上、ずっとリンゴ園を撮り続けている。長野県の飯田市周辺から北上し、長野市辺りで撮影した後、最近はもっぱら津軽平野まで出かけるらしい。リンゴ園が多く連なり、広く視野が取れるのが津軽の良さだという。なぜ、先間さん […]

  • 2019年7月18日
  • 2023年11月24日

大﨑のぶゆき展「漂白する、現像する、そして共有する」ガレリア・フィナルテ(名古屋)で2019年7月13日-8月3日

ガレリア・フィナルテ(名古屋) 2019年7月13日〜8月3日  東日本大震災が起きた後、津波の被害を受けた地域では、波にさらわれたドロドロの家族のアルバム写真を必死に捜し、水で流す姿がテレビで放映された。家や家族を失った時、幸福な記憶のよすがとなるのがアルバムの写真。思い出の写真を水できれいにする […]

  • 2019年7月18日
  • 2023年2月14日

豊田市博物館の設計は坂茂さん

 2019年7月18日の読売新聞などによると、新築される豊田市博物館(愛知県)の設計者に、建築家の坂茂さんの建築設計事務所(東京)が決まった。 同紙によると、公募型プロポーザル方式で、同市が17日に同事務所と契約した。坂さんはフランス国立芸術文化センター分館「ポンピドーセンター・メス」、大分県立美術 […]

  • 2019年7月16日

村山槐多展 激混みの講演会を聞く

 2019年6月1日〜7月15日に愛知県岡崎市のおかざき世界子ども美術博物館で開かれた「没後100年 岡崎が生んだ天才 村山槐多展 衝撃の新発見、約100点を一挙初公開!!」は、多くの観客を集めて閉幕した。継続的に村山槐多(1896〜1919年)を調査研究してきた学芸員で副館長代行の村松和明さんによ […]

  • 2019年7月15日

観光地化する美術館

 本稿は芸術批評誌「REAR」(2009年の20号)に掲載された。  個々の展覧会による動員の多寡だけではなく、市民や観光客を引き寄せる集客/交流/観光施設としての美術館の成否が問われるようになってきた。金沢21世紀美術館(石川県)はそうした成功例の一つであろうし、新しいところでは十和田市現代美術館 […]

  • 2019年7月11日
  • 2022年9月25日

柴田麻衣個展 Gallery 芽楽(名古屋)2019年

Gallery 芽楽(名古屋) 2019年7月6〜21日  柴田さんは1979年、愛知県生まれ。名古屋芸大と同大学院をで版画などを学んだ。2020年、2021年の個展レビューはこちら。2022年の個展レビューはこちら。  2019年の個展タイトルが、「culture」の文字を斜めの棒線で消したデザイ […]

  • 2019年7月10日
  • 2024年2月28日

あいちトリエンナーレ映像プログラム発表

 8月から始まる「あいちトリエンナーレ2019」の映像プログラムの全容が発表された。9月15〜29日、名古屋・栄の愛知芸術文化センター12階、アートスペースAを会場に、国内外の14組の15作品を上映する。今年のカンヌ国際映画祭批評家週間の特別招待部門に正式出品された富田克也監督の「典座−TENZO− […]

  • 2019年7月8日
  • 2021年8月22日

市橋安治 初期の版画 1973〜76  市橋さんを偲んで

ギャラリーA・C・S(名古屋) 2019年7月6〜20日  「1971年 23歳、スペイン・マドリッドでゴヤの版画と出会った」。案内のはがきにそう記されていた名古屋の画家、市橋さんの初期の銅版画、シルクスクリーンを紹介する展示である。  展覧会直前、70歳で他界されると誰が思っただろうか。旅立たれた […]

  • 2019年7月7日
  • 2021年6月4日

はざまもの OZ—尾頭—山口佳祐個展

AIN SOPH DISPATCH(名古屋) 2019年6月15〜29日CHOCOLATERIE TAKASU(名古屋) 2019年6月14〜30日  名古屋市内の2カ所で、長野県在住の山口佳祐さんの個展が開かれた。AIN SOPH DISPATCHの会場に並ぶのは、アクリル絵具に土を混ぜ、支持体に […]

  • 2019年7月5日
  • 2019年11月18日

「ニューヨーク公共図書館」が好評 名古屋で8月3日から再映も

 ドキュメンタリー映画の巨匠、米国のフレデリック・ワイズマン監督の新作「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」が、名古屋・今池の名古屋シネマテークで公開され、多くの観客を集めている。2019年7月19日までで、8月3日からアンコール上映となる。写真は全て、© 2017 EX LIBRIS Fil […]

  • 2019年7月4日
  • 2019年9月30日

モニカ・メイヤーさん公開レクチャー あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレ2019に参加するメキシコ出身のアーティスト、モニカ・メイヤーさんによる公開レクチャーが2019年6月24日、名古屋大で開かれた。1954年生まれのメイヤーさんは、メキシコのフェミニスト・アートのパイオニア的存在。トリエンナーレに出品する参加型プロジェクト《The Clothes […]

  • 2019年7月2日
  • 2019年7月4日

名古屋ボストン美術館の後継施設決まらず

7月2日の朝日新聞朝刊によると、昨年10月に閉館した名古屋ボストン美術館の後継施設について、応募した不動産会社「矢作地所」(名古屋市東区)の案が要件を満たさず、不調に終わったと、名古屋市が1日、発表した。昨年12月に締め切った1回目の募集で応募がなく、今年5月からの再募集で条件を見直していた。3回目 […]

  • 2019年7月2日
  • 2023年10月18日

栗本百合子展 the clay cellar —heart— 2011年11月3-27日

 空間にわずかに手を加え、場の再定義を試みる—栗本百合子さんの仮設空間は、足し算というより引き算としての作業でつくられている気がする。そうした行為はあえていえば、「清掃」や「補修」、あるいは「遺品整理」といえなくもない。栗本の作品は必然的に空間を片付ける、修繕するという行為を伴うからだ。それは、空間 […]

  • 2019年7月1日
  • 2020年7月9日

小松美羽展 一宮市三岸節子記念美術館

 気鋭のアーティストとして人気の小松美羽さんの個展「DIVINE SPIRIT〜神獣の世界〜」が2019年6月29日、愛知県の一宮市三岸節子記念美術館で始まった。8月18日まで。初日には、ライブペインティングとサイン会が開かれ、熱烈なファンが詰め掛けた。コンセプトは「大和力を、世界へ。」。「神獣」や […]

>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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