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水野勝規 刻まれるとき、揺らぐかたち 三重県立美術館で2026年9月1日-12月27日に開催

次代を担う美術家を発信する「Y² project」

 三重県立美術館で2026年9月1日~12月27日、「水野勝規 刻まれるとき、揺らぐかたち」が開催されている。

 同館では、戦後日本の具象彫刻界を代表する彫刻家・柳原義達(1910-2004)からの作品寄贈を機に2003年、柳原義達記念館を開設。以来、同記念館で柳原の作品・資料を常時公開する一方、2019年には、作家遺族の援助で次代を担う美術家を発信する新たな事業として、Y² project(ワイワイプロジェクト)が始動した。

 3回目となる本展では、三重県出身の映像作家・水野勝規を紹介する。

 水野は自然や日常の風景の中の何気ない事象を丹念にすくい取り、映像というフィルターを通して、ともすると見過ごしがちな光景を私たちの目の前に提示する。

 その作品は、時間のうつろいや日常のゆらぎへの再認識をうながし、「見る」ことへの興味をかきたてる。

 ときが刻まれ、かたちが揺らぐこと——水野は、彫刻と映像という異なる表現メディアの中に、時間とともに生成される現象という共通点を見出し、柳原義達とその作品に向き合った。

 本展では、同館が所蔵する柳原作品を作家自身が選び、自作とともに展示する。

水野 勝規(みずの・かつのり)

1982年 三重県生まれ
2004年 カーネギーメロン大学短期交換留学(米国)
2005年 名古屋造形芸術大学美術学科総合造形コース卒業
2008年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻造形構想修了
現在、京都を拠点に活動
成安造形大学情報デザイン領域 准教授

開催概要

会  期:2026年9月1日(火)-12月27日(日)
休 館 日:月曜日(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)
開館時間:午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
会  場:三重県立美術館 柳原義達記念館
主  催:三重県立美術館
助  成:柳原操基金・柳原義達顕彰事業、公益財団法人三重県立美術館協力会
協  力:ARTCOURT Gallery、GALLERY CAPTION
観 覧 料:一般 310(240)円、学生 210(160)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※この料金で「美術館のコレクション」も見ることができる。
※企画展を見る場合は企画展チケットが必要。
※生徒、学生は生徒手帳、学生証等を提示。
※障害者手帳等(アプリ含む)のある人、および付き添いの1名は観覧無料。
※教育活動の一環で県内学校(幼・小・中・高・特別支援)および相当施設が来館する場合、引率者も観覧無料(要申請)。
※毎月第三日曜日の「家庭の日」(9月20日、10月18日、11月15日、12月20日)は団体割引料金で見ることができる。

見どころ

三重では12年ぶりの展示
 三重県立美術館で水野勝規の作品を紹介するのは、2014年のグループ展「世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録10周年記念 カミノ/クマノ―聖なる場所へ」以来、12年ぶり。
 この間、水野は名古屋、横浜、大阪など各地の美術館・文化施設での展示や映像芸術祭で作品を発表し、映像表現を深化させてきた。

映像×彫刻、新たな展示空間
 通常の個展では作家の作品のみが展示されるが、今回は三重県立美術館が所蔵する柳原義達の作品を水野がセレクトし、同じ空間への展示を試みる。
 展示場所となる柳原義達記念館は、ブロンズ彫刻の展示が映えるように自然光が入り、一般的な展示室よりも明るいつくりになっている。
 また、季節や時間帯によっても光の状態が変わる。変化に富んだ空間で、柳原の作品との「共演」を水野はいかに展開するのか。

本展のために制作された新作も多数展示
 本展準備中、水野は柳原義達ゆかりの地である神戸を取材し、映像、写真作品の制作に取り組んだ。また、過去に発表した作品を読み直し、再解釈を加えて展示する予定。

展示室だけでない、美術館全体へのアプローチ
 今回は柳原義達記念館のみならず、館内各所でも独自の視点で展示を試みる。柳原の蔵書を公開している美術情報室や、柳原が影響を受けた彫刻家のひとり、ジャコモ・マンズーの屋外展示彫刻へのアプローチも展開される。

同時開催の企画展

「生誕150周年 アルベール・マルケ展 水辺を愛した画家」2026年8月8日(土)-9月13日(日)
「ルーシー・リー展—東西をつなぐ優美のうつわ—」2026年9月26日(土)-12月13日(日)

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