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愛知県芸術劇場 勅使川原三郎芸術監督就任記念シリーズ「白痴」

                            Ⓒ Akihito Abe

 愛知県芸術劇場小ホールで2020年7月17~19日、ダンサー・振付家、 勅使川原三郎さんの本年度からの同劇場芸術監督就任を記念する公演 『白痴』 が開催される。芸術監督就任後初めての公演となり、 出演は、 勅使川原三郎さんのほか、佐東利穂子さん 。
 7 月 14 ~ 19日 には、「 勅使川原三郎ドローイング展 『 見知らぬ国 』 」が愛知芸術文化センター地下2 階アートスペースX で開かれる。

 勅使川原さんの公演は、本年度、芸術監督就任を記念し、シリーズとして7月に『白痴』以後も、12月に『調べ―笙とダンスによる』、2021年2月に新作ダンス公演がある。


世界的名著ドストエフスキー原作のダンス作品『白痴』 終わりなきワルツのダンス 孤立した男ムイシュキンの内深くに女ナスターシャが射す光
内面の激しさと静けさの葛藤に揺れ震える生 魂は冬の凍てついた大地にのぼる一筋の煙となる

勅使川原三郎さんからのメッセージ

 第一弾の『白痴』は、 ロシアを代表する作家、ドストエフスキー の 代表作 『白痴』を 下敷きにした デュオ・ ダンス。「白痴」と呼ばれる主人公 ム イシュキン公爵を圧倒的な表現力を誇る勅使川 原さん が 、誇り高きロンドが魅力的な 絶世の美女ナ ス ターシャ を近年振付家としても活躍する佐東さんが踊る。

2 016 年に 勅使川原さんの拠点、カラス・アパラタス (東京)で 発表し 、 同年にシアターX(東京)、 1 8年にフランス、イタリア、 1 9 年に英国、ロシアなど 、国内外で上演を重ねた。

  フランス・パリ 公演 では、ル・モンド紙 の「 2018 年ダンス公演ベスト 5」 に選ばれるなど 、 高い評価を得ている。

 

日 時:  2020 年 7 月17 日(金)19:00 開演(18:45 開場)
          18 日(土)16:00 開演(15:45 開場)
          19 日(日)16:00 開演(15:45 開場)
会 場:  愛知県芸術劇場 小ホール
料金:  全席自由・整理番号付き 一般3,000 円  U25 1,000 円
 ※U25 は、公演日に25 歳以下の人が対象(要証明書)。
  ※未就学児入場不可。
販売場所は、
 愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
   https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event
  愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2 階、 ☎052-972-0430) ほか

※留意すべき新型コロナウイルス感染に対する対策は、愛知県芸術劇場のWEBサイト

 関連企画として、 2020 年7 月14 ~19 日、アートスペースX(愛知芸術文化センター地下2 階)で、「勅使川原三郎ドローイング展 『見知らぬ国』」も 開催。 勅使川原三郎さんのダンスのように自由な曲線で描かれたドローイングを最新作を中心に展示する。無料。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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