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夏の愛知県芸術劇場ファミリー・プログラム 7月24日からスタート

夏休みを中心に開催する家族のための舞台芸術フェスティバル

 名古屋・栄の愛知県芸術劇場によるファミリー・プログラムが今年も2022年7 月24 日から始まる。夏休みを中心に開催する家族のための舞台芸術フェスティバル。

 2015年からスタートし、これまでに約33,000 人が参加している。

 今年は、ノルウェーのダンスカンパニーがアンデルセン童話を基に制作した体験型パフォーマンス「えんどうまめとおひめさま」の県内ツアーを皮切りにプログラムがスタート。

 40体以上の人形と民族音楽のライブ演奏によるチェコの人形劇「快傑ゾロ」や、ワンコインでパイプオルガンの音色を楽しめる「THE オルガンNIGHT&DAY 2022」、愛知県芸術劇場の勅使川原三郎芸術監督の構成・演出・振付のもと、地元ダンサーが創り上げる「ダンス『風の又三郎』」などが続く。


 各年齢に合わせた体験・ワークショップも開催。

 体験では、劇場の裏側をのぞく「げきじょうたんけんツアー」のコンサートホール編を実施。ワークショップでは、第一線で活躍するアーティストと一緒に、音楽、ダンスのジャンルでいろいろな表現にチャレンジできる。

 そのほか、赤ちゃんと保護者を対象とした「赤ちゃんと踊ろう」では、ママ編・パパ編に加え、誰でもOK編も開催するなど、家族みんなで楽しめる内容になっている。

スケジュール

鑑賞公演

『えんどうまめとおひめさま』7/24(日)- 26(火)

ノルウェーのダンスカンパニーが初来日。親子、友だち同士で楽しめる参加型のパフォーマンス

 本国ノルウェーをはじめ、世界中で大人気のダンスカンパニー“ディブウィク・ダンス”が、県内7 カ所の公立劇場でパフォーマンスを披露する。

 アンデルセン童話の「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」をもとに、演劇やダンスで表現。観客が体験できる舞台として、子どもから大人まで誰でも楽しめる。

県内ツアー

  • 7/24(日)〜26(火)愛知県芸術劇場小ホール
  • 7/28(木)半田市福祉文化会館(雁宿ホール)
  • 8 / 3(水)あま市美和文化会館
  • 8 / 5(金)碧南市芸術文化ホール
  • 8 / 7(日)豊川市音羽文化ホール
  • 8/10(水)名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)
  • 8/12(金)名古屋市瑞穂文化小劇場

原作の読み聞かせと童話をもとにしたワークショップ

  • 7 31(日)名古屋国際センター

『快傑ゾロ』 8/16(火)・8/17(水)

ユネスコ無形文化遺産に登録されるチェコの人形劇が登場

 チェコ人形劇界をリードするピルゼン市立アルファ劇場の来日ツアー。チェコの人形劇はユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、世界的な評価を得ている。

 チェコ演劇最高峰の演出家トマーシュ・ドヴォジャークによる本公演は、約40体以上の人形操作や、メキシコ民族音楽のライブ演奏が特徴的。

 県内ツアーとして、8月3日にパティオ池鯉鮒、5日にゆめたろうプラザ(武豊町民
会館)でも開催予定である。

THE オルガン NIGHT&DAY 2022 NIGHT 8/26(金)DAY 8/27(土)幼児向け/子ども向け

ワンコインでパイプオルガンの魅力に触れられる45 分間。人気オルガニストが5 年ぶりに登場

 愛知県芸術劇場が誇る日本最大級のパイプオルガンの魅力を「短めのプログラム」「出かけやすい時間」「ワンコイン」で気軽に楽しんでもらうコンサート。

 演奏の山口綾規は、はじめてオルガンを聴く人、造詣のある人など、幅広い人を惹きこむとの定評がある。

 大人向けのNIGHT、 幼児向け・子ども向けのDAYと、それぞれ日時を分けて、オルガンの楽しさ、面白さを分かりやすく紹介する。DAYでは、名古屋市出身のソプラノ歌手、加藤恵利子(司会・うた)が出演する。

 NIGHTとDAYの終演後に「オルガン耳より講座」も楽しめる。

芸術監督 勅使川原三郎 演出・振付 ダンス『風の又三郎』 9/3(土)・9/4(日)

ダンス『風の又三郎』2021年度の公演より ⒸNaoshi Hatori

愛知にゆかりのあるダンサーたちによる公演

 国際的に活躍する振付家・ダンサーである勅使川原三郎芸術監督と、愛知にゆかりのあるバレエ経験者で2021 年に創作・上演したダンス公演。ダンスが盛んなこの地域の特性を生かし、若手ダンサーを育てる人材養成の取り組みとして、再演する。

 出演は、昨年出演した一部のダンサーと、新たに出演する10代から30代までのダンサー、アーティスティック・コラボレーターを務める佐東利穂子の十余名。

 佐東利穂子の朗読をベースに進行する物語にダンスが調和した舞台となる。

体験・ワークショップ

妖怪になって踊ろう! 8/6(土)

工作しながら自由な発想で踊るダンスワークショップ

 小学1~6 年生を対象としたダンスのワークショップ。前半で妖怪のお面を作り、後半で妖怪ダンスを創る。オリジナルの妖怪を想像しながら、新たな発見や表現を見つける体験型の講座である。

 NHK E テレ『みいつけた!』のダツイージョ等で活躍する古家優里が率いるダン
スカンパニー「プロジェクト大山」が講師を務める。

赤ちゃんと踊ろう ママ編8/6(土)、パパ編・誰でもOK編 8/7(日)

ダンスを通して赤ちゃんと触れ合う時間を楽しむ

 毎年好評の赤ちゃんと触れ合うダンス体験。生後5カ月から1歳6カ月くらいまでの乳児はもちろん、例年の「ママ編」「パパ編」に加えて、今回は保護者のどなたでも参加いただける「誰でもOK編」も開催する。

 近い月齢の子どもを持つ保護者同士で抱っこやおんぶをしながらリズムに合わせて踊ってリフレッシュ!

 講師は「妖怪になって踊ろう!」と同じダンスカンパニー「プロジェクト大山」。
世代を超えて人気のダンサーたちと一緒に楽しく踊ることができる。

おもしろいコトをやろう! 8/8(月)・9(火)

いろんな音の表現にチャレンジする音楽ワークショップ

 小学4 〜6 年生を対象とした音楽のワークショップ。箏を使って音で表現することの面白さを体験する。講師は、愛知県常滑市出身の世界的な箏奏者で、伝統楽器の枠を超えた演奏に定評のある八木美知依

 日用品などを用いて箏の音を出したり、実際に弾いてみたりしながら、曲づくりに挑戦する。

げきじょうたんけんツアー 8/25(木)

コンサートホール編。劇場の裏側を隊長&副隊長と一緒に探検しよう!

 普段は見ることができない劇場の裏側を見学できるツアー。小学1~3 年生を対象とした、夏休みの自由研究などにも役立つ知識が満載の体験学習である。

 劇場スタッフが扮するジョニー隊長とジョニ子副隊長がホールの設備等を説明しながら、コンサートホールの裏側を案内する。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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