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2023-2024年 首都圏の主な展覧会 東京、神奈川(横浜)、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木、山梨の美術館・博物館(随時更新)

  • 2023年3月17日
  • 2024年7月18日
  • 美術

開催中の中部地方の美術館、博物館、ギャラリーの展示情報はこちら

2022-2023年 主な中部地方の展覧会 愛知(名古屋)、三重、岐阜、静岡、長野、石川の美術館・博物館(随時更新)はこちら

2023-2024年 主な中部(東海)の展覧会 愛知(名古屋)、三重、岐阜、静岡、長野、石川、富山、滋賀、京都の美術館・博物館(随時更新)はこちら

2023-2024年 主な関西の展覧会 滋賀、京都、大阪、兵庫(神戸)、奈良、和歌山の美術館・博物館(随時更新)

2024-2025年 主な中部(東海)の展覧会 愛知(名古屋)、三重、岐阜、静岡、長野、石川、富山、滋賀、京都の美術館・博物館(随時更新)

2024-2025年 主な関西の展覧会 滋賀、京都、大阪、兵庫(神戸)、奈良、和歌山の美術館・博物館(随時更新)

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国立西洋美術館

憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷 2023年3月18日~6月11日

 フランスの最北西端、大西洋に突き出た半島を核とするブルターニュ地方は、芸術家と縁の深い土地。ケルト人を祖にもち、独自の歴史と文化を紡ぎ、フランスの一部となったのちも固有の言語「ブルトン(ブレイス)語」を守りつづけた。この地には断崖の連なる海岸線や岩で覆われた荒野、深い森などの豊かな自然とともに、古代の巨石遺構や中近世の宗教遺物が残されている。人々の篤い信仰心や地域色に富む素朴な生活様式も長らく保たれてきた。このように特徴的な自然と歴史文化を擁するフランスの内なる「異郷」は、19世紀以降、新たな画題を求める画家たちを惹きつけてやみなかった。本展では、とりわけ多くの画家や版画家たちがブルターニュを目指した19世紀後半から20世紀はじめに着目し、この地の自然や史跡、風俗、歴史などをモティーフとした作品を展覧することで、それぞれの作家がこの「異郷」に何を求め、見出したのかを探る。明治後期から大正期にかけて渡仏し、この地に足を延ばした日本の画家たちの作品と足跡にも光をあてる。国内およそ30か所の所蔵先と海外2館から集められた約160点の作品にくわえ、関連資料もあわせて展示される。

☆橋本コレクション展―指輪よりどりみどり 2023年3月18日〜6月11日

 国立西洋美術館は、約870点にもおよぶ指輪を主とする宝飾品を所蔵している。これらはすべて橋本貫志氏より2012年に寄贈され、「橋本コレクション」と呼ばれている。指輪の多様性こそが橋本コレクションの稀有な特色。

☆スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた 2023年7月4日〜9月3日

 スペインは、今でこそ世界中の観光客から高い人気を誇る国だが、歴史的には「ピレネーの向こうはアフリカである」と揶揄されたほど、他のヨーロッパ諸国にとって未知の、馴染みの薄い異国だった。ナポレオンの侵略とスペイン独立戦争(1808-14年)を契機にヒトとモノの本格的な往来が始まり、ロマン主義の時代にスペインは他のヨーロッパ諸国からそのエキゾチックな魅力を本格的に「発見」されていった。フラメンコ、闘牛、アルハンブラ、ベラスケス、そしてドン・キホーテ…我々が思い浮かべるスペインの典型的な「イメージ」の多くは、19世紀にこの国を訪れた外国人旅行者たちによって確立された。そして、そうしたイメージの形成、流通に大きな役割を果たした媒体が、大量に刷ることができ、簡単に持ち運びができた版画だった。本展は、スペインに関わる版画制作の史的展開を 17世紀初頭から 20 世紀後半までの長大な時間軸で概観。版画が、スペインの文化・美術に関するイメージの形成や流布にどのように貢献したか、約240 点の作品から探るこれまでにない企画である。

美術館のわるものたち 2023年6月27日~9月3日

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ 2023年10月3日〜2024年1月28日

 世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品を展示。50点以上が日本初出品となる。20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など 約130点を通して紹介する。

☆ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ 2024年3月12日〜5月12日

東京国立近代美術館

☆東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密 2023年3月17日~5月14日

 東京国立近代美術館は1952年12月に開館し、2022年度は開館70周年にあたる。これを記念して、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催する。ただの名品展ではない。今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」だった。そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密にも迫る。重要文化財は保護の観点から貸出や公開が限られるため、本展はそれらをまとめて見ることのできる得がたい機会となる。

ガウディとサグラダ・ファミリア展 2023年6月13日~9月10日

 スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926年)は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな建築で、今なお世界中の人々を魅了し続けるとともに、さまざまな芸術分野に影響を与えてきた。本展では、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造性の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かす。図面のみならず膨大な数の模型を作ることで構想を展開していったガウディ独自の制作過程や、多彩色のタイル被覆、家具、鉄細工装飾、そして彫刻を含めたガウディの総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に加え、最新の技術で撮影された建築映像も随所にまじえながら、時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力に迫る。

☆生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ 2023年10月6日~12月3日

 「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功(1903-1975年)。一心不乱に板木に向かう棟方の姿は、多くの人々の記憶に刻み込まれている。棟方が居住し、あるいは創作の拠点とした青森、東京、富山の三つの地域は、それぞれに芸術家としての棟方の形成に大きな影響を与えた。棟方の生誕120年を記念し、各地域の美術館(富山県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館)が協力して開催する本展では、棟方と各地域の関わりを軸に、板画、倭画、油彩画といった様々な領域を横断しながら、本の装丁や挿絵、包装紙などのデザイン、映画・テレビ・ラジオ出演にいたるまで、時代特有の「メディア」を縦横無尽に駆け抜けた棟方の多岐にわたる活動を紹介。棟方志功とはいかなる芸術家であったのかを再考する。

中平卓馬展(仮称) 2024年2月6日~4月7日

 中平卓馬(1938-2015)は、日本の戦後写真における転換期となった1960年代末から70年代半ばにかけて、実作と理論の両面において大きな足跡を記した写真家。60年代末には “アレ・ブレ・ボケ”と呼ばれる映像によって既存の写真美学に異議を申し立て、70年代に入るとそれまでの自らの試みをも否定し、新たな方向を模索するなど、そのラディカルで挑発的な姿勢は、同時代の写真表現、ひいては近代社会の在り方それ自体への問いを投げかけるものだった。中平は77年に急性アルコール中毒で倒れ、記憶喪失を患い、活動を中断。再起後は2010年代の初頭まで作品を発表し続けるが、そこでの試みは、既存の写真表現の枠外で、ひたすら世界の断片をとらえ続けるような写真行為へと収斂していった。本展は没後初めての本格的な回顧展として、近年あらたに見つかった作品や資料なども踏まえ、今日もなお看過できない問いを投げかける、中平の写真をめぐる思考と実践の軌跡をたどる。

東京国立博物館

特別展「東福寺」2023年3月7日~5月7日

 新緑や紅葉の名所として知られる東福寺は、京都を代表する禅寺の一つ。朝廷の最高実力者・九条道家の発願により、中国で禅を学んだ円爾(聖一国師)を開山に迎えて創建された。「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来する。中世の面影を色濃く留める巨大な建造物の数々は圧倒的なスケールを誇り、その特徴を表した「東福寺の伽藍面」の通称で知られている。東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、伝説の絵仏師・明兆による記念碑的大作「五百羅漢図」現存全幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類も一堂に展観する。草創以来の東福寺の歴史を辿りつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなく伝える。

特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」 2023年6月16日~9月3日

 メキシコには35もの世界遺産があり、なかでも高い人気を誇るのが、古代都市の遺跡群である。前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻までの3千年以上にわたり、多様な環境に適応しながら、独自の文明が花開いた。本展は、そのうち「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明に焦点をあて、メキシコ国内の主要博物館から厳選した古代メキシコの至宝の数々を、近年の発掘調査の成果を交えて紹介する。普遍的な神と自然への祈り、そして多様な環境から生み出された独自の世界観と造形美を通して、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る。

「横尾忠則 寒山百得」展 2023年9月12日~12月3日

 現代美術家・横尾忠則が、寒山拾得を独自の解釈で再構築した「寒山拾得」シリーズの完全新作101点を一挙初公開する。このシリーズは、寒山と拾得という、中国、唐の時代に生きた伝説的な2人の詩僧をテーマとしたもの。彼らはその奇行ぶりから「風狂」ととらえられ、日本、中国では伝統的な画題となった。新型コロナウィルス感染症の流行の下、横尾は、寒山拾得が達した脱俗の境地のように、俗世から離れたアトリエで創作活動に勤しみ、まさに時空を超越し、あらゆる世界を縦横無尽に駆け巡った。描き出された寒山拾得からは、めくるめく物語が紡ぎ出されている。画家活動の最大のシリーズとなる「寒山拾得」は百面相のように、観る人にさまざまな問いを投げかける。

関連企画「東京国立博物館の寒山拾得図ー伝説の風狂僧への憧れー」 2023年9月12日~11月5日

 寒山と拾得は中国、唐時代に生きた伝説的な詩僧で、世俗を超越した奇行ぶりは「風狂」ととらえられた。中国禅宗では、悟りの境地として「風狂」が重要視されたが、寒山拾得の脱俗の境地は、仏教に通じるものとして、中国や日本で伝統的な画題として数多く描かれてきた。本特集は中国と日本において寒山拾得が表した意味を考え、人々がどのようにその世界観を見出してきたかを問うもの。東京国立博物館が誇る、中国、日本で描かれた「寒山拾得図」を一堂に集めた特集を開催。各時代に描かれた寒山拾得のさまざまな表現を通して、人々が寒山拾得を見つめた様相を紹介する。

浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「京都・南山城の仏像」 2023年9月16日~11月12日

 京都府の最南部、木津川流域は南山城と呼ばれる。奈良時代には都が置かれ、その後も大寺院や中央貴族と深く関わるなど、独自の仏教文化が展開したこの地域には多くの貴重な仏像が伝わる。平安時代に九体阿弥陀(9段階の極楽往生に関わる9体の阿弥陀如来像)の造像が流行したが、九体寺とも呼ばれる浄瑠璃寺のものは現存する唯一の群像である。また、かつて恭仁京があった瓶原を山腹から望む海住山寺の檀像、東大寺の僧侶が創建した禅定寺の巨大な本尊など、この地域ならではの魅力にあふれている。本展では浄瑠璃寺九体阿弥陀の修理完成を記念し、南山城に伝わる数々の仏像を通じて、その歴史や文化の奥深さを辿る。

特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」 2023年10月11日~12月3日

 平安時代前期に成立したやまと絵は、以後さまざまな変化を遂げながら連綿と描き継がれてきた。優美、繊細といったイメージで語られることの多いやまと絵だが、それぞれの時代の最先端のモードを貪欲に取り込み、人びとを驚かせ続けてきた、極めて開明的で野心的な主題でもあった。伝統の継承、そして革新。常に新たな創造を志向する美的な営みこそが、やまと絵の本質と言うことができる。 千年を超す歳月のなか、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を、特に平安時代から室町時代の優品を精選し、紹介。これら「日本美術の教科書」と呼ぶに相応しい豪華な作品の数々により、やまと絵の壮大、かつ華麗な歴史を総覧し、振り返る。

建立900年 特別展「中尊寺金色堂」 2024年1月23日~2024年4月14日

 上棟の天治元年(1124)を建立年ととらえ、中尊寺金色堂の建立900年を記念して開催する特別展。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が一堂にそろうほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々を紹介する。900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く金色堂を8KCGの技術を用い原寸大で再現。

国立新美術館

ルーヴル美術館展 愛を描く 2023年3月1日~6月12日

 人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つだった。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれている。一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されている。本展では、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにする。16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要の画家によって愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会である。

蔡國強 宇宙遊 ―<原初火球>から始まる 2023年6月29日~8月21日

 中国出身の国際的芸術家、蔡國強(1957年生まれ)の大規模な個展を、サンローランとの共催により開催する。蔡は東洋哲学、社会問題を作品の基本コンセプトとし、火薬絵画、インスタレーションや屋外爆破プロジェクトなどで評価されている。1986年末から約9年間、美術家としての成長に重要な時期を日本で過ごし、1995年からはニューヨークに拠点を移して活動している。本展は〈原初火球〉を宇宙の誕生になぞらえた起点とし、作家自身の活動の旅として、宇宙や見えない世界などをテーマとする展覧会である。

☆テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ 2023年7月12日~10月 2日

 本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画。「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといったイギリス近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向ける。異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行う。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証する。

イヴ・サンローラン展 2023年9月20日~12月11日

 20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローラン。1958年にクリスチャン・ディオールの急死をうけ、「クリスチャン・ディオール(DIOR)」のデザイナーとして鮮烈なデビューを飾る。1962年からは自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表。それ以来、2002年に引退するまで約半世紀にわたり女性の装いに変革を起こし、世界のファッションシーンをリードした。本展はイヴ・サンローラン美術館パリによる全面協力を得て、日本で初めて開催される回顧展。イヴ・サンローランは40年間の活動を通じて、多様な文化や歴史から刺激を受けながら普遍的なスタイルを提案し続けた。序章と11章から構成される本展では、ディオールでのデビューから、ブランドとして初のコレクション、そして独自のスタイルを確立するまでを、イヴ・サンローランによるルック110体のほかアクセサリー、ドローイング、写真によって一堂に紹介する。

大巻伸嗣展(仮称) 2023年11月1日~12月25日

 空間と時間を抽出し、体感させるような大規模なインスタレーションで注目されてきた美術家、大巻伸嗣。そこに足を踏み入れる者は、身体と感覚を揺さぶられ、この世界にある様々な事象、そして我が身の存在に新たな視点を投げかける。本展覧会で大巻は、天井高8mの大空間を生かした新たなインスタレーションを発表する。

マティス 自由なフォルム 2024年2月14日~5月27日

 20世紀最大の巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954年)。大胆な色彩表現が特徴であるフォーヴィスムの中心人物として20世紀初頭、パリで頭角を現す。後半生を過ごすこととなるニースでは、アトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をはさみで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組む。フランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、素描、版画、テキスタイル等の作品やマティス旧蔵のオブジェ等を紹介する。切り紙絵が日本でまとめて展示されることはきわめて稀で、マティスの記念碑的な表現方法に触れる貴重な機会となるだろう。

東京都現代美術館

☆クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ 2022年12月21日〜2023年5月28日

 パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドン、ニューヨークと世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展。本展はディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会となる。創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、彼の庭園に対する愛、豪華な舞踏会の魔法、ディオールのコレクションに最初から影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力など、素晴らしい発見を伴う75年を超える情熱にスポットが当てられている。「ニュールック」の永遠の象徴である「バー」スーツをはじめとした、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々。クリスチャン・ディオール、そしてイヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった後継者である歴代のクリエイティブ ディレクターたちが考案した作品のひとつひとつが公開されている。

さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展 2023年3月18日〜6月18日

 東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は2018年より、中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を実施している。各回の受賞者は2組で、複数年にわたる支援の最終年に、東京都現代美術館で受賞記念展を開催する。第3回受賞者の志賀理江子と竹内公太による本展には、「さばかれえぬ私へ/Waiting for the Wind」という言葉を冠した。この言葉は、TCAA授賞式から始まった志賀と竹内の対話の中から生み出された、いわば本展で唯一の2人の共同作品と言えるものであり、人々が抱える内面世界への呼びかけでもある。2011年の被災後、突如始まったあらゆる分野での復興計画に圧倒された経験を、人間が「歩く」営みとして捉えなおした志賀、第二次世界大戦時の兵器「風船爆弾」のリサーチにもとづき、「過去の出来事–アーティスト–鑑賞者」という「憑依の連鎖」による新作を発表する竹内。東日本大震災の爪痕が大きく残された宮城、福島をそれぞれの拠点として活動する両者の作品は、その方向性は違えども、対話の中で見出された共通の認識を持ち、ある部分では作品が重なり合うように展示空間を構成する。

MOTコレクション 被膜虚実/Breathing めぐる呼吸 2023年3月18日~6月18日

 1階では、「被膜虚実」と題し、1980年代末以降の作品を紹介。このほど新規収蔵した三上晴子の1990年代初めの作品と同時期に三上が用いていた「被膜」というキーワードを起点とし、石原友明、平川典俊、ホンマタカシ、開発好明、加藤美佳、名和晃平、百瀬文、潘逸舟、トーマス・デマンド、方力鈞ほかの作家による多様な作品をたどりながら、約30年という時間の流れと、そこに見られる身体観の移ろいと生への眼差しに着目する。3階は「Breathing めぐる呼吸」と題し、人の呼吸に繋がりながら世界をめぐるもの――風や水、大気の流れを思い起こさせるような作品群で構成。今年生誕100周年を迎えるサム・フランシスの大きな絵画のシリーズに始まり、モンティエン・ブンマー、ソピアップ・ピッチ、遠藤利克、松本陽子ら、見る者の感覚を開く作品を紹介する。

デイヴィッド・ホックニー展 2023年7月15日〜11月5日

 日本で27年ぶりの大規模開催! 初期の代表作から近年の新作まで圧巻のスケール。本展は現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニー(1937- )の日本では27年ぶりとなる大規模な個展である。英国で生まれたホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し、近年はiPadを用いて身近な主題を描き続けている。1960年代に米国の西海岸で描いた初期の代表作から、近年の集大成というべき故郷ヨークシャー東部の自然を描いた大型絵画のシリーズ、新型コロナウイルスによるロックダウン中にフランス北部のノルマンディーで描いた全長90メートルにも及ぶ新作まで、ホックニーの作品を100点以上紹介する、日本におけるこれまでで最も充実した展覧会となる。東京都現代美術館のみの開催で、巡回の予定はない。

「あ、共感とかじゃなくて。」 2023年7月15日~11月5日

 SNSの「いいね!」や、おしゃべりの中での「わかる~~~」など、日常のコミュニケーションには「共感」があふれている。共感とは、自分以外の誰かの気持ちや経験などを理解する力のこと。相手の立場に立って考える優しさや思いやりは、この力から生まれるとも言われる。でも、簡単に共感されるとイライラしたり、共感を無理強いされると嫌な気持ちになることもある。そんな時には「あ、共感とかじゃなくて。」とあえて共感を避けるのも、一つの方法ではないか。この展覧会では、有川滋男、山本麻紀子、渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)、武田力、中島伽耶子の5人のアーティストの作品を紹介。彼らは作品を通して、知らない人、目の前にいない人について考え、理解しようとしている。安易な共感に疑問を投げかけるものもあれば、時間をかけて深い共感にたどりつくものもある。それを見る私たちも、「この人は何をしているんだろう?」「あの人は何を考えているんだろう?」と不思議に思うでだろう。謎解きのように答えが用意されているわけではないが、答えのない問いを考え続ける面白さがある。共感しないことは相手を嫌うことではなく、新しい視点を手に入れて、そこから対話をするチャンスである。家族や友人との人間関係や、自分のアイデンティティを確立する過程に悩むことも多い10代はもちろん、大人たちにも、すぐに結論を出さずに考え続ける面白さを体験してほしい。

☆TOKYO ART BOOK FAIR 2023 2023年11月23~26日

☆MOTアニュアル2023 2023年12月2日~2024年3月3日

 若手中心に現代美術の傾向をとらえるグループ展シリーズとして、アーティストが「創造」する作品と、近年のNFT隆盛や、AI(人工知能)、ロボティクスや生命科学への興味を反映して「生成」される作品、その双方を考える作品展を開催。繊細な手仕事の根底に情報処理の概念が存在する作品など、デジタルとアナログの二項対立ではなく、テクノロジーを通してアイデアに形を与える試みを、メタバースへの展開も含めて紹介する。

☆豊嶋康子展 2023年12月9日~2024年3月10日

 1990年よりさまざまな社会システムへの関心を通して社会と個人の関係、自己の在り様を問い続けている作家、豊嶋康子(1967-)の美術館での初個展である。学校教育や美術、経済といった私たちに内面化された諸価値を独自の仕方で読み替えることで、その中で生きる「私」の姿を浮き彫りにする豊嶋の仕事は、閉塞感が謳われる今日にあってますます重要性を帯びている。初期の作品から新作まで再解釈も含めた構成により、その仕事の全貌を紹介する。

☆Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展 2024年3月30日~6月30日(予定)

 「Tokyo Contemporary Art Award」第4回の受賞者、サエボーグと津田道子による展覧会を東京都現代美術館で開催する。

東京都美術館

☆レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 2023年1月26日~4月9日

 19世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918年)は、28年という短い生涯のなかで数多くの作品を残し、独自の表現を追求した。本展では、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心に、シーレの初期から晩年までの絵画、素描のほか、ウィーン世紀末の芸術家たちの作品を紹介し、画家の生涯とその作品、同時代の芸術の諸相を展観する。

マティス展 Henri Matisse: The Path to Color 2023年4月27日~8月20日

 20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869-1954年)。強烈な色彩によって美術史に大きな影響を与えたフォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在として活動したのち、絵画の革新者として、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩とかたちの探求に捧げた。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けている。世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われる南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿る。

うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展 2023年7月22日~10月9日

 荒木珠奈(1970年-)は、へんてこなかわいらしさとゾクッとする感覚が混ざり合った世界観が魅力の作家。光と影、昔話、家や舟といった物語を想起させるようなモチーフを用いて、私たちの心の底にある懐かしい感覚や感情、記憶を揺さぶりながら、日常を越えた非日常の世界へと誘う作品を数多く発表してきた。本展では、これまでに発表された詩情豊かな版画や参加型インスタレーションに加えて、本展のために新しく、開催地である「上野」の記憶に着想を得た大型のインスタレーション作品を制作。美術館の地下空間に、日常と非日常の境界を行き来するような不思議な体験を作り上げる。物語性あふれる作品がもたらす鑑賞体験を通じて、一人ひとりの日々の暮らしのかけがえのなさを見つめる。

永遠の都ローマ展 2023年9月16日~12月10日

 栄えある歴史と比類なき文化を誇る永遠の都ローマ。古代ローマ帝国の遺構群フォロ・ロマーノを見下ろす丘に建つカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、「永遠の都」と称されるローマの2000年の歴史と芸術を約70点の作品により紹介する。

☆印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 2024年1月27日~4月7日

 ウスター美術館(アメリカ)のコレクションを中心に、印象派の国際的な広がりを紹介する展覧会。バルビゾン派など印象派誕生前夜から、モネやルノワールなどのフランス印象派、さらにアメリカをはじめとするフランス国外の状況まで、印象派の受容と展開をたどる。ほとんどが日本初公開で、アメリカ印象派の知られざる魅力を堪能できる。

上野の森美術館

☆モネ 連作の情景 2023年10月20日~2024年1月28日

 印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残した。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることができない。移ろいゆく景色と、その全ての表情を描き留めようとしたモネの時と光に対する探究心が感じられる「連作」は、巨匠モネの画家としての芸術的精神を色濃く映し出していると言えるのかもしれない。1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、東京と大阪を会場に国内外のモネの代表作60点以上*が一堂に会す本展では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿る。サロン(官展)を離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった、日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心に、「印象派以前」の作品も紹介。モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追う。

東京都写真美術館

☆深瀬昌久 1961ー1991 レトロスペクティブ 2023年3月3日~6月4日

☆土門拳の古寺巡礼 2023年3月18日~5月14日

☆市民、暴力、権力、その所有をめぐる映画 2023年3月28日~4月9日

☆TOPコレクション セレンディピティ 日常のなかの予期せぬ素敵な発見 2023年4月7日~7月9日

☆本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語 2023年6月16日~9月24日

☆田沼武能 人間讃歌 2023年6月2日~7月30日

☆映像展 風景以降(仮) 2023年8月11日~11月5日

☆ホンマタカシ(仮) 2023年10月6日~2024年1月21日

☆日本の新進作家 vol.20 見るまえに跳べ(仮) 2023年10月27日~2024年1月21日 

☆恵比寿映像祭2024(仮) 2024年2月2~18日
☆恵比寿映像祭2024(仮) 2024年2月20日~3月24日

森美術館

☆ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 2023年3月17日~6月4日

 日本初! 世界が注目のデザイン集団、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を一挙展示。

☆森美術館開館20周年記念展 ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会 2023年4月19日~9月24日

☆森美術館開館20周年記念展私たちのエコロジー 2023年10月18日~2024年3月31日

東京ステーションギャラリー

大阪の日本画 2023年4月15日~6月11日

 商工業都市として発展してきた大阪は、東京や京都とは異なる独自の文化圏を形成し、個性的で優れた美術作品を生み出してきた。市民文化に支えられた近代大阪の美術は、江戸時代からの流れをくみつつ、伝統にとらわれない自由闊達な表現を花開かせた。本展には、妖艶で頽廃的な作風で人気を博し、「悪魔派」と揶揄された北野恒富や、大阪における女性画家の先駆者で上村松園とも並び称された島成園をはじめ、明治から昭和に至る近代大阪で活躍した50名以上の才能あふれる画家たちが集結する。東京や京都の画壇の陰に隠れて、その独自性が見えづらかった大阪の日本画に関する史上初めての大規模展覧会といえる。

☆甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性 2023年7月1日~8月27日

☆春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ 2023年9月16日~11月12日

☆みちのく いとしい仏たち 2023年12月2日~2024年2月12日

Bunkamuraザ・ミュージアム

アーティゾン美術館

第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022: remap 2023年2月25日~5月14日

ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ 2023年6月3日~8月20日

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン 2023年9月9日~11月19日

マリー・ローランサン ―時代を写す眼 2023年12月9日~2024年3月3日

東京芸術大学大学美術館

☆青木淳退任記念展 雲と息つぎ ―テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編― 2023年11月18日~12月3日

SOMPO美術館

ゴッホと静物画ー伝統から革新へ 2023年10月17日〜2024年1月21日公式サイト

 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)は何を学び、何を伝えたのか…。本展覧会は17世紀オランダから20世紀初頭まで、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人達から何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家たちにどのような影響をあたえたかを探る。また、本展覧会では「ひまわり」に焦点をあてたコーナーを設け、ゴッホやその他の画家たちによる「ひまわり」を描いた作品を紹介、なぜ彼らがこの主題を描いたかに注目する。

《サントリー美術館》

☆吹きガラス 妙なるかたち、技の妙 2023年4月22日~6月25日

☆虫めづる日本の人々 2023年7月22日~9月18日

☆激動の時代―幕末明治の絵師たち(仮称) 2023年10月11日~12月3日

☆サントリー美術館コレクション名品展(仮称) 2023年12月20日~2024年1月14日

☆四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎 2024年1月31日~3月24日

三菱一号館美術館

☆芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル 2023年2月25日〜4月9日

東京オペラシティアートギャラリー

今井俊介 スカートと風景 2023年4月15日~6月18日

☆野又 穫(タイトル未定) 2023年7月6日~9月24日

☆石川真生展(タイトル未定) 2023年10月13日~12月24日

☆ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家 2024年1月17日~3月24日

21_21 DESIGN SIGHT

企画展「Material, or 」 2023年7月14日~11月5日

吉岡徳仁 FLAMEガラスのトーチとモニュメント 2023年9月14日~11月5日

出光美術館

江戸時代の美術─「軽み」の誕生 2023年9月16日~10月22日

☆青磁—世界を魅了したやきもの 2023年11月3日~2024年1月28日

☆生誕300年記念 池大雅 ー 陽光の山水 2024年2月10日~3月24日

山種美術館

【特別展】日本画に挑んだ精鋭たち―菱田春草、上村松園、川端龍子から松尾敏男へ― 2023年7月29日~9月24日

【特別展】日本画聖地巡礼―東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門― 追体験する傑作誕生の地、発見する画家の心 2023年9月30日~11月26日

☆【特別展】癒やしの日本美術―ほのぼの若冲・なごみの土牛― 2023年12月2日~2024年2月4日

《府中市美術館》

☆発掘・植竹邦良 ニッポンの戦後を映す夢想空間 2023年5月20日〜7月9日

 植竹邦良(1928-2013)は戦後リアリズム美術運動のただ中に画家として歩み始めた。1960年代以降は安保闘争や学園紛争など世相を象徴する事件に題材を取りつつ、戦中の記憶や地形、建築といったモチーフへの執着を混在させ、細部が増殖しつつ反復するダイナミックな世界を構築した。府中ゆかりの知られざる画家の全貌を初めて紹介する。

☆インド細密画の世界(仮) 2023年9月16日〜11月26日

☆白井美穂 森の空き地 2023年12月16日〜2024年2月25日

 メディアを自在に横断し旺盛に制作を続ける白井美穂(1962- )による美術館での初個展。1990年代前半に発表された貴重な立体作品と、2000年代に入って華麗に展開する絵画を中心に構成する。

☆春の江戸絵画まつり  ほとけの国の美術 2024年3月9日〜5月6日

町田市立国際版画美術館

自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート 2023年3月18日~5月21日【前期】3月18日~4月16日【後期】4月18日~5月21日

出来事との距離 -描かれたニュース・戦争・日常 2023年6月3日〜7月17日

版画家たちの世界旅行 -古代エジプトから近未来都市まで 2023年7月22日〜9月24日

楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師 2023年10月7日〜12月10日【前期】10月7日~11月 5日【後期】11月8日~12月10日

版画の青春 小野忠重と版画運動展 2024年3月16日〜5月19日

神奈川県立近代美術館・葉山館

生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良 2023年4月22日~7月2日 前期:4月22日~ 5月28日、後期:5月30日~7月2日

 戦後日本彫刻史に大きな足跡を残した彫刻家・佐藤忠良(1912−2011年)。東京美術学校(現・東京藝術大学)で彫刻を学び、従軍とシベリア抑留を経て復員したのちは、新制作派協会(現・新制作協会)を基点に一貫して具象彫刻の道を歩んだ。力強く現実感をたたえた素描力を生かし、絵本や挿絵でも広く活躍。本展はその傑作として知られる彫刻《群馬の人》と《帽子・夏》、今なお読み継がれるベストセラー絵本『おおきなかぶ』の3作品がいかにして誕生したのか、各年代の代表作を制作年順に紹介するとともに、佐藤が蒐集し生涯手元においた西洋美術のコレクションを手がかりとして、その創造の秘密に迫る。

☆挑発関係=中平卓馬×森山大道 2023年7月15日~9月24日

 日本の写真史にその足跡を残すふたりの写真家・中平卓馬(なかひら・たくま/1938–2015年)と森山大道(もりやま・だいどう/1938– )は、お互いを唯一無二の同志であり好敵手と認める仲だった。本展は、半世紀にわたり展開されたふたりの写真表現を並行して検証し直す初めての機会。ともに若かりし頃に足繁く通った葉山を舞台に、各時代の写真作品を雑誌などの貴重な資料から振り返り、日本の写真界において比類ない奇跡とも言いうる希代の写真家同士の「挑発」を明らかにする。

☆葉山館20周年記念 100年前の未来:移動するモダニズム 1920–1930 2023年10月7日~2024年1月28日

 葉山館の開館20周年を記念して、当館が館名にかかげる「近代(モダン)」の文化が多様に展開した20世紀の1920年代を再考する。1910年代のロシア革命、第一次世界大戦、そしてスペイン風邪によるパンデミック後の世界で、芸術家たちは国境を越えて活動した。1923年の関東大震災とその復興期を駆けたモボ・モガたち、昭和へと移行する時代の新興美術運動など、100年前の世界が夢みた新しさの諸相を概観する。

☆芥川龍之介と美の世界二人の先達—夏目漱石、菅 虎雄 2024年2月10日~4月7日

 今も幅広い世代に愛される小説家・芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ/1892–1927年)。芥川は作品や書簡等においてしばしば美術に言及し、その文学と美術への関心の高さは、彼が師と仰いだ夏目漱石(なつめ・そうせき/1867–1916年)と共通している。一方、菅虎雄(すが・とらお/1864–1943年)は、芥川の一高時代のドイツ語の教師であるとともに、漱石を禅に導いた人物だった。本展では、芥川を中心とする漱石、菅の三人の交流関係に注目しながら、芥川の文学世界とその眼を通した美の世界を紹介する。

神奈川県立近代美術館・鎌倉別館

☆吉村 弘 風景の音 音の風景 2023年4月29日~9月3日

 1970年代初めから環境音楽の先駆けとして活躍した吉村弘(よしむら・ひろし/1940–2003年)。2003年の葉山館開館を機に吉村が作曲した葉山館と鎌倉館のサウンドロゴは、現在も葉山館で朝夕に館内を流れ、来館者を惹きつけている。没後20年を記念する本展では、音楽作品のほか、写真、映像作品、小杉武久(こすぎ・たけひさ/1938–2018年)や鈴木昭男(すずき・あきお/1941– )とともに行ったパフォーマンスやサウンドインスタレーションなど、多様な活動を新資料群によって紹介。知られざる吉村弘の世界に誘う。

☆イメージと記号—1960年代美術の諸相 2023年12月9日~ 2024年2月12日

 美術という制度が問われた1960年代。乾いたユーモアで社会に氾濫するイメージを無化し、記号や位相幾何学を拠り所に造形することを問う作品が登場する。初の国際審査制が導入された1967年の第9回東京ビエンナーレは美術と社会の接面を映しだすものだった。同館所蔵品を中心に井上長三郎(いのうえ・ちょうざぶろう/1906–1995年)、堀内正和(ほりうち・まさかず/1911–2001年)、杉全直(すぎまた・ただし/1914–1994年)、麻生三郎(あそう・さぶろう/1913–2000年)、飯田善國(いいだ・よしくに/1923–2006年)、高松次郎(たかまつ・じろう/1936–1998年)、若林奮(わかばやし・いさむ/1936–2003年)らを取り上げ、ビエンナーレ出品作や資料をまじえて時代の断面を検証する。

☆小金沢健人×佐野繁次郎 ドローイング/シネマ 2024年2月23日~5月6日

 現代美術作家と同館所蔵作家から二人を特集し、一つの視点で読む展覧会。絵画から映像、立体まで多様な展開をみせる小金沢健人(こがねざわ・たけひと/1974– )と、独特の手描き文字と線画による装幀・挿画の仕事が油彩画と並び愛されている佐野繁次郎(さの・しげじろう/1900–1987年)の仕事を紹介する。線でイメージを描き出す「ドローイング」は、カット/イラストレーションとどう異なるのか? イメージの連なりがもたらす動きの感覚とは? 美術家の手と眼が生む色・線・動きに着目し、平面表現の境界を探求する。

横浜美術館

横須賀美術館

没後40年 朝井閑右衛門展 2023年4月22日〜6月18日

new born 荒井良二 いつもしらないところへ たびするきぶんだった 2023年7月1日〜9月3日

令和5年度第2期所蔵品展 特集:没後20年 若林奮 2023年7月8日〜10月1日 

☆日欧プライベートコレクション ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき アール・ヌーヴォーからモダンへ 2023年9月16日〜11月5日

☆となりの国の絵本 躍動する韓国イラストレーションの世界 2023年11月18日〜12月24日 

平塚市美術館

細川護熙 美の世界 2023年4月8日~6月11日

造形作家 玉田多紀 ダンボール物語 2023年6月24日~9月10日

☆新収蔵品展 特集展示:藤田嗣治の初期作品 2023年9月23日~2024年2月18日

☆横山美術館名品展 明治・大正の輸出陶磁器-技巧から意匠へ 2023年10月7日~11月26日

☆岡田健太郎展 重なる景体 2023年12月5日~2024年4月7日

ポーラ美術館

部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで 2023年1月28日~2023年7月2日

HIRAKU Project Vol.14 丸山 直文 水を蹴る―仙石原― 2023年1月28日~7月2日

ポーラ美術館の名作絵画 2023年1月25日~7月2日

ゲルハルト・リヒター 2023年1月25日~7月2日

シュルレアリスムとエコール・ド・パリ 近代化に抗って 2023年1月25日~7月2日

シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画 横山大観、杉山寧から現代の作家まで 2023年7月15日~12月3日

 明治政府のお雇い外国人として来日していたアーネスト・フェノロサ(1853-1908)は、当時、日本国内で目にした絵画を総じて “Japanese Painting”と呼び、この英語を日本人通訳が「日本画」と翻訳したことから、明治以後に「日本画」という概念が社会的に定着していったと言われている。「日本画」は日本の伝統的な絵画と西洋画の接触により、新しい表現形式として確立されたが、日本という近代国家の形成期における文化的混沌の中で画家たちは、近代とは、西洋とは、国家とは何かという不断の問いと向き合うことを余儀なくされた。第二次世界大戦後は、画壇において日本画滅亡論が唱えられたが、近代日本画を超克し「新しい日本絵画の創造」を目指した現代日本画の担い手たちの活躍によって、「日本画」は新たな段階へと進んだ。グローバリズムが加速し、西洋と東洋という二分化がもはや意味をなさず、主題や形式、画材などが多様化する21世紀のアートシーンにおいて、現在の「日本画」にはいかなる可能性が秘められているのか。近代の「日本画」を牽引した明治、大正、昭和前期の画家たちや、杉山寧をはじめとする戦後の日本画家たちの表現方法、そして現在の「日本画」とこれからの日本の絵画を追究する多様な作家たちの実践の数々にあらためて注目し、その真髄に迫る。

☆モダン・タイムス・イン・パリ 1925-機械時代のアートとデザイン 2023年12月16日〜2024年5月19日

埼玉県立近代美術館

戸谷成雄 彫刻 2023年2月25日~5月14日

 日本の現代美術を代表する彫刻家・戸谷成雄は愛知県立芸術大学で彫刻を専攻した後、1970年代から本格的な活動を開始した。彫刻というジャンルが批判や解体にさらされていく同時代の美術潮流の中で、彫刻の起源や古今東西の彫刻表現を探究し、彫刻とは何かを問い続けた。木材の表面をチェーンソーで彫り刻む「森」シリーズの発表を機に80年代から国内外で高く評価され、ヴェネチア・ビエンナーレ(1988年)をはじめ数多くの国際展に参加。90年代から、「《境界》から」、「ミニマルバロック」シリーズ、2000年代からは、「洞穴体」シリーズ、近年は「視線体」シリーズなど優れた作品を手がけている。本展では、代表作を含む約40点によって、半世紀にわたる実践を振り返る。「森」に至るまでの初期の模索にも焦点を当て、初公開となる卒業制作の人体彫刻や資料類を紹介。創作の原点を検証する。

横尾龍彦 瞑想の彼方 2023年7月15日~9月24日

 横尾龍彦(1928-2015年)は、日本とドイツを往来しながら活躍した画家。1960年代後半、神話や聖書を題材とした幻想画を描き、澁澤龍彦や種村季弘ら著名人に認められた。1980年以降には、禅やルドルフ・シュタイナーの思想に影響を受け、瞑想によって湧き上がるイメージを、絵具の激しい飛沫やダイナミックな描線によって抽象的に表現するようになった。本展では、約90点の作品で活動の全貌を紹介する。

イン・ビトウィーン(仮称) 2023年10月14日~2024年1月28日

 1930年代から50年代にかけて、シュルレアリスムの表現を探究した画家・早瀬龍江(1905-1991)、「もの派」の理論形成に影響を与える一方、版画やドローイング、水墨による作品を手がけた林芳史(1943-2001)などの足跡をコレクションを中心にたどる。自身の身体的な感覚を拠りどころに、日常や歴史、国境などさまざまな境界の間に立ち、往還を試みるアーティストたちの眼差しを紹介する。

アブソリュート・チェアーズ 2024年2月17日~5月12日

 美術の中の椅子は、権威の象徴として、記憶の依り代として、あるいは拡張された身体として、さまざまな機能や象徴性をまとっている。椅子という身近でありながら特異な造形物の背後には、どのような哲学や思想を見出せるだろうか。デザインの文脈を離れ、現代のアーティストによる平面・立体・映像作品を通して、「究極・絶対」なるものとしての椅子に迫る。

千葉市美術館

「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 2023年4月8日~5月21日

 瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄の4人の作家の交流と創作を辿りながら、1930年代から80年代にわたる日本写真史の一断片を紹介する。1930年代、技巧的な前衛写真が活発に発表されるなか、瀧口は、写真におけるシュルレアリスムとは「日常現実の深い襞のかげに潜んでいる美を見出すこと」と語った。本展は、この思想をひとつの軸としている。瀧口とともに1938年に「前衛写真協会」を立ち上げた阿部は、瀧口に共鳴し、街の風景にカメラを向けた。瀧口と阿部に強く影響を受けた大辻は、「なんでもない写真」と題したシリーズを手掛ける。大辻の愛弟子・牛腸は、「見過ごされてしまうかもしれないぎりぎりの写真」という自身の言葉どおり、独自の視点で周囲の人々や風景を捉えた。4人の作家の思想や作品は、互いに影響を与えあい、前衛写真として想起される技巧的なイメージを超えた「前衛」の在り方を示す。戦前から戦後へと引き継がれた「前衛」写真の精神である。

実験工房の造形 2023年4月8日~5月21日

 写真家の大辻清司(1923-2001)が1950年代に参加した「実験工房」は、美術や音楽、文学など、芸術のジャンルを超えた集団として知られている。メンバーは、造形部門:駒井哲郎(版画 1920-76)、北代省三(絵画・立体造形・写真 1921-2001)、大辻清司(写真)、福島秀子(絵画 1927-1997)、山口勝弘(絵画・立体造形 1928-2018)、音楽部門:佐藤慶次郎(作曲 1927-2009)、園田高弘(ピアニスト 1928-2004)、秋山邦晴(詩・評論 1929-1996)、湯浅譲二(作曲 1929生)、武満徹(作曲 1930-96)、福島和夫(1930生)、鈴木博義(作曲 1931-2006)、照明・技術部門:今井直次(照明 1928生)、山崎英夫(エンジニア 1920-79)の14人。当時まだ若かったグループのメンバーたちは相互に影響を与えながら、ゆるやかに結びつき、バレエや音楽会での作曲、舞台装置、衣装、照明などに取り組み、総合的な芸術の空間づくりを目指した。

三沢厚彦 ANIMALS / Multi-dimensions 2023年6月10日~9月10日

new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった 2023年10月4日~12月17日

サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展(仮称) 2024年1月6日~3月3日

武士と絵画 ―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで―(仮称) 2024年1月6日~3月3日

DIC川村記念美術館

芸術家たちの南仏 2023年3月11日~6月18日

ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室 2023年7月29日~11月5日

 ジョセフ・アルバース(18881976)は画家、デザイナー、そして美術教師として知られている。ドイツで生まれ、造形学校バウハウスで学び、のちに教師となって基礎教育を担当した。同校閉鎖に伴い渡米。ブラック・マウンテン・カレッジや、イェール大学に勤務。戦後米国の重要な芸術家たちを育てた。アルバースは授業の目的を「目を開く」ことだと述べている。彼はただ知識を教えるのではなく、学生に課題を与え、手を動かして考えることを促した。答えを探究することで、色彩や素材のもつ可能性を自ら発見させようとした。アルバース自身もまた、生涯にわたり探究を続けた。そこから生み出されたのが、バウハウス時代のガラス絵から、家具や食器などのデザイン、絵画シリーズ〈正方形讃歌〉に至る、驚くほど多様な作品群である。制作者/教師という両側面からアルバースに迫る、日本初の回顧展である。

☆カール・アンドレ 彫刻と詩、その間 2024年3月9日〜6月30日

 カール・アンドレ(Carl Andre, 1935–)は1960年代にアメリカを中心に興隆するミニマル・アートの代表的な彫刻家であり詩人である。アンドレの彫刻は正方形や長方形など基本的な形の金属板や石、木材のユニットを、床に直接並べる、上に積むといった単純な動作で組み合わせることによりできあがる。これらは従来の彫刻と異なり重力に抗うことなく我々の足元に水平方向に広がり、上を歩くことを許されるものもある。詩においてもアルファベットの単語をユニットとして用いることを基本としている。抒情的な要素は一切なく、紙上で気ままに繰り広げられて読むよりも眺めることで楽しむ「詩」だが、選ばれた言葉を辿るとアンドレの哲学や関心のある分野が垣間見える。本展はカール・アンドレを日本の美術館で初めて個展で紹介する。展示室の空間で実際に彫刻作品と対峙する経験と、詩から紐解く作家の思考とを合わせて提示することで、簡潔で規則的な見た目の中にある豊かなアンドレの制作に触れる機会となることを目指す。

《水戸芸術館》

ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術―いつ・どこで・だれに・だれが・なぜ・どのように?― 2023年2月18日~5月7日

出品作家:青木陵子(1973年兵庫県生まれ、京都府を拠点に活動)、AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ](2005年から活動)、石内都(1947年群馬県生まれ、同県と東京都を拠点に活動)、出光真子(1940年東京都生まれ、同都を拠点に活動)、碓井ゆい(1980年東京都生まれ、埼玉県を拠点に活動)、ラグナル・キャルタンソン(1976年アイスランド生まれ、同国を拠点に活動)、二藤建人(1986年埼玉県生まれ、同県を拠点に活動)、マリア・ファーラ(1988年フィリピン生まれ、英国を拠点に活動)、リーゼル・ブリッシュ(1987年デンマーク生まれ、同国とドイツを拠点に活動)、ホン・ヨンイン(1972年韓国生まれ、英国を拠点に活動)、本間メイ(1985年東京都生まれ、同都とインドネシアを拠点に活動)、ヨアンナ・ライコフスカ(1968年ポーランド生まれ、同国と英国を拠点に活動)、マーサ・ロスラー(1943年米国生まれ、同国を拠点に活動)、ミエレル・レーダーマン・ユケレス(1939年米国生まれ、同国を拠点に活動)、ユン・ソクナム(1939年旧満州国[現中華人民共和国]生まれ、韓国を拠点に活動)

水戸市民会館開館記念事業アートセンターをひらく 2023-地域をあそぶ 2023年7月22日~10月9日

☆「今村源 遅れるものの行方」展 2023年11月3日~2024年1月28日

☆須藤玲子 NUNOの布づくり 2024年2月17日~5月6日 

《群馬県立近代美術館》

アートのための場所づくり 1970年代から90年代の群馬におけるアートスペース 2023年1月21日~4月9日

 〈煥乎堂ギャラリィ〉を中心に1970年代から90年代に群馬県内で活動した主なアートスペースの歴史を振り返り、多様な人々が集い、新たな創造を生み出す場となったそれぞれのスペースの特質や県内アートシーンに果たした役割を検証する。

☆杉浦非水 時代をひらくデザイン 2023年4月22日~6月18日企画展示

☆ディーンボーエン展 オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち 2023年7月8日~8月27日

☆「創作において自由なる競創―19、20世紀の芸術家とポスター」 2023年9月16日~11月12日

特別展示:鈴木ヒラク「今日の発掘」 2023年9月16日〜12月19日

アーツ前橋

☆アーツ前橋開館10周年記念 コレクション+手のひらから宇宙まで 2023年7月29日~9月24日

☆403architecture [dajiba] / 椅子の場所は決めることができる 2023年7月29日~9月24日

☆開館10周年記念展 New Horizon ― 歴史から未来へ 2023年10月14日~2024年2月12日

☆前橋の美術2024(仮称) 2024年3月2日~3月26日

《栃木県立美術館》

☆「二つの栃木」の架け橋 小口一郎展 足尾鉱毒事件を描く 2023年1月21日〜3月26日

 栃木県小山市出身で版画家として活躍した小口一郎(1914-1979年)の全貌を、そのライフワークとなった足尾鉱毒事件を主題とした作品を中心に紹介する。

川島理一郎展 ―― 描くことは即ち見ること 2023年4月15日〜6月18日

 足利市出身の画家・川島理一郎(1886 -1971年)の没後50年をむかえ、その画業を顕彰する回顧展を開催。

☆今日の彫刻 冨井大裕展 —トルソ、或いはチャーハン— 2023年7月8日~9月3日

☆栃木県誕生150年記念 下野新聞創刊145周年記念 文晁と北斎―このふたり、ただものにあらず 2023年10月21日~12月24日

☆春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ 2024年1月13日~3月3日

《宇都宮美術館》

陽咸二展 混ざりあうカタチ 2023年2月19日~4月16日

 大正から昭和初期にかけて活躍した彫刻家、陽咸二(1898-1935年)の全貌を明らかにするはじめての大回顧展。帝展や東台彫塑会への出品を重ねながら、徐々に頭角をあらわしていったが、とくに、1927年(昭和2)年から参加した彫刻団体「構造社」では主要メンバーとして活動し、「彫刻の社会化」を目指した同社の理念を象徴するような作品を精力的に発表した。かれの芸術の特徴の一つは、ひとりの作家の手によるものとは思えないほどの多彩な作風。絵画、版画、工芸、表紙絵など手がけた分野も幅広く、様式も具象や抽象、簡素なタッチから細密描写にいたるまで多様で、モチーフやテーマも和洋を問わず人物、風景、説話などさまざまである。いまひとつの特徴としては、ひとつの作品のなかで異なる要素を並べたり、重ねたりしながら、これまでにない新たなイメージを生み出した点。本展は5つのキーワードを手掛かりに、陽咸二の独特な芸術世界を逍遥する。

☆宇都宮美術館開館25周年記念 二つの教会をめぐる石の物語 2023年2月19日~ 4月16日

 カトリック松が峰教会聖堂、日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂は、ともに宇都宮に現存し、大谷石を用いた貴重な歴史的建造物として知られている。本展では、これらを設計した二人の建築家を中心に、明治・大正から昭和戦前に現れた他の事例にも光を当て、教会建築の歩みと魅力を、さまざまな観点から紹介する。

☆とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家 2023年4月30日~6月18日

☆芸術家たちの南仏 2023年7月2日~9月24日

☆ヨシタケシンスケ展かもしれない 2023年10月15日~12月24日

☆イヴ・ネッツハマー[仮称] 2024年3月10日~5月12日

 スイス現代美術を代表する映像インスタレーション作家、イヴ・ネッツハマー(1970~)による日本で最初の個展。デジタル・アニメーションの虚空間と奇妙なオブジェを掛け合わせ、土地の記憶の深層に潜行して起源の謎を照らし出すネッツハマーが、大谷という巨大な地下空洞を宿す街、宇都宮と出会う。

セゾン現代美術館

荒川修作+マドリン・ギンズ《意味のメカニズム》 全作品127点一挙公開 少し遠くへ行ってみよう 2023年4月22日10月31日

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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