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ダンス・セレクション2023 2月11日に愛知県芸術劇場小ホールで開催 橋本ロマンス、nouses(ヌース)が出演

(C)Yulia Skogoreva

社会の焦燥感や空気感を表現する2組が出演

 愛知県芸術劇場プロデューサー選りすぐりの作品を上演する「ダンス・セレクション2023」が2023年2月11日(土・祝)午後2時から、名古屋・栄の愛知県芸術劇場小ホールで開催される。

 ダンス・セレクションは、国内外で活躍する振付家・ダンサーによる最先端のダンス作品を紹介しようと、2018年に始まった。今回は、社会にはびこる焦燥感や空気感を表現する2組のダンサーによるダブルビルとなる。

 ダンス・セレクション2019ダンス・セレクション2020も参照。

上演作品

橋本ロマンス『Pan』

演出・振付:橋本ロマンス
楽曲編集:家富大地
レジデンス協力:Dance Base Yokohama

 ダンサー・振付家の橋本ロマンスは、SICF20 PLAY部門グランプリ(2019年)、横浜ダンスコレクション2020最優秀賞新人振付家賞(2020年)などを受賞。

 今回は、コンセプチュアルな手法でポップ/ストリートカルチャーの要素を取り込んだパフォーマンス作品『Pan』(パン)を上演する。

 焦燥感、不安、孤独を抱えながら彷徨う若者、東京という都市が描かれる。

(C)Yulia Skogoreva

nouses『nous』

 演出・振付・出演:nouses

 ダンスチーム「nouses(ヌース)」は、世界最高峰のストリートダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT」にファイナリストとして2回出場した経歴を持つ。

 HIP HOP カルチャーをベースに、フィールドレコーディングの手法を取り入れた音源を制作。ストリートダンスと現代アートを融合させ た作品『nous』(ヌース)を上演する。

 言葉、意味、論理に囲まれた社会で、個としての自分を受け入れながらも、フィシス(自然)に近づくための即興を取り入れ、表現の純度を高めている。

(C)菅原康太

nouses ワークショップ

 関連イベントとして、2023年2月9日(木)19:00から、愛知県芸術劇場大リハーサル室でダンサー向けのワークショップを開く。

 ストリートダンスからコンテンポラリー ダンスへの応用表現を学び、独自のスタイルを生みだすことを身体を用いて考える。全国で活躍するアー ティストのメソッドを学ぶ機会を設けることで、地元アーティストのスキルアップにつなげる。

公演概要

公 演 名:ダンス・セレクション2023
日  時:2023 年 2 月 11 日(土・祝)14:00開演(13:45 開場)
※公演終了後、アーティストによるトークを開催
会  場:愛知県芸術劇場 小ホール
入場料金:全席自由・整理番号付 一般 2,500円 U25 1,000円

※U25 は公演日に 25歳以下対象(要証明書)
※3歳以下は入場できない。託児サービスあり(有料・要予約) 。サービスの対象は満1歳以上の未就学児で、料金は1名につき1,000円(税込)。申し込みは、2023年2月4日(土)までにオフィス・パレット(株)=☎0120-353-528(携帯からは 052-562-5005)=へ。

※視覚に障がいのある人への鑑賞サポートとして、事前にパンフレットのデータを E メールで送ることができる。
※車椅子で来場する人や鑑賞サポートを希望する人、団体割引(10名以上)の人は、劇場事務局 (☎052-211-7552/contact@aaf.or.jp)まで事前に連絡する。

チケット

愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
○愛知芸術文化センター プレイガイド(地下2階) ☎052-972-0430

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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