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愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama パフォーミングアーツ・セレクション 2023 2023年9月16,17日 同劇場小ホールで開催

イリ・ポコルニ『Night Shades』公演イメージ 写真提供:Dance Base Yokohama

柿崎麻莉子×アリス・ゴトフリー、島地保武×環ROY、イリ・ポコルニによる3つの新作

 「愛知県芸術劇場 × Dance Base Yokohama パフォーミングアーツ・セレクション2023 トリプルビル『目覚めの前のエクリチュール』が2023年9月16日(土)14:00/18:30、17日(日)14:00、同劇場小ホールで開催される。

 同劇場での上演後、愛知県芸術劇場・Dance Base Yokohamaの企画・共同製作の「パフォーミングアーツ・セレクション」として、高崎芸術劇場(群馬)、高槻城公園芸術文化劇場(大阪)、東京芸術劇場を巡る。

 愛知での上演作品は、イリ・ポコルニ、柿崎麻莉子×アリス・ゴトフリー、島地保武×環ROYによる3つの新作。

 他都市では、ダンスの歴史にフォーカスすることでダンスの「継承」と「再構築」という2つの視座からプログラムを構成した公演「ダンスの系譜学」より、酒井はな×岡田利規作品、中村恩恵作品も上演される。

 全作品とパフォーミングアーツ・セレクションツアーの企画プロデューサーである唐津絵理 さん(愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー/Dance Base Yokohama アーティスティックディレクター)は、2022年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門大臣賞を受賞している。

公演概要

公演日時:2023年9月16日(土)14:00開演/18:30開演 9月17日(日)14:00開演
※ 開場は開演の30分前
※ 公演時間 約120分(休憩2回含む)
会  場:愛知県芸術劇場 小ホール
チケット:全席自由·整理番号付 一般 4,500円 U25 2,500円
※【U25】は公演日に25 歳以下対象(要証明書)
※ 車椅子席、団体割引(10名以上)は劇場事務局(TEL 052-211-7552 /contact@aaf.or.jp)にて取扱い
※ 3歳以下入場不可。 託児サービスあり[9月16日(土)14:00 のみ/有料·要予約]
愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス⇒こちら
◉愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)
TEL 052-972-0430
平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00
(月曜定休/祝休日の場合、翌平日・年末年始休12/28-1/3)

トリプルビル「目覚めの前のエクリチュール」

3作品を一挙に上演

 イリ・ポコルニ、柿崎麻莉子×アリス・ゴドフリー、島地保武×環ROY、による3作品を一挙上演するトリプルビル。

 イリ・ポコルニは、オランダのネザーランド・ダンス・シアターで長年ダンサーとして活躍。その後、現在は振付家として、世界各国のカンパニーから委嘱を受けている。2021年より、DaBYレジデンスダンサーと3年をかけて協働し、2022年のショーイングを経て、今回、ようやく本番を迎える。

 DaBYレジデンスアーティストの柿崎麻莉子は、バットシェバアンサンブル出身で、その後、所属していたシャローン・エイヤールのカンパニーで出会ったアリス・ゴドフリーとともに今回初めて創作する。共通の身体性を持つ2名による「不眠」をテーマとした作品である。

 フォーサイス・カンパニー出身の島地保武とラッパーの環ROYは、2017年に発表した『ありか』(愛知県芸術劇場製作) に続く新作に臨んでいる。

『Night Shades』

イリ・ポコルニ ⒸClacdia Grecory

 ネザーランド・ダンス・シアター (NDT)、キッドピボット(KIDD PIVOT) の元ダンサーで、近年は振付家として欧米のダンスカンパニーで活躍するイリ・ポコルニとDaBYが2020年より3年の月日をかけて取り組んできた新作。

 2021年2月より、DaBY のレジデンスダンサーらとリサーチ・クリエイションを重ねた、自然と人間の繋がりをテーマにした作品。

演出・振付: イリ・ポコルニ
出演:青柳潤、佐藤琢哉、戸田祈、冨永藍音、畠中真濃、堀川七菜*(*DaBY レジデンスダンサー )
音楽:デヴィッドソン・ジャコネロ
リハーサルディレクター:小㞍健太 (DaBYレジデンスアーティスト)

『Can’t-Sleeper』

柿崎麻莉子×アリス・ゴドフリー 『Can’t-Sleeper』公演イメージ
(C)Yuichiro Noda

 バットシェバ・アンサンブル出身で今世界で注目を集める振付家のシャローン・エイヤール率いるL-E-Vダンスカンパニーのもとで活動してきた柿崎麻莉子とAlice Godfrey (元NDT)が、心地よい「眠り・不眠」をテーマにした新作を上演。

演出・振付・出演:柿崎麻莉子 (DaBYレジデンスアーティスト)
振付・出演:アリス・ゴドフリー
出演 東京公演のみ:栗朱音 (DaBYレジデンスダンサー)

『あいのて』

島地保武×環ROY『あいのて』公演イメージ
写真提供:Dance Base Yokohama

 世界的な振付家ウィリアム・フォーサイスとの活動を初め、国内外で作品を発表してきたダンサーの島地保武と、音楽を軸にパフォーマンスやインスタレーションといった領域で活躍するラッパーの環ROYが、前作『ありか』を経て更なる融合。体と言葉の交点に見えてくる荒涼とした風景は、誰の心の中か現実か。

演出・振付・出演:島地保武 (DaBYゲストアーティスト)
演出・音楽・出演:環ROY (DaBYゲストアーティスト)
ドラマトゥルギー:長島確

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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