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名古屋・栄に2024年3月末、SLOW ART CENTER NAGOYAオープン

  • 2024年2月12日
  • 2024年2月15日
  • 美術

 名古屋市中区錦3丁目(16番街区)の同市旧教育館跡地に2024年3月末、「SLOW ART CENTER NAGOYA」(スロー・アート・センター・ナゴヤ)がオープンする。場所は、栄の久屋大通公園西側となる。

 注目は、運営団体が、2010-2023年に東京都千代田区で「3331 Arts Chiyoda」(統括ディレクター:中村政人)を運営し、展覧会やプロジェクトを展開した「3331(合同会社コマンドA)」であること。 

 名古屋市の旧教育館跡地暫定活用事業の一環で、2028年3月末までの4年間の期間限定プロジェクトとなる。事業者は、三菱地所。

 三菱地所は、栄地区の賑わい向上に資することを目的に、ゆったりとした時間の中で価値や文化を共有、交換するスローアート活動とともに、持続可能な開発のための新たな都市の新陳代謝=ネオメタボリズムをビジョンに掲げる。

 人と人、人と環境の新たな関係性をつくり、「個人×地域×地球の Well-being」を生み出す市民コミュニティの形成拠点を目指す。

 敷地は、約1,582.83平方メートル。サウナ、フィットネス、カフェなど、心と身体を整える施設を有し、ウェルネスなプログラムも展開しつつ、アーティストや研究者の活動拠点となり、多様なスローアートプログラムを実施する方向。

 さまざまな人とのつながりを通じて、街づくり、コミュニティ活性、地域の経済活性やビジネス創発に貢献するプロジェクトを行うアートセンターである。

 また、建築においても、スローなあり方を模索し、暫定利用期間終了時にリユースすることを前提に建設。期間終了と同時に分解し、都市の隙間ともいえる再開発用地や都市部の空隙である土地などへ再建設することを試みる。

合同会社コマンド A 
 合同会社コマンド A は、「アーティスト・イニシアティブ command N(1998年-)」を母体として、2010年〜2023年、東京都千代田区に文化芸術拠点施設「3331 Arts Chiyoda」を運営。以降、合同会社コマンドAの活動体としての名称を“3331”と改称。地域とつながるさまざまなアートプロジェクトを展開している。

 <アート×産業×コミュニティ>の理念のもと、人とまちの創造力を育み、地域を守り、豊かな文化資本を形成する多彩なアート事業を行う活動体として、現代アートのみならず、建築、デザイン、身体表現から歴史、文化まで広く関わり、これまでに多種多様な展覧会やイベント、ワークショップなどクロスオーバーな場づくりを行っている。

中村政人(1963年 – )
 アーティストで東京藝術大教授。1992年に村上隆との展覧会「中村と村上展」を開催。路上展覧会「ザ・ギンブラート」「新宿少年アート」を展開し、1998年から、アーティスト・イニシアティブ「コマンドN」を主宰。2001年の第49回ヴェネツィア・ビエンナーレでは、畠山直哉、藤本由紀夫とともに日本代表を務めた。

 美術と教育プロジェクトや、マクドナルド社のMサインを使った作品、「秋葉原TV」など、美術と社会を探求した作品、プロジェクトがある。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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