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ストレンジシード静岡2020 the Parkを9月21、22日に開催

ストレンジシード静岡2020 the Parkを9月21、22日に開催

 新型コロナウイルスの感染予防のため、ゴールデンウイークから延期になっていた「ストレンジシード」が2 0 2 0 年 9 月 21、22の両日、静岡市内で開催される。「ストレンジシード静岡2020 the Park」と題し、静岡市の駿府城公園、静岡市役所・葵区役所など、リアル会場でパフォーマンスを展開。一部はインターネットでオンライン配信する。配信方法は後日、発表する。 観覧無料。フェスティバルディレクターは、ウォーリー木下さん。

 静岡会場は、入場者登録が必要で、一部予約制の場合がある。また、来場は、静岡県在住の人に限定。今後の状況次第で、 来場可能 エリアが 追 加・変 更 する可 能 性もある 。

 全国各地から気鋭のアーティストが集結。最先端のパフォーマンスを各所で展開し、街を劇場に変える。

 

出演アーティスト

東京デスロック / 柿喰う客 / ホナガヨウコ / 渡邉尚(頭と口)× kajii / 劇団子供鉅人 / 鳥公園 / ワワフラミンゴ / 壱劇屋 / コトリ会議 / 太めパフォーマンス × やぶくみこ / 不思議少年 / Mt.Fuji / 吉光清隆 / 平泳ぎ本店 / 世界劇団 / IMPRO Machine × 富士フルモールド劇場 / コメディアス / 米澤一平 / PUYEY / スペースノットブランク / SPAC – 静岡県舞台芸術センター / 遠藤 綾野(Tan*Mon Dan) / あまる&ひっきぃ and more!

アーティストの出演日時や出演会場、内容は9月以降に発表される。

コンセプト

 もともとは、「ストリートシアターフェス ストレンジシード静岡」が、 「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」に合わせて、2020年5 月 2 ~5 日に開かれる予定だった。
 今回は、コロナ禍の影響で劇場が閉鎖され、観劇が一時的に不可能になる中、従来、屋外で開いてきた「ストレンジシード」を、舞台表現のハード、ソフトの新しい形式として位置づけた。街の中で、人と人が距離をとりながらも互いに出会う、オープン・エア演劇の発展形として挑む。

1 まちなかの公園が劇場に

青空の下、初秋の風を感じながらピクニックをするように、演劇・ ダンスを楽しめるパフォーミングアーツのフェス。新型コロナウ イ ル ス 感 染 症 対 策 を 施 し た 上 で の 、野 外 フ ェ ス テ ィ バ ル の か た ちを提案する。

2 リアルとオンライン 、ダブルで

今回は静岡の街で生で楽しむ<静岡会場>と、世界のどこから でも誰でも観覧できる<オンライン会場>を用意。リアルと オンライン、静岡と世界をつなぐ、新しいストリートシアターフェ スが誕生する。

3 こんな時こそ、静岡から発信!

静 岡 を 拠 点 に 活 動 す る ア ー テ ィ ス ト も 追 加 で 出 演 決 定 ! こ ん な 時こそ、静岡でしか見られない、静岡でしかありえない、静岡発 のここでしか観ることのできないパフォーマンスを発信する。

フェスティバルディレクター・ウォーリー木下さんのコメント


ゴ ー ル デ ン ウ ィ ー ク に 開 催 す る は ず だ っ た「 ス ト レ ン ジ シ ー ド 静 岡 2 0 2 0 」は 9 月 の シ ル バ ー ウ ィ ー ク に 移 動 し 、出 演 者 も ほ ぼ そ の ま ま で 、「 ス ト レ ン ジ シ ー ド 静 岡 2 0 2 0 t h e P a r k 」 と し て 復 活 す る こ と に な り ま し た 。 ま た 、 地 元 ・ 静 岡 拠点のアーティストたちがさらにラインナップに加わりました。
僕らがやってるパフォーミングアーツの効果の一つに、人々の心にある当たり前や慣れを揺さぶ り、価値観をひっく り返し、見慣れた風景が一変する、そういう力があります。
し か し 3 月 以 降 、新 型 ウ イ ル ス が 日 常 を 揺 す り は じ め 、い ま だ そ の 揺 れ は お さ ま る 様 子 も あ り ま せ ん 。 そ ん な 中 、い っ たいどういうフェスをすればいいのだろうか。
ま ず 第 1 に 安 心 し て 楽 し ん で も ら う こ と 。 観 客 も 出 演 者 も 、も ち ろ ん 街 の 人 た ち み ん な 。
第 2 に、日常を立て直すこと。揺さぶられ不安定になった生活や感情を、パフォーマンスでの力で少しでも取り戻す。 第 3 に、その中で演劇やダンスが提示できる新しい形式を探し出す。
またオンラインという選択肢も可能な限り取り入れることにしました。 内と外を繋ぎ、 遠く離れた人同士を繋げることもできるはずです。 いくつもの制約、矛盾を持ったまま、新しいフェスを作る決意しました。 それはひとえに、閉じこもってしまった体と心に叫んでもらいたいからです。 大袈裟に言えば自由を奪われてもなお心は自由を目指したいからです。
僕の知っている限り、多くのアーティストは制約がある方が燃えます。 その制約をどう飛び越えるのか。遊びながら、軽やかに。 きっとその姿こそが新しい揺れになるのだろうな、と期待しています。
 ストレンジシード静岡 2020 the Park フェスティバルディレクター
ウォーリー木下

(プレスリリースより)
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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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