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名古屋・栄にスローアートセンターナゴヤが2024年3月31日にオープン アートプロジェクトとワークショップを展開

  • 2024年3月29日
  • 2024年9月20日
  • 美術

SLOW ART CENTER NAGOYA 多様なプログラムを実施

 名古屋市中区錦三丁目16番街区の市旧教育館跡地の暫定活用事業として、2024年3月31日に開業する「SLOW ART CENTER NAGOYA」でアート事業と施設運営を行う合同会社コマンドA(東京都千代田区)が、年間を通じて実施するワークショップ型のアートプロジェクトと、オープン記念の特別ワークショップを明らかにした。

 SLOW ART CENTER NAGOYA(スローアートセンターナゴヤ)は2028年3月末までの期間限定で開設。アーティストや大学研究者の活動拠点となり、多様なスローアートプログラムを実施する。

 さまざまな人との繋がりを通じて地域の街づくり、コミュニティ活性に貢献するプロジェクトを行う。サウナ、フィットネス、カフェなど、心と身体を整える施設を有し、ウェルネスなプログラムも展開する。


事業者:三菱地所株式会社
企画・監修:合同会社コマンドA 中村政人
設計監理:安井・ondesign・irodori・Graph Studio設計共同企業体(杉木勇太,林秀樹,一色ヒロタカ,小澤成美,福島佳浩)
設計協力:株式会社ai level + クラフトノーツ 藤田幹人
施工者:株式会社アフェクションウォーク
植栽 :東邦レオ株式会
住所 :名古屋市旧教育館跡地(名古屋市中区錦三丁目 16 番街区)

アートプロジェクト「Slow Art Collective Nagoya(スローアートコレクティブ・ナゴヤ)」

 Slow Art Collectiveは、オーストラリア・メルボルン在住の加藤チャコとディラン・マートレルが主宰する芸術グループ。

 持続可能性や多文化共生をテーマに、竹やロープなどの自然素材、街で拾い集めた素材を用いた市民参加型のアートプロジェクトを実施する。

 彼らの「スローアート」は、多様な人々が共にゆっくりと何かを創造することを通して、金銭とは別の価値や文化を共有・交換していく「つながりの装置」である。

 SLOW ART CENTER NAGOYAでは、常設展示として、誰もが参加できるスローアートのためのオープンスペースを創出。そこに集う人々や、たまたま立ち寄った人々の「表現したい気持ち」を刺激しながら、生活とアートが緩やかにつながる場所を目指す。

オープン記念 特別ワークショップ

①「キネティック・スカルプチュア(動く彫刻)ワークショップ」

日時:4月6日(土)13時〜14時
講師:ディラン・マートレル 
参加費:3,000円
定員:15名

 廃材や天然素材を使い、ユニークなキネティック・スカルプチュア(動く彫刻)を作る。太陽の光で動く彫刻は、まわりの環境と呼応しながら、表情豊かな動きを見せる。制作した彫刻は、スローアートセンターナゴヤで期間限定の展示を予定している。

②「Window Gardenワークショップ」

日時:4月5日(金)・6日(土)11時〜12時
講師:加藤チャコ 
参加費:無料 
定員:各回15名

 自分たちの足元に広がる自然を感じながら、暮らしのなかでアートとつながるワークショップ。会場の大きなガラスに、スローアートセンター名古屋周辺で見つけた植物を貼り付け、オリジナルの庭を作る。

【①②申込先】https://slowartcollective3331.peatix.com/

いつでも参加可能 ウィービング・ワークショップ

 施設内には、身の回りの素材や植物をつかって、小さな子どもからお年寄りまで自由に創作し、遊べるスペースを開設する。

 竹製の大きな星形の 基地のなかで、好きな場所にカラフルな紐を結んだり、編みこんだりするワークショップや、草花を使った「たたき染め」、道端に生えている植物を窓に貼っての「窓庭」作りなど、もりだくさんのワークショップを予定している。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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