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愛知県芸術劇場が2022年度自主事業ラインナップを発表

2022年度自主事業ラインナップ

 愛知県芸術劇場が2021年11月29日、2022年度の自主事業ラインナップを発表した。

大ホール

 大ホールでは、2021年度に続いて勅使三郎三郎芸術監督が構成・演出・振付を担うダンス『風の又三郎』や、フランスの現代サーカス集団がアクロバティックな身体性を披露する『Möbius/メビウス』、東京芸術劇場と共同で制作するオペラ「『カヴァレリア・ルスティカーナ』 &『道化師』」を上演する。

『Möbius/メビウス』

 『風の又三郎』には、 オーディションで選ばれた東海圏ゆかりの若手ダンサーが出演。 勅使川原監督から直接指導を受け、大舞台に挑む。

『風の又三郎』

 個々のダンサーのスキルアップと名古屋地域のダンスシーンのさらなる活性化も狙いである。

コンサートホール

 コンサートホールでは、勅使川原監督が出演するダンスとライブ音楽のコラボレーション公演『天上の庭』や、「オルガン・メモリアルコンサート ラヴェル『展覧会の絵』初演100周年記念」などがある。

『天上の庭』

夏のファミリー・プログラム

 毎年人気のオルガン入門のコンサート「THE オルガンNIGHT&DAY2022」や、ノルウェーのダンス・カンパニーによるアンデルセン童話を下敷きにした『えんどうまめとおひめさま』を開催。県内ツアーも含め、家族で気軽に劇場に来てもらう公演を目指している。

ミニセレ

 小ホールで開催する先駆的、実験的なプログラム群の総称。年間を通し、さまざまな試みを展開する。

 その1つが、プロフェッショナルなダンス環境の整備とクリエイター育成を目的に開催するDance Base Yokohamaとの連携プロジェクト。

 「戯曲とは何か」をテーマに、AAF 戯曲賞の大賞受賞作を舞台化する「第20回AAF 戯曲賞 受賞記念公演 『リンチ(戯曲)』」も開催する。

その他

 劇場に興味をもってもらおうと、多様な企画を展開。コンサートホールを無料開放するオープンハウスも開催する。

 舞台芸術の裾野を広げるための普及啓発事業や、スタッフとアーティストの両方を育てる人材養成事業にも引き続き取り組む。

 愛知県芸術劇場の2022年度自主事業(PDF)はこちら

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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