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愛知県芸術劇場 ゴールデンウイークのファミリー・プログラム 「オープンハウス」と「THE オルガンNIGHT&DAY 2023」

(C)Kosaku Nakagawa

家族のための舞台芸術フェスティバル

 ゴールデンウィークと夏休みを中心に開催される「愛知県芸術劇場ファミリー・プログラム」の一環で、2023年4月29日に「愛知県芸術劇場オープンハウス」、5月2、3日に「THE オルガンNIGHT&DAY 2023」が開催される。2015年からスタートした恒例企画。

 「愛知県芸術劇場オープンハウス」では、コンサートホールと小ホールの一部が一日無料開放され、国内最大級のパイプオルガンなどを見ることができる。

 また、「THE オルガンNIGHT&DAY 2023」は初心者向けのパイプオルガンのコンサート。NIGHTは中学生以上にお薦め。DAYは3歳以上にお薦めの幼児向けと、8歳以上の子供向けがある。

愛知県芸術劇場オープンハウス

自由見学とミニコンサート、参加型イベント

 コンサートホールと小ホールの一部を無料開放。両ホールでステージや客席、ホワイエ、ビュッフェなどを自由に見て回れる「自由見学」のほかに、コンサートホールの特徴を体感できる「パイプオルガン・ミニコンサート」も開催する。小ホールでは、小学生向けの「参加型イベント」も。

 コンサートホールは、音響に優れたクラシック音楽に最適なホールで、1992年10月のオープン以来、延べ 700 万人以上が来場している。満席時で 2.1 秒の残響時間があるなど豊かな響きが楽しめ、客席がステージを取り囲むように配置されている。

 パイプオルガンは、6,883本のパイプと93種のストップと呼ばれる音色を選ぶボタンを備え、常設としては国内最大級である。

 小ホールは自由で創造的な表現にふさわしい空間。実験劇場ともいわれ、演劇、ダンス、音楽イベントなど、多目的に使用できる特徴がある。

イベント概要

日程:2023年4月29日(土・祝)
会場:愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知芸術文化センター4F)、小ホール(同B1F)

☆コンサートホール

時間場所
自由見学①10:30~12:00
②13:00~14:30
③15:00~16:30
ホワイエ、客席、ビュッフェなど。
パイプオルガン・ミニコンサート①1 1:15~
②13:45~
③15:45~
各回15 分程度
ホール内
※客席から鑑賞できる。

☆小ホール

時間場所
自由見学12:15~13:45ホワイエ、ホール内
参加型イベント(小学生対象)
*要事前申込
①11:00~11:45
②14:30~15:15
ホール内

THE オルガン NIGHT&DAY 2023

「オルガン耳より講座」も開催

 いずれのコンサートも、同劇場オルガニストの都築由理江さんが演奏。DAY には、名古屋
出身のソプラノ歌手、加藤恵利子さんも加わる。

 NIGHTとDAY(子ども向け)の終演後には劇場館長とオルガンビルダーによるトークイベント「オルガン耳より講座」を開催する。パイプオルガンの音の出る仕組みや、特徴を解説する。NIGHTとDAY(14:00)のみ開催。

NIGHT演奏曲

J. S. バッハ: トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
マスカーニ: 『カヴァレリア・ルスティカーナ』 より 「間奏曲」
グ ノ ー : 「操り人形の葬送行進曲」 (『ヒッチコック劇場』テーマ音楽)
久 石 譲: 『ハウルの動く城』 より 「人生のメリーゴーランド」
ハイラー: タンツ・トッカータ

DAY演奏曲

さんぽ (『となりのトトロ』 より) [11:00 公演]
バッハの「トッカータ」 [14:00 公演]
アメイジング・グレイス
サン=サーンスの「白鳥」(「動物の謝肉祭」より)
私のお気に入り (『サウンド・オブ・ミュージック』 より) [14:00 公演]
パート・オブ・ユア・ワールド (『リトル・マーメイド』より) [11:00 公演]
にじ〜明日はきっといい天気 [14:00 公演]
ヴィドールの「トッカータ」

公演概要

THE オルガン NIGHT 2023 5月2日(火) 19:30開演(18:45開場)
オススメ:中学生以上

※終演後に「オルガン耳より講座」を開催
会場:愛知県芸術劇場 コンサートホール
出演:オルガン/都築由理江(愛知県芸術劇場オルガニスト)
※未就学児は入場できない

THE オルガン DAY 2023 5月3日(水・祝)
幼児向け (オススメ:3 歳以上) 11:00 開演(10:15開場)
子ども向け(オススメ:8 歳以上) 14:00 開演(13:15開場)


※14:00終演後に「オルガン耳より講座~子ども編(オルガン博士になろう!)」を開催
会場:愛知県芸術劇場 コンサートホール
出演:オルガン/都築由理江(愛知県芸術劇場オルガニスト)、司会・うた/加藤恵利子
※0 歳から入場できる。3歳以下は大人1名につき、1名までひざ上鑑賞無料(席が必要な場合は有料)

THE オルガン NIGHT&DAY2023 共通

入場料金:全席500円 
指定席(1 階・2 階)  一部に「ディスタンスシート」の設定がある
当日自由席(3 階、チケットレス、定員約500名)
※自由席では、グループ(最大4 名)は詰めて座り、他の来場者との間は 1 席空ける
※自由席はチケットレス。公演当日、入口でお釣りのないように支払う
※車椅子席、鑑賞サポートの希望者は劇場事務局(052-211-7552/contact@aaf.or.jp)まで

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○愛知芸術文化センタープレイガイド ☎052-972-0430

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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