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《国立西洋美術館》

☆憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷 2023年3月18日~6月11日
フランスの最北西端、大西洋に突き出た半島を核とするブルターニュ地方は、芸術家と縁の深い土地。ケルト人を祖にもち、独自の歴史と文化を紡ぎ、フランスの一部となったのちも固有の言語「ブルトン(ブレイス)語」を守りつづけた。この地には断崖の連なる海岸線や岩で覆われた荒野、深い森などの豊かな自然とともに、古代の巨石遺構や中近世の宗教遺物が残されている。人々の篤い信仰心や地域色に富む素朴な生活様式も長らく保たれてきた。このように特徴的な自然と歴史文化を擁するフランスの内なる「異郷」は、19世紀以降、新たな画題を求める画家たちを惹きつけてやみなかった。本展では、とりわけ多くの画家や版画家たちがブルターニュを目指した19世紀後半から20世紀はじめに着目し、この地の自然や史跡、風俗、歴史などをモティーフとした作品を展覧することで、それぞれの作家がこの「異郷」に何を求め、見出したのかを探る。明治後期から大正期にかけて渡仏し、この地に足を延ばした日本の画家たちの作品と足跡にも光をあてる。国内およそ30か所の所蔵先と海外2館から集められた約160点の作品にくわえ、関連資料もあわせて展示される。
☆橋本コレクション展―指輪よりどりみどり 2023年3月18日〜6月11日
国立西洋美術館は、約870点にもおよぶ指輪を主とする宝飾品を所蔵している。これらはすべて橋本貫志氏より2012年に寄贈され、「橋本コレクション」と呼ばれている。指輪の多様性こそが橋本コレクションの稀有な特色。
☆スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた 2023年7月4日〜9月3日
《東京国立近代美術館》

☆東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密 2023年3月17日~5月14日
東京国立近代美術館は1952年12月に開館し、2022年度は開館70周年にあたる。これを記念して、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催する。ただの名品展ではない。今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」だった。そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密にも迫る。重要文化財は保護の観点から貸出や公開が限られるため、本展はそれらをまとめて見ることのできる得がたい機会となる。
☆ガウディとサグラダ・ファミリア展 2023年6月13日~9月10日
スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926年)は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな建築で、今なお世界中の人々を魅了し続けるとともに、さまざまな芸術分野に影響を与えてきた。本展では、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造性の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かす。図面のみならず膨大な数の模型を作ることで構想を展開していったガウディ独自の制作過程や、多彩色のタイル被覆、家具、鉄細工装飾、そして彫刻を含めたガウディの総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に加え、最新の技術で撮影された建築映像も随所にまじえながら、時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力に迫る。
☆生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ 2023年10月6日~12月3日
「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功(1903-1975年)。一心不乱に板木に向かう棟方の姿は、多くの人々の記憶に刻み込まれている。棟方が居住し、あるいは創作の拠点とした青森、東京、富山の三つの地域は、それぞれに芸術家としての棟方の形成に大きな影響を与えた。棟方の生誕120年を記念し、各地域の美術館(富山県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館)が協力して開催する本展では、棟方と各地域の関わりを軸に、板画、倭画、油彩画といった様々な領域を横断しながら、本の装丁や挿絵、包装紙などのデザイン、映画・テレビ・ラジオ出演にいたるまで、時代特有の「メディア」を縦横無尽に駆け抜けた棟方の多岐にわたる活動を紹介。棟方志功とはいかなる芸術家であったのかを再考する。
《東京国立博物館》

☆特別展「東福寺」2023年3月7日~5月7日
新緑や紅葉の名所として知られる東福寺は、京都を代表する禅寺の一つ。朝廷の最高実力者・九条道家の発願により、中国で禅を学んだ円爾(聖一国師)を開山に迎えて創建された。「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来する。中世の面影を色濃く留める巨大な建造物の数々は圧倒的なスケールを誇り、その特徴を表した「東福寺の伽藍面」の通称で知られている。東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、伝説の絵仏師・明兆による記念碑的大作「五百羅漢図」現存全幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類も一堂に展観する。草創以来の東福寺の歴史を辿りつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなく伝える。
☆特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」 2023年6月16日~9月3日
メキシコには35もの世界遺産があり、なかでも高い人気を誇るのが、古代都市の遺跡群である。前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻までの3千年以上にわたり、多様な環境に適応しながら、独自の文明が花開いた。本展は、そのうち「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明に焦点をあて、メキシコ国内の主要博物館から厳選した古代メキシコの至宝の数々を、近年の発掘調査の成果を交えて紹介する。普遍的な神と自然への祈り、そして多様な環境から生み出された独自の世界観と造形美を通して、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る。
《国立新美術館》
☆ルーヴル美術館展 愛を描く 2023年3月1日~6月12日
人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つだった。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれている。一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されている。本展では、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにする。16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要の画家によって愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会である。
☆蔡國強 宇宙遊 ―<原初火球>から始まる 2023年6月29日~8月21日
中国出身の国際的芸術家、蔡國強(1957年生まれ)の大規模な個展を、サンローランとの共催により開催する。蔡は東洋哲学、社会問題を作品の基本コンセプトとし、火薬絵画、インスタレーションや屋外爆破プロジェクトなどで評価されている。1986年末から約9年間、美術家としての成長に重要な時期を日本で過ごし、1995年からはニューヨークに拠点を移して活動している。本展は〈原初火球〉を宇宙の誕生になぞらえた起点とし、作家自身の活動の旅として、宇宙や見えない世界などをテーマとする展覧会である。
☆テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ 2023年7月12日~10月 2日
本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画。「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといったイギリス近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向ける。異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行う。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証する。
☆イヴ・サンローラン展 2023年9月20日~12月11日
20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローラン。1958年にクリスチャン・ディオールの急死をうけ、「クリスチャン・ディオール(DIOR)」のデザイナーとして鮮烈なデビューを飾る。1962年からは自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表。それ以来、2002年に引退するまで約半世紀にわたり女性の装いに変革を起こし、世界のファッションシーンをリードした。本展はイヴ・サンローラン美術館パリによる全面協力を得て、日本で初めて開催される回顧展。イヴ・サンローランは40年間の活動を通じて、多様な文化や歴史から刺激を受けながら普遍的なスタイルを提案し続けた。序章と11章から構成される本展では、ディオールでのデビューから、ブランドとして初のコレクション、そして独自のスタイルを確立するまでを、イヴ・サンローランによるルック110体のほかアクセサリー、ドローイング、写真によって一堂に紹介する。
☆大巻伸嗣展(仮称) 2023年11月1日~12月25日
空間と時間を抽出し、体感させるような大規模なインスタレーションで注目されてきた美術家、大巻伸嗣。そこに足を踏み入れる者は、身体と感覚を揺さぶられ、この世界にある様々な事象、そして我が身の存在に新たな視点を投げかける。本展覧会で大巻は、天井高8mの大空間を生かした新たなインスタレーションを発表する。
☆マティス 自由なフォルム 2024年2月14日~5月27日
20世紀最大の巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954年)。大胆な色彩表現が特徴であるフォーヴィスムの中心人物として20世紀初頭、パリで頭角を現す。後半生を過ごすこととなるニースでは、アトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をはさみで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組む。フランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、素描、版画、テキスタイル等の作品やマティス旧蔵のオブジェ等を紹介する。切り紙絵が日本でまとめて展示されることはきわめて稀で、マティスの記念碑的な表現方法に触れる貴重な機会となるだろう。
《東京都現代美術館》

☆クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ 2022年12月21日〜2023年5月28日
パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドン、ニューヨークと世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展。本展はディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会となる。創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、彼の庭園に対する愛、豪華な舞踏会の魔法、ディオールのコレクションに最初から影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力など、素晴らしい発見を伴う75年を超える情熱にスポットが当てられている。「ニュールック」の永遠の象徴である「バー」スーツをはじめとした、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々。クリスチャン・ディオール、そしてイヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった後継者である歴代のクリエイティブ ディレクターたちが考案した作品のひとつひとつが公開されている。
☆さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展 2023年3月18日〜6月18日
東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は2018年より、中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を実施している。各回の受賞者は2組で、複数年にわたる支援の最終年に、東京都現代美術館で受賞記念展を開催する。第3回受賞者の志賀理江子と竹内公太による本展には、「さばかれえぬ私へ/Waiting for the Wind」という言葉を冠した。この言葉は、TCAA授賞式から始まった志賀と竹内の対話の中から生み出された、いわば本展で唯一の2人の共同作品と言えるものであり、人々が抱える内面世界への呼びかけでもある。2011年の被災後、突如始まったあらゆる分野での復興計画に圧倒された経験を、人間が「歩く」営みとして捉えなおした志賀、第二次世界大戦時の兵器「風船爆弾」のリサーチにもとづき、「過去の出来事–アーティスト–鑑賞者」という「憑依の連鎖」による新作を発表する竹内。東日本大震災の爪痕が大きく残された宮城、福島をそれぞれの拠点として活動する両者の作品は、その方向性は違えども、対話の中で見出された共通の認識を持ち、ある部分では作品が重なり合うように展示空間を構成する。
☆デイヴィッド・ホックニー展 2023年7月15日〜11月5日
日本で27年ぶりの大規模開催! 初期の代表作から近年の新作まで圧巻のスケール。本展は現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニー(1937- )の日本では27年ぶりとなる大規模な個展である。英国で生まれたホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し、近年はiPadを用いて身近な主題を描き続けている。1960年代に米国の西海岸で描いた初期の代表作から、近年の集大成というべき故郷ヨークシャー東部の自然を描いた大型絵画のシリーズ、新型コロナウイルスによるロックダウン中にフランス北部のノルマンディーで描いた全長90メートルにも及ぶ新作まで、ホックニーの作品を100点以上紹介する、日本におけるこれまでで最も充実した展覧会となる。東京都現代美術館のみの開催で、巡回の予定はない。
《東京都美術館》

☆レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 2023年1月26日~4月9日
19世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918年)は、28年という短い生涯のなかで数多くの作品を残し、独自の表現を追求した。本展では、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心に、シーレの初期から晩年までの絵画、素描のほか、ウィーン世紀末の芸術家たちの作品を紹介し、画家の生涯とその作品、同時代の芸術の諸相を展観する。
☆マティス展 Henri Matisse: The Path to Color 2023年4月27日~8月20日
20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869-1954年)。強烈な色彩によって美術史に大きな影響を与えたフォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在として活動したのち、絵画の革新者として、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩とかたちの探求に捧げた。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けている。世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われる南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿る。
☆うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展 2023年7月22日~10月9日
荒木珠奈(1970年-)は、へんてこなかわいらしさとゾクッとする感覚が混ざり合った世界観が魅力の作家。光と影、昔話、家や舟といった物語を想起させるようなモチーフを用いて、私たちの心の底にある懐かしい感覚や感情、記憶を揺さぶりながら、日常を越えた非日常の世界へと誘う作品を数多く発表してきた。本展では、これまでに発表された詩情豊かな版画や参加型インスタレーションに加えて、本展のために新しく、開催地である「上野」の記憶に着想を得た大型のインスタレーション作品を制作。美術館の地下空間に、日常と非日常の境界を行き来するような不思議な体験を作り上げる。物語性あふれる作品がもたらす鑑賞体験を通じて、一人ひとりの日々の暮らしのかけがえのなさを見つめる。
☆永遠の都ローマ展 2023年9月16日~12月10日
栄えある歴史と比類なき文化を誇る永遠の都ローマ。古代ローマ帝国の遺構群フォロ・ロマーノを見下ろす丘に建つカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、「永遠の都」と称されるローマの2000年の歴史と芸術を約70点の作品により紹介する。
☆印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 2024年1月27日~4月7日
ウスター美術館(アメリカ)のコレクションを中心に、印象派の国際的な広がりを紹介する展覧会。バルビゾン派など印象派誕生前夜から、モネやルノワールなどのフランス印象派、さらにアメリカをはじめとするフランス国外の状況まで、印象派の受容と展開をたどる。ほとんどが日本初公開で、アメリカ印象派の知られざる魅力を堪能できる。
《東京都写真美術館》
☆深瀬昌久 1961ー1991 レトロスペクティブ 2023年3月3日~6月4日
☆土門拳の古寺巡礼 2023年3月18日~5月14日
☆市民、暴力、権力、その所有をめぐる映画 2023年3月28日~4月9日
☆本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語 2023年6月16日~9月24日
☆田沼武能 人間讃歌 2023年6月2日~7月30日
☆映像展 風景以降(仮) 2023年8月11日~11月5日
☆ホンマタカシ(仮) 2023年10月6日~2024年1月21日
☆日本の新進作家 vol.20 見るまえに跳べ(仮) 2023年10月27日~2024年1月21日
《森美術館》
《東京ステーションギャラリー》
《Bunkamuraザ・ミュージアム》
《アーティゾン美術館》
《サントリー美術館》
《三菱一号館美術館》
《東京オペラシティアートギャラリー》
《府中市美術館》
《町田市立国際版画美術館》
《神奈川県立近代美術館・葉山館》
《神奈川県立近代美術館・鎌倉別館》
《横浜美術館》
《横須賀美術館》
《平塚市美術館》
《ポーラ美術館》
《埼玉県立近代美術館》
《千葉県立美術館》
《千葉市美術館》
《DIC川村記念美術館》
《佐倉市立美術館》
《水戸芸術館》
☆ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術―いつ・どこで・だれに・だれが・なぜ・どのように?― 2023年2月18日~5月7日
出品作家:青木陵子(1973年兵庫県生まれ、京都府を拠点に活動)、AHA、石内都(1947年群馬県生まれ、同県と東京都を拠点に活動)、出光真子(1940年東京都生まれ、同都を拠点に活動)、碓井ゆい(1980年東京都生まれ、埼玉県を拠点に活動)、ラグナル・キャルタンソン(1976年アイスランド生まれ、同国を拠点に活動)、二藤建人(1986年埼玉県生まれ、同県を拠点に活動)、マリア・ファーラ(1988年フィリピン生まれ、英国を拠点に活動)、リーゼル・ブリッシュ(1987年デンマーク生まれ、同国とドイツを拠点に活動)、ホン・ヨンイン(1972年韓国生まれ、英国を拠点に活動)、本間メイ(1985年東京都生まれ、同都とインドネシアを拠点に活動)、ヨアンナ・ライコフスカ(1968年ポーランド生まれ、同国と英国を拠点に活動)、マーサ・ロスラー(1943年米国生まれ、同国を拠点に活動)、ミエレル・レーダーマン・ユケレス(1939年米国生まれ、同国を拠点に活動)、ユン・ソクナム(1939年旧満州国[現中華人民共和国]生まれ、韓国を拠点に活動)
《群馬県立近代美術館》
☆アートのための場所づくり 1970年代から90年代の群馬におけるアートスペース 2023年1月21日~4月9日
〈煥乎堂ギャラリィ〉を中心に1970年代から90年代に群馬県内で活動した主なアートスペースの歴史を振り返り、多様な人々が集い、新たな創造を生み出す場となったそれぞれのスペースの特質や県内アートシーンに果たした役割を検証する。
☆杉浦非水 時代をひらくデザイン 2023年4月22日~6月18日
《栃木県立美術館》
☆「二つの栃木」の架け橋 小口一郎展 足尾鉱毒事件を描く 2023年1月21日〜3月26日
栃木県小山市出身で版画家として活躍した小口一郎(1914-1979年)の全貌を、そのライフワークとなった足尾鉱毒事件を主題とした作品を中心に紹介する。
☆川島理一郎展 ―― 描くことは即ち見ること 2023年4月15日〜6月18日
足利市出身の画家・川島理一郎(1886 -1971年)の没後50年をむかえ、その画業を顕彰する回顧展を開催。
《宇都宮美術館》
☆陽咸二展 混ざりあうカタチ 2023年2月19日~4月16日
大正から昭和初期にかけて活躍した彫刻家、陽咸二(1898-1935年)の全貌を明らかにするはじめての大回顧展。帝展や東台彫塑会への出品を重ねながら、徐々に頭角をあらわしていったが、とくに、1927年(昭和2)年から参加した彫刻団体「構造社」では主要メンバーとして活動し、「彫刻の社会化」を目指した同社の理念を象徴するような作品を精力的に発表した。かれの芸術の特徴の一つは、ひとりの作家の手によるものとは思えないほどの多彩な作風。絵画、版画、工芸、表紙絵など手がけた分野も幅広く、様式も具象や抽象、簡素なタッチから細密描写にいたるまで多様で、モチーフやテーマも和洋を問わず人物、風景、説話などさまざまである。いまひとつの特徴としては、ひとつの作品のなかで異なる要素を並べたり、重ねたりしながら、これまでにない新たなイメージを生み出した点。本展は5つのキーワードを手掛かりに、陽咸二の独特な芸術世界を逍遥する。
☆宇都宮美術館開館25周年記念 二つの教会をめぐる石の物語 2023年2月19日~ 4月16日
カトリック松が峰教会聖堂、日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂は、ともに宇都宮に現存し、大谷石を用いた貴重な歴史的建造物として知られている。本展では、これらを設計した二人の建築家を中心に、明治・大正から昭和戦前に現れた他の事例にも光を当て、教会建築の歩みと魅力を、さまざまな観点から紹介する。