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企画展「安藤正子展 ゆくかは」一宮市三岸節子記念美術館(愛知県)で2023年7月8日-9月3日に開催

「ニットの少女 Ⅱ」セラミック、板 h.74.1 x w.91.6 x d.12.2 cm 2020年  photo by Kenji Takahashi
all images: ©Masako Ando, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

安藤正子展 ゆくかは

 愛知県一宮市の同市三岸節子記念美術館で2023年7月8日~9月3日、企画展「安藤正子展 ゆくかは」が開かれる。

安藤正子さんは1976年、愛知県生まれ。現在は、同県瀬戸市を拠点に制作している。2001年に愛知県立芸術大学大学院を修了し、同大学の油画専攻准教授として、後進の指導にも当たっている。

 子どもや毛糸の編み物、動物や草花などをモチーフに、滑らかな絵肌で描かれた油彩画は、詩的な雰囲気にあふれている。

 緻密な描写や、大きな余白など、さまざまな絵画的要素で描かれた油彩画と、精微で硬質な質感の鉛筆画は、制作に時間を要し、年に数点というペースで制作されてきた。

 瀬戸市への移住後は、第二子の出産を経て、陶レリーフの作品にも注力。絵画を中心としたそれまでの表現から大きな展開を遂げた。

 関連して描かれたドローイング群や絵画作品からは、身近な対象の今を大切にすくい取ろうとする姿勢がうかがえる。

 本展では、作家の身辺の変化から生じたものを、初期の油彩画や鉛筆画、近年の水彩や木炭のドローイング、陶作品、新作の絵画作品やインスタレーション等を合わせて展示することで読み解く。

 手法を変化させながらも、一貫して「絵」を作り続けてきた安藤のこれまでの歩みと作品の変化を紹介する貴重な展観である。

安藤正子

安藤正子「ムービータイム」木製パネルに雲肌麻紙、アクリル絵具、水彩絵具、鉛筆、水彩色鉛筆、パテテル 100×100㎝ 2021©Masako Ando sticker by モニョチタポミチ・鱗片堂 photo by Tamotsu Kido

見どころ

① 細密な油彩画で知られる安藤正子のミッドキャリアの回顧展。油彩画のほか、ドローイングや陶作品、映像作品等約60点を展示。

② 前作『Songbook』以来、8年ぶりの作品集『ゆくかは』(青幻舎)を刊行。展示作品のほか、論考やエッセイ、ロングインタビューを収録。

展覧会概要

会  期:2023年7月8日(土)~9月3日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:毎週月曜日〈ただし7月17日(月)は開館〉、7月18日(火)
主  催:一宮市三岸節子記念美術館
協  力:小山登美夫ギャラリー
観 覧 料:一般800円、高大生400円、中学生以下無料

※コレクション展(常設展)観覧料を含む
※20名以上の団体は2割引
※一宮市内の満65歳以上で住所・年齢の確認ができる公的機関発行の証明書等を提示した人、身体障害者手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳を持参の人(ミライロ ID 可、付添人1人を含む)は無料

会  場:一宮市三岸節子記念美術館
     〒494-0007 愛知県一宮市小信中島字郷南 3147-1
     TEL:0586-63-2892 FAX:0586-63-2893

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関連イベント

ワークショップ「海の石を貼り付けて作ろう 生き物のお皿」

内  容:海の石を型にして、世界にひとつだけのお皿を作る。
日  時:7月23日(日) 14:00~15:30
講  師:安藤正子氏(出品作家)
対  象:小学生~一般(小学3年生以下は保護者同伴)
定  員:12名(抽選)
会  場:同館1階 ロビー
参 加 費:1,000円(材料費)
申し込み:6月1日(木)午前9時から7月7日(金)午後5時までに WEBサイトからオンラインで申し込むか、はがきに郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・年齢・学年・電話番号を記入し「安藤正子展ワークショップ」と明記の上、郵送する(7/7金必着)。

アーティスト トーク

日  時:8月5日(土)10:00~、14:00~
講  師:安藤正子氏(出品作家)
会  場:同館2階 企画展示室
参 加 費:無料(要観覧券)
申し込み:不要(当日直接会場)
※10:00~の回は、赤ちゃん、子供連れの人も気軽に参加できる。

学芸員によるギャラリーガイドツアー

日  時:7月29日(土)、8月27日(日)各14:00~
会  場:同館2階 企画展示室
参 加 費:無料(要観覧券)
申し込み:不要(当日直接会場)

フードイベント① 安藤さんのお皿でコロッケを

日 時:7月15日(土)11:00~(売り切れ次第終了)
※荒天順延。SNSで告知
協 力:コロッケ屋 みね
会 場:同館前屋外スペース

フードイベント② 安藤さんのお皿で月餅を

日 時:8月19日(土)11:00~(売り切れ次第終了)
協 力:いたまど
会 場:同館喫茶コーナー

フードイベント③ 安藤さんのお皿でカップケーキを

日 時:9月3日(日)11:00~(売り切れ次第終了)
協 力:Art Space & Cafe Barrack
会 場:同館喫茶コーナー

安藤正子 略歴

 1976年、愛知県生まれ。瀬戸市在住。2001 年愛知県立芸術大学大学院修了。現在、同大学美術学部油画専攻准教授。主な個展に、「ハラドキュメンツ 9 安藤正子 ― おへその庭」(原美術館、2012年)、「安藤正子 作品集刊行記念展『Songbook』」(8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、2016年)、「Portraits」(Tomio Koyama Gallery、2021年)。主なグループ展に、「高橋コレクション展 マインドフルネス!」(鹿児島県霧島アートの森、札幌芸術の森美術館へ巡回、2013年)、「リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」 (平塚市美術館ほか6館を巡回、2022年)など。愛知・碧南市藤井達吉現代美術館での2021年の「いのちの移ろい展」瀬戸現代美術展2019瀬戸現代美術展2022愛知県陶磁美術館特別展での2022年の「ホモ・ファーベルの断片 ―人とものづくりの未来―」にも参加。

同時開催

●三岸節子 コレクション展(常設展)「太陽に祈りを」
●こどもミュージアム 2023「おばけのマールと ほしにねがいを」
●いちのみやミュージアムズ「3 館 de スタンプラリー」
 会 期:7月8日(土)~9月3日(日)

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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