SPAC-静岡県舞台芸術センターが 、2021年のGWに、「ふじのくに⇄せかい演劇祭2021」を開催し、「ふじのくに野外芸術フェスタ2021静岡」の一環で、宮城聰演出『アンティゴネ』を上演することを正式に決めた。街中で演劇やダンスを無料で鑑賞できる「ストレンジシード静岡」も開催する。
2021年2月12日、SPACが発表した。
日程は、「ふじのくに⇄せかい演劇祭2021」が4月24日~5月5日、『アンティゴネ』は5月2~5日、「ストレンジシード静岡」は5月2~5日。
上演ラインナップの発表は3月上旬の予定。チケットの販売開始は3月下旬を予定している。
「ふじのくに⇄せかい演劇祭2021」

「くものうえ⇅」から「ふじのくに⇄」へ
2000年から継続してきた「ふじのくに⇄せかい演劇祭」は、2020年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となり、代わりにオンラインによる「くものうえ⇅せかい演劇祭」が実施された。
2021年は、全作品を野外で上演するかたちで 待望の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」 へと戻る。
ふじのくに野外芸術フェスタ2021静岡
宮城聰演出SPAC公演『アンティゴネ』

世界で絶賛された話題作、いよいよ静岡・駿府城公園に凱旋――
2017年、 世界最高峰の演劇の祭典 「アヴィニョン演劇祭」(フランス)のオープニングを飾った『アンティゴネ』は、 人を善悪に二分しない王女アンティゴネの思想に「死ねばみな仏」という日本人の死生観を重ねた独創的な解釈、水を張った 幅 40m、奥行き 15m の 舞台や、高さ30mの法王庁の壁面に俳優の影を映し出す演出でヨーロッパの観客を唸らせた。
続く2019年秋の米ニューヨーク公演では、ニューヨーク・タイムズ電子版が「霊妙で瞑想的な異世界に引き込まれる」と激賞。米国版TIME誌が選ぶ2019年の演劇公演ベストテンの第6位に選出されるなど、高い評価を得た。
昨年、新型コロナウイルスの感染拡大で上演中止となったが、待望の凱旋公演が 2021 年 5 月の実現に向け、動きだす。
アヴィニョンやニューヨーク公演の規模に迫る劇空間が、新緑の静岡・駿府城公園に出現。同時期に開催する「ふじのくに⇄せかい演劇祭」「ストレンジシード静岡」と一体となり、静岡の街を彩る。
開催概要
■公演日: 2021年5月2日(日)・3日(月・祝)・4日(火・祝)・5日(水・祝) 各日18:45開演 [全4公演]
■会 場: 駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場
構成・演出:宮城聰 / 作:ソポクレス / 訳:柳沼重剛 / 音楽:棚川寛子 / 空間構成:木津潤平 / 衣裳デザイン:高橋佳代 / 照明デザイン:大迫浩二 / ヘアメイク:梶田キョウコ / 出演:SPAC
一般販売の開始 は3月下旬頃を予定。
料金 一般:4,200円、 ペア割引:3,700円(2人で1枚につき)、 ゆうゆう割引:3,500円[満60歳以上の方]、学生割引:2,000円[大学生・専門学校生]・1,000円[高校生以下]
ストレンジシード静岡

ゲキ的発見!演劇とダンスで、いつもの街が劇場に変わる。見たことのない街を、見つけよう。
市街地の公園や路上で、演劇・ダンスといったパフォーマンスが無料で楽しめる静岡市主催のストリートシアターの祭典。
ゆっくり街を歩きながら静岡の魅力を再発見し、笑顔に花が咲く――。コロナ禍でも安心して楽しめる野外のパフォーミングアーツフェスを展開する。
開催概要
■日 時: 2021年5月2日(日)~5月5日(水・祝)
■会 場: 駿府城公園内各所、静岡市役所・葵区役所前、静岡市民文化会館駐輪場など、JR静岡駅から徒歩圏内
■料 金: 予約不要・参加無料 ※一部予約制の場合あり