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あいちトリエンナーレ 愛知県が名称変更を検討

 2022年6月11日の中日新聞によると、2022年に開催する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」について、愛知県が、国際芸術祭の名称変更を含め、見直しを検討している。「表現の不自由展・その後」を巡る混乱を受け、イメージの刷新を図る狙いがあるという。

 中日新聞によると、新しい名称は、公募も含めて検討。最終的には、今後、 組織委員会(または、こちらも参照)のトップに就任する 民間の会長に委ねる。組織委は、大村秀章知事が会長を務めた実行委員会に代わって芸術祭の運営に当たる組織。既に会長候補として、現代アートに造詣が深い大林組の大林剛郎会長が選ばれている。

 見直しとしては、ほかに、芸術監督選考などの準備費として計上した6月補正予算案約3800万円を半額ほど減らし、10月に予定していた芸術監督の選考スケジュールを延期する案も出ている。芸術祭のあり方について、時間をかけて議論する可能性もある。

 同紙によると、17日に開会する県議会定例会を前に、自民党県議団の一部から、「本当に必要な予算なのか」「そもそも開催を続けるべきなのか」などの意見が続出した。自民党県議団の役員と県側が協議し、計画の一部見直しで合意したという。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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