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愛知県芸術劇場 勅使川原三郎 演出・振付 ダンス『風の又三郎』9月3、4日上演

ダンス『風の又三郎』2021年度の公演より ⒸNaoshi Hatori

地元のバレエダンサーと愛知で創り上げるダンス

 名古屋・栄の愛知県芸術劇場大ホールで2022年9月3、4の両日、同劇場の勅使川原三郎芸術監督の演出・振付によるダンス『風の又三郎』が上演される。

 芸術監督に就任した勅使川原さんが2021年夏、初めて大ホールで構成・演出・振付を担ったダン ス公演の再演である。

 国際的に活躍し、ヴェネチア・ビエンナーレ2022ダンス部門で金獅子功労賞も受賞した振付家、ダンサーの勅使川原三郎芸術監督と、オーディションで選ばれた愛知のバレエ経験者で創作・上演する舞台。地域の若手ダンサーを育てる人材養成の取り組みでもある。

 出演は、10-30代の、2021年の出演者と新たに出演するダンサー、アーティスティック・コラボレーターを務める佐東利穂子さんの十余名。

 宮沢賢治の『風の又三郎』は、山あいの小さな学校に一人の転校生がやってくるところからはじ まる物語。

 子どもたちは転校生の存在に戸惑いながらも親交を深めていくことで、夏から秋に移り変わる季節のように変化し、成長していく。

 佐東利穂子さんの朗読をベースに進行する物語にダンスが調和したファミリー向けの公演である。

公演概要

日時
2022年9月3日(土)15:00開演、9月4日(日)15:00開演
※ 開場は開演の45分前
※ 公演時間:約80分(見込み)/休憩なし
※ 推奨年齢:小学校高学年以上
会場
愛知県芸術劇場 大ホール
スタッフ・出演者
原作:宮沢賢治
演出・振付/美術/衣装/照明デザイン/音楽編集:勅使川原三郎
アーティスティック・コラボレーター/ダンス/朗読:佐東利穂子
ダンス:オーディションダンサー(赤木萌絵、石川愛子、伊藤心結、岩怜那、菰田いづみ、佐藤静佳、西川花帆、松川果歩、宮本咲里、吉田美生、渡邉菫)
チケット
全席指定
S席 4,000円(U25 2,000円・中学生以下 1,000円)
A席 3,000円(U25 2,000円・中学生以下 1,000円)
※ 3歳以下入場不可。4日(日)のみ 託児サービスがある(有料・要予約)。
※ U25は公演日に25歳以下対象(要証明書)。
※ 車椅子席(料金はA席料金)、団体割引(10名以上:S席 3,500円 U25 1,500円)は、 劇場事務局での取り扱い。
※ 一部に「ディスタンスシート」(2席または1席ごとに空けた座)の設定がある。

ステイトメント

「風の又三郎」の再演に向けて
昨年夏に創作初演した「風の又三郎」は、素晴らしい成果をあげました。地元愛知の人々のダンス作品です。
私は東京出身ですが、芸術監督に就いた時から、愛知県芸術劇場は地元の方々が活動の中心であるべきだと考えていました。劇場のスタッフ以上に、周辺地域も含む地元を最も大切に思う精神こそ、劇場運営の主であるべきです。バレエ、ダンス、演劇、音楽、美術の分野で強固な地元の協力体制ぬきに、愛知県芸術劇場は存在しません。
繰り返しますが、「風の又三郎」は、みなさんの作品です。
軽やかな喜びと大いなる誇りをもって作品を共に育てていきましょう。
みなさまの温かいご支援をよろしくお願いします。
県民皆様の劇場です。
周辺の方々も含めて、第二、第三歩を踏んで前進しましょう。

https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000738.html

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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