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「アートとコモンのテーブル」名古屋・港まちポットラックビルで2024年1月30日–3月2日に開催

青崎伸孝、NEUTRAL COLORS・加納大輔、テライショウタ、長島有里枝、蓮沼昌宏、丸山のどか、宮田明日鹿、ユダ・クスマ・プテラらが参加

 名古屋・築地口の港まちポットラックビル3Fで2024年1月30日〜3月2日、『アートとコモンのテーブル / Table of Art and Common』が開かれる。

 港まちでのアートプログラムは、2015年からの9年間で、アーティストやさまざまな表現者とともに、展覧会をはじめ、ワークショップやトークなどのイベント、空き家を活用した取り組みなど、数多くのプロジェクトを展開してきた。

 「Table」には、「机」だけでなく、料理、テーブルを囲む人々、テーブルにのせる、思考する場などの意味がある。「Table」という言葉が多様な意味をもつように、港まちでのアートプログラムは、まちづくりの中でアートがさまざまな意義や表現をもつことを提示してきた。

 今回のプロジェクトでは、これまで港まちと関わりのあった作品や記録を展示するとともに、大きなテーブルを用意し、ワークショップ、対話、子どもや地域の方、来場者たちが集い、コモン(共有財)について考え、創造する場をつくる。

 参加アーティストは、青崎伸孝NEUTRAL COLORS・加納大輔、テライショウタ長島有里枝蓮沼昌宏丸山のどか宮田明日鹿、ユダ・クスマ・プテラほか。

開催概要

日 時:2024年1月30日(火)–3月2日(土)
11:00–19:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:日曜・月曜・祝日
会 場:港まちポットラックビル 3F
入場料:無料
企 画:Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
主 催:港まちづくり協議会
助 成:公益財団法人 朝日新聞文化財団

見どころ

まもなく10年を迎えるアートプログラムのアーカイブとしての展覧会
 2015年から数多くのアーティスト、デザイナー、ミュージシャンなどの表現者が名古屋港エリアに滞在し、リサーチや地域との交流を通じて、数々のクリエーションが行われてきた。

 作品という形で発表されたものに限らず、個人の創作活動を超えて、それらがコミュニティ活動へと展開し、まちの記録として共有財になってきたものもある。

 本展覧会では、これまで継続してきた活動や港まちで生み出された作品や記録を横断的なアーカイブとして紹介することで、これからのアートとコモン(共有財)についてを考える試みとなる。

コモン(共有財)について考え、創造する場としての大きなテーブル
 展示会場に設置された円形のテーブルは、本を読んだり、手芸をしたり、絵を書いたり、休憩したりと誰にでも開かれている。

 過去の展覧会では、地域の人や来場者との対話の舞台となった。本展覧会においても、机としての機能に留まらない多様な活動を生み出すコモンについて考え、クリエーションをする場を目指す。

同時開催

Super Exhibition vol.12 ぴょんぬりら「ぴょんぬりらの港まち散歩

 スーパーギャラリーでは、漫画家・イラストレーターのぴょんぬりらの個展を開催。

 ぴょんぬりらは、SNSやWEB媒体での作品発表や、日本における植物「シュロ」を研究し受容史をまとめたZINEの発刊など、漫画を通した創作活動を行っている。

 近年では、自身の新たな表現手段として、即興的に日記のような視点で2コマで簡略化した漫画を日々SNSへ投稿している。

 今回の展示では、港まちを探訪し、新たに描き下ろす2コマ漫画の制作に取り組む。会期中展示作品を題材にした参加型のプログラムも予定している。

展覧会:Super Exhibition vol.12 ぴょんぬりら「ぴょんぬりらの港まち散歩」
日 時:2024年1月30日(火)–3月2日(土)
入場料: 無料
場 所 Super Gallery *ウインドーギャラリーのため、休廊日でも鑑賞可能
企 画:Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya] 
主 催:港まちづくり協議会

POTLUCK WALL vol.08 山口由葉 Yuiha Yamaguchi

 アートの発表の場とまちづくりの活動をつなぐサロンとしてMinatomachi POTLUCK BUILDING1Fのラウンジスペースを活用した取り組み「POTLUCK WALL」。

 第8回は日常の風景などをモチーフに、ペインティングやドローイングを通して、絵画の構成要素や構造の再構築を試みるアーティスト・山口由葉の展示を行う。

 今回は、これまでの作品のなかからセレクトした作品を展示する。

展覧会:POTLUCK WALL vol.08 山口由葉 Yuiha Yamaguchi
日 時:2021年1月30日 (火) – 3月2日 (土) 
入場料:無料 
場 所:港まちポットラックビル1F
企 画:Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya] 
主 催:港まちづくり協議会

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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