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矢崎仁司監督『花を摘む少女 虫を殺す少女』 2/6~14日 シアターカフェ(名古屋)で上映

『花を摘む少女 虫を殺す少女』

 名古屋市東区白壁のシアターカフェで、2021年2月6~14日、矢崎仁司監督の傑作『花を摘む少女 虫を殺す少女』が上映される。

 新作『さくら』が好評なのに加え、『三月のライオン』のデジタルリマスター上映も決まった矢崎仁司監督。シアターカフェでは、ソフト化されていない『花を摘む少女 虫を殺す少女』に注目した。

スケジュール・料金

日時

2021年2月6日(土)~14日(日)
連日14時~
※9日(火)・10日(水)は休み

料金

1200円+ドリンク代(600円~)

定員・予約

各回10人

『花を摘む少女 虫を殺す少女』(2000年/デジタル/236分)R-15

監督・脚本:矢崎仁司 脚本:萬鉄子、タニヤ・グラスリー
出演:川越美和、ニコル・マルレーネ、太田義孝、サイモン・フィッシャー・ターナー

ドイツからロンドンにやってきたバレエ・ダンサーのヴェロニカ(ニコル・マルレーネ)は、突然、次の舞台のジゼル役に抜擢される。夢にまで見たマドンナに、彼女は期待と不安を胸にレッスンの日々を送っている。そんな中、アルブレヒト王子役のダンサー、サイモン(サイモン・フィッシャー・ターナー)に愛を告白される。しかし、ヴェロニカは英会話学校で出会ったケン(太田義孝)に惹かれ、やがて二人は愛し合うようになる。日本からロンドンにやってきた女優のカホル(川越美和)は行方不明の恋人カズヤを捜していた。ある日、ホテルでカホルとヴェロニカは出会う。二人はすぐに仲良しになり、お互いの恋の悩みを相談し合うようになる。ヴェロニカはケンやカホルと出会ったことでジゼルを演じることに自信を得ていく。カホルは恋人カズヤと再会し、再び愛し合うようになるが、ヴェロニカの恋人ケンとカズヤが同一人物であることを知ってしまう。そして悲劇は静かに幕を開ける。

矢崎仁司監督プロフィール

 山梨県出身。日本大学芸術学部映画学科在学中に『風たちの午後』(1980年)で監督デビュー。2作目となる『三月のライオン』(1992年)がベルリン国際映画祭ほか世界各国の映画祭で上映され、ベルギー王室主催ルイス・ブニュエルの「黄金時代」賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得る。
 1995年、文化庁芸術家海外研修員として渡英し、ロンドンを舞台にした『花を摘む少女 虫を殺す少女』を監督。
 その後の監督作品に、『ストロベリーショートケイクス』(2006年)、『ハヴァ、ナイスデー』(2006年)、『スイートリトルライズ』(2010年)、『不倫純愛』(2011年)、『1+1=11イチタスイチハイチイチ』(2012年)、『太陽の坐る場所』(2014年)、『××× KISS KISS KISS』(2015年)、『無伴奏』(2016年)、『スティルライフオブメモリーズ』(2018年)、最新作『さくら』(2020年)がある。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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