新・国際芸術祭 組織委設立も秋に延期 あいちトリエンナーレの今後は

2020年6月13日の中日新聞朝刊によると、愛知県は、2022年に開催する「あいちトリエンナーレ」の運営団体「組織委員会」の設立を、予定していた今夏から秋ごろに延期する。これに伴い、全体的に開催の準備が遅れるという。

 2019年のあいちトリエンナーレで、現在も続いている「表現の不自由展・その後」を巡る一連の混乱を受け、県議会最大会派の自民党県議団の一部から、これまでの延長線上にあるトリエンナーレの継続に異論が出ているのが背景。愛知県は、慎重に準備を進め、新たな在り方を検討する方向である。

 トリエンナーレの名称について、仮称を「新・国際芸術祭」と発表。今後、新しい正式名称への変更を検討する方針も明らかにした。 

 組織委設立の延期に伴って、活動費や事務費として6月補正予算案に計上予定だった3840万円を1950万円に減額する。

 芸術監督は、組織委設立後に選考プレセスに入る。10月に予定していた芸術監督の選考はそれ以後にずれ込みそうだ。

 同紙によると、仮称を「新・国際芸術祭」としたトリエンナーレの正式名称は今後、組織委の会長や新設するアドバイザー会議と協議する。アドバイザー会議の委員は、候補が発表されている芸術分野の専門家4人に加えて、他分野のメンバーを加える可能性があるという。

 愛知県は、県議会をはじめ、多方面の意見を聴きながら、新組織の設立に向け、慎重に検討を進める方針。

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伝えること、文化芸術とメディアについて

1980年代から、名古屋、東京、関西で文化芸術を見てきた。新聞文化面、専門雑誌、「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、自ら新聞文化欄を編集、美術、映画、演劇などの記事を書いてきた。2000年代に入ると芸術批評誌を立ち上げ、2019年にはWEBメディアを始めた。文化芸術とメディアの関係、その歴史的展開、メディアリテラシー、課題と可能性、レビューや伝わる文章の書き方、WEBメディアの意義、構築方法について、若い世代に伝えたいと考えています。

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