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国際芸術祭「あいち 2022」 有松手芸部を開催!

写真 | 江本典隆、山田憲子、岡田和奈佳、三浦知也、宮田明日鹿
画像提供|港まちづくり協議会

名古屋・有松地区で 宮田明日鹿のアート・プロジェクトが始動

2022年7月30日の国際芸術祭「あいち 2022」開幕を前に、参加アーティストの宮田明日鹿が6月4、5日、自身の展示会場となる名古屋・有松地区で「有松手芸部」を立ち上げる。

「有松手芸部」では、手芸によるプロジェクトを展開している宮田明日鹿が、有松・鳴海絞という手仕事の伝統と革新が共存する有松の地で、手芸好きの人や、これから手芸を始めたい人が集まれる場をつくる。

予約不要、参加費無料で、誰でも参加可能。

有松・鳴海絞を製造する工程で用いられた括り糸と、家に眠る手芸の素材、道具を使って手芸を中心に学びあい、おしゃべりしながら手を動かす。

開催概要

手芸部立ち上げ記念イベント in 有松絞りまつり

会場|旧山田薬局
〒458-0924 名古屋市緑区有松 1811 番地、名鉄有松駅から徒歩 3 分
日時|6月4日(土)、5日(日)10:00-12:00 / 14:00-17:00
内容|有松・鳴海絞りを製造する工程で使用済みとなった括り糸で、手芸の素材として使う太い糸を作る。
対象|誰でも(無料)
*未就学の子は必ず保護者同伴で。
予約|不要

有松手芸部

会場|旧加藤呉服店
〒458-0924 名古屋市緑区有松 3146 番地、名鉄有松駅から徒歩 5 分
日時|6月16日(木)~7月上旬までの木、金、土曜 13:00-16:00
7月30日(土)~10月10日(月・祝)までの木曜 13:00-16:00
内容|手芸部立ち上げ記念イベントで制作した糸や、家から持参した手芸素材、道具、作り途中の作品を使って、おしゃべりしながら好きなものを作る。
対象|誰でも(無料)
*未就学の子は必ず保護者同伴で。
予約|不要

アーティスト 宮田 明日鹿 Miyata Asuka    

宮田 明日鹿

1985年愛知県生まれ。三重県拠点。

ニット、テキスタイル、手芸などの技法で作品を制作。自分や他人の記憶を用いて新たな物語を立ち上げ、顧みることなく継承されてきた慣習や風習に疑問を投げかけている。

近年では、手芸文化を通して、まちの人とコミュニティを形成するプロジェクトを各地で継続している。

おしゃべりしながら編む手を動かし、さまざまな世代が学び合い、何気ない会話を交わす中で、見過ごされてきた出来事や家のなかの事柄も社会と密接につながっていることを参加者自身が再認識する作業を試みている。

近年の活動には「名古屋×ペナン同時開催展:名古屋文化発信局」Minatomachi POTLUCK BUILDING(2021年、愛知)、「金石手芸部」金沢21世紀美術館主催「自治区 金石大野アートプロジェクト『かないわ楽座』」金石地区(2021年、石川)、「織り目の在りか 現代美術 in 一宮」旧林家住宅(2018年、愛知)、「港まち手芸部」(2017年-進行中、愛知)など。

アーティストからのメッセージ

はじめまして、宮田明日鹿です。私は家庭用編み機や糸を使っているアーティストです。作品を作る以外に、2017年から名古屋市港区で港まち手芸部の部長として企画運営をしています。港まち手芸部では、地域の方を中心に編み物を学びあい、おしゃべりする場を作っています。今回、国際芸術祭「あいち2022」の参加作家として有松地域で手芸部を立ち上げます。先生という立場の方はいません。そして決まったルールはありません。有松手芸部では編み物なのか、縫物なのか、どういったことが始まるのか、参加してくださる方と一緒に場を作ります。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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