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花開くコリア・アニメーション 2020+アジア 2020年10月24、25日 愛知芸術文化センター

『魔王の娘、イリシャ』

花開くコリア・アニメーション 2020+アジア

  「花コリ」の愛称で親しまれる 韓国インディーズ・アニメーションの祭典「花開くコリア・アニメーション 2020+アジア」が2020年10月24、25日、名古屋・栄の愛知芸術文化センター 12階 アートスペースEFで開かれる。

 名古屋会場での開催は、韓国イ ンディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)とシネマコリアが主催。今年で11回目となる。

 今回は、韓国のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェス ト2019」上映作品から、 「To you」「With you」「From you」の3プログラムで 韓国の短編20本とアジアの短編11本を上映。

 また、KIAFA会長も務めるチャン・ヒョンユン監督の新作劇場公開長編『魔王の娘、イリシャ』の日本初上映もある。

 新型コロナウイルス対策の一環として、座席は定員の半分の30席ほどに限定。事前予約制 とする。 Peatix から予約できる。

プログラム

 韓国短編1「To you」( 10作品、約66分)、同2「With you」(10作品、約70分)、アジア短編「From you」( 11作品、約67分)の3プログラムと韓国長編プログラム 『魔王の娘、イリシャ』 (83分)のほか、トークもある。

 日程表の各プログラムをクリックすると、公式サイトに移動します。

『つるつる村の理髪店』

◎10月24日(土)

12:00アジア短編「From you」
13:30韓国長編『魔王の娘、イリシャ』
+トーク「長編アニメーション監督として、KIAFA会長として」

(録画)チャン・ヒョンユン監督×土屋花琳さん
16:30韓国短編1「To you」
18:00韓国短編2 「With you」
+トーク「大学生が見て、訳して、感じたアニメーション」

(ライブ)愛知淑徳大学字幕制作チーム×三重野聖愛さん

◎10月25日(日)

10:30韓国短編2 「With you」
12:00韓国短編1「To you」+トーク「必見!メイキング公開、
3DCG作品『つるつる村の理髪店』」
(録画)ソン・ボギョン監督×世古哲也さん
14:30韓国長編『魔王の娘、イリシャ』
16:10アジア短編「From you」

 韓国とアジアの“この1年”を代表する秀作が大集合。

 韓国短編1「To you」 では、『椅子の上の男』『空き部 屋』でアヌシー、広島など世界のアニメーション映画祭を席巻したチョン・ダ ヒ監督の新作『動きの事典』(韓国)が上映される。

  アジア短編「From you」 では、8月に開催された広島国際アニメーショ ンフェスティバルでヒロシマ賞を受賞した『ぼくがオオカミ?』(イラン)がある。

 また、チャン・ヒョンユン監督の新作劇場公開長編『魔王の娘、イリシャ』は、動物キャラクターがユニーク な、家族で楽しめるファンタジー・アドベンチャーだ。

 花コリでの日本初上映については、当初、韓国の配給会社 が出品を渋っていたが、チャン監督が直接掛け合い、上映が実現したという。

『魔王の娘、イリシャ』

チケット(各回30名/事前予約制)

1プログラム 一般 1,000円 高大生 500円 中学生以下 無料

※ 新型コロナウイルス感染防止対策のため必要。
※予約受付は10月23日(金)まで。
※中学生以下も、参加人数確認のため予約をする。
※チケット料金は当日、受付で支払う。

ゲスト・イベント

①録画トークその1「長編アニメーション監督として、KIAFA会長として」

 仲間と一緒にスタジオを立ち上げ、短編から劇場公開長編へとステップアップしたチャン・ヒョンユン監督が、韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)の会長に就任した。上映作品『魔王の娘、イリシャ』や、韓国のアニメーション制作事情、KIAFAが果たす役割について話す。

10月24日(土)13:30の『魔王の娘、イリシャ』上映終了後
ゲスト:チャン・ヒョンユン(『魔王の娘、イリシャ』監督、KIAFA会長)
聞き手:土屋花琳(名古屋学芸大学映像メディア学科専任助手)
*日本語通訳あり
*オンラインで事前収録したトーク映像を上映

②生トーク 「大学生が見て、訳して、感じたアニメーション」

 名古屋会場では、2018年から愛知淑徳大交流文化学部で韓国語を学ぶ大学生がゲスト作品の字幕翻訳を担当。今回は、韓国短編2「With you」の翻訳を担当した学生が、字幕や作品の内容、背景について話す。司会は韓国映画やドラマの字幕を手がけるプロの翻訳家、三重野聖愛さん。

10月24日(土)18:00の韓国短編2「With you」上映終了後
ゲスト:愛知淑徳大学字幕制作チーム
聞き手:三重野聖愛(映像翻訳者・会議通訳者、愛知淑徳大学非常勤講師)

③録画トークその2「必見!メイキング公開、3DCG作品『つるつる村の理髪店』」

 企画から完成まで5年以上かかった労作『つるつる村の理髪店』のソン・ボギョン監督がメイキング資料を交えながら、制作過程の全てを公開する。

10月25日(日)12:00の韓国短編1「To you」上映終了後
ゲスト:ソン・ボギョン(『つるつる村の理髪店』監督)
聞き手:世古哲也(名古屋工学院専門学校メディア学科ゲーム・CG分野教諭)
*日本語通訳あり
*オンラインで事前収録したトーク映像を上映

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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