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大阪中之島美術館 開館1周年記念展 デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン 4月15日- 6月18日 

  • 2023年3月20日
  • 2023年7月14日
  • 美術

ヤノベケンジ 《アトムカー(黒)》
1998年 国立国際美術館蔵
ⒸCopyright KENJI YANOBE

デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン

 大阪中之島美術館の「開館1周年記念展 デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」が2023年4月15日から6月18日まで、同館で開催される。

 大阪中之島美術館が活動の両輪とするアートとデザインを並行的に展示し、双方の境界や重なりを考える試み。ひとつひとつの作品の前で、鑑賞者に「これはデザイン?」「こっちはアート?」などと問いかけを促すような展示である。

見どころ

1950年代から2010年代まで、出品作家は総勢70名超え。戦後から現在までのデザインとアートの関係に注目。

 戦後、一般的にはまだ馴染みのなかった「デザイン」は、私たちの身近なものとなって、今やその領域を大きく広げている。一方、美術から言葉が変化したアートは、従来の世界を超えた表現を展開している。

 本展は、戦後の1950年代から2010年代までの多彩なデザイナーやアーティストの成果を追いながら、デザインとアートの関係に注目する。

最近話題の「デザインとアートの境界」。これを正面から問う待望の展覧会。

 デザインが話題となった携帯電話や家具、多彩なジャンルのアート作品を展示。デザインとアートを同じ空間で鑑賞したとき、個々で見ていたときと異なる印象を抱くかもしれない。そんな心の動きを体験しながら、「これはデザイン?」「こっちはアート?」という問いとともに答えに導かれる展示である。

出品作家(抜粋 五十音順)

 会田誠、イサム・ノグチ、亀倉雄策、河原温、草間彌生、倉俣史朗、剣持勇、佐藤可士和、田中一光、永井一正、藪内佐斗司、奈良美智、名和晃平、早川良雄、日比野克彦三宅一生、宮島達男、村上隆、元永定正森村泰昌、柳宗理、ヤノベケンジ、横尾忠則 他

開催概要

展覧会名:開館1周年記念展 デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン
会  期:2023年4月15日(土)- 6月18日(日)[会期57日間]
休 館 日:月曜日(ただし5月1日は開館)
開場時間:10時~17時(入場は16時30分まで)
観 覧 料:一般1600円(団体1400円)、高大生1000円(団体800円)
※中学生以下無料
※税込み価格。団体は20名以上
※障がい者手帳などを持っている方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。来館当日、2階のチケットカウンターで申し込む
※一般以外の料金で利用する方は当日、証明できるものを提示する
※大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要
※5階展示室で開催される「開館1周年記念特別展 佐伯祐三 ー 自画像としての風景(会期4月15日-6月25日)」と相互割がある。本展の観覧券(半券可)または電子チケットをチケットカウンターで提示すると「佐伯祐三 ー 自画像としての風景」の一般・高大生料金が割引される。(一般1800円→1700円、高大生1500円→1400円)
・いずれも対象券1枚につき1名様有効
・チケット購入後の割引はできない
・他の割引との併用はできない

会  場:大阪中之島美術館 4階展示室(〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-1)
電  話:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター・年中無休 8時~21時)
公式サイト👉こちら

トークイベント

大阪中之島美術館 開館1周年記念展「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」開幕直前トーク

日比野克彦、原点の80年代を語る。

登壇者:日比野克彦
聞き手:菅谷富夫(大阪中之島美術館 館長)

開催日時:2023年3月31日(金)19:00 – 20:30(開場:18:30)
会  場:大阪中之島美術館 1階ホール
定  員:150名(先着順、申込不要)
参 加 費:無料

小川信治 《恋文》
2006年 高松市美術館蔵

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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