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森山未來 の朗読パフォーマン 「見えない/見える」ことについての考察 愛知県芸術劇場

森山未來の声と身体、光で感じる 新感覚の朗読パフォーマンス

森山未来

 森山未來によるリーディングパフォーマンス『「見えない/見える」 ことについての考察』が2020 年 10 月 14 日〜11 月 6 日、名古屋・栄の愛知県芸術劇場をはじめ、全国 7 カ所で開催される。

 森山未來が演出・振付・出演を務める新感覚の朗読パフォーマンス。

 愛知県芸術劇場では、2020年10月23〜25日、小ホールで上演される。
 

23日(金) 16:00開演/19:30開演
24日(土) 14:00開演/18:00開演
25日(日) 14:00開演/18:00開演
※開場は開演の30分前
※上演時間:1時間35分(途中休憩15分含む)
全席自由・整理番号付き
平日 ¥6,000 土日 ¥6,500

 主催は、サンライズプロモーション東京。チケットは、 9 月 12 日から、イープラスで先行受付をしている。

 2017 年に東京藝術大学で初演され、新しい表現のかたちとして話題を呼んだ。今回の再演は、森山未來のソロパフォーマンスとしては、初の全国ツアー。俳優やダンサーとして第一線で活 躍しながら、国境やジャンルを超えた表現に挑戦し続ける森山の新たな試みである。

私たちが本当に見ているものは何なのか。この問いの答えを見つけるとき、選び取ることの大切さに気づくことができるで しょう。パフォーマンス《見えない / 見える ことについての考察》は声と残像、そして森山未來の身体を通して私たちに語りかけてきます。
《見えない / 見える ことについての考察》はノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの『白の闇』という小説から着想 を得たテキストのリーディングを中心としたパフォーマンスです。ある日人々が突然視力を失う、それはいわゆる「黒い闇」 ではなく、ミルクのように圧倒的な白い闇なのです。人々はパニックに陥り、弱者と強者の立場が入れ替わるなどの混乱が おきます。最後は視力を取り戻すものの、この体験を通して彼らは、見えることと見えないことの境界をリセットし、不確 かな現代の中で本当に見なければならないものについて再考するのです。
この『白の闇』に、モーリス・ブランショ作の『白日の狂気』がメタテキストとして絡まってきます。これは強い光で視覚を 失いそうになること、すべてが見えすぎることによってかえって見えなくなることを比喩的に語っています。明滅する光の 残像の中に浮かび上がる森山未來の身体と、透徹した声で読まれる2つのテキストの響き合いは、未知のヴィジョンへと観 客を誘っていきます。

(初演時概要より引用/キュレーター・長谷川祐子)

【演出・振付・出演】森山未來
【キュレーション】長谷川祐子
【テキスト】ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」(翻訳:雨沢泰、河出書房新社刊) 、モーリス・ブランショ「白日の狂気」(翻訳:田中淳一 ほか、朝日出版社刊)
【共同振付】大宮大奨
【照明】藤本隆行(Kinsei R&D)
【音響】中原楽(ルフトツーク)
【映像】粟津一郎
【舞台監督】尾崎聡
【協力】藤井さゆり、三宅敦大
【制作協力】伊藤事務所
【企画・制作・主催】サンライズプロモーション東京

 森山未來(もりやま・みらい)  1984年、兵庫県出身。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台 デビュー。2013 年には文化庁文化交流使として、イスラエルのテルアビブに1年間滞在、イ ンバル・ピント&アヴシャロム・ポラック ダンスカンパニーを拠点にヨーロッパ諸国にて 活動。 ダンス、演劇、映像など、カテゴライズに縛られない表現者として活躍。 近作として、初監督作品ショートフィルム「Delivery Health」(9 月 20 日公開)、武正晴監督 作品映画「UNDERDOG」(11 月 27 日公開)などがある。

公演日時・チケット料金

イープラス
最速先行: 9月12日(土)12:00 ~ 9月17日(木)
独占先着先行: 9月19日(土)~ 9月25日(金)
独占2次先着先行: 9月26日(土)~ 10月2日(金)
一般発売: 10月3日(土)10:00~

愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)
一般発売 :10月3日(土)10:00~
平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00 (月曜定休/祝休日の場合、翌平日)


【お問い合わせ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00-15:00)

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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