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現代美術家のイリヤ・カバコフさんが死去 89歳

 報道によると、旧ソ連(現ウクライナ)出身で米ニューヨーク在住の現代美術家、イリヤ・カバコフさんが2023年5月27日、死去した。89歳。

 モスクワ美術大で学び、絵本の挿絵画家をする一方、旧ソ連の弾圧下、地下で非公式活動を展開。モスクワ・コンセプチュアリズムの動向の一人として制作を続けた。1980年代末頃からは、エミリアさんとの共同制作を始めている。

 トータル・インスタレーションという手法で活躍。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」などで、日本にもしばしば来日した。

 筆者は、1999年に、名古屋市の白川公園に《彼らはのぞき込んでいる》が設置された際、インタビューしたことがある。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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