マイセン 《花飾ティーセット》 19世紀後半 すべて岐阜県現代陶芸美術館蔵
マイセン、セーヴル、ミントン、ロイヤル・コペンハーゲン、アラビアなど
岐阜県現代陶芸美術館(多治見市)で2026年1月24日~3月8日、「ティーカップ・メリーゴーラウンド ヨーロッパ陶磁にみるモダンデザイン100年 岐阜県現代陶芸美術館コレクション」が開催される。
18世紀に東洋の白い磁器への憧れからヨーロッパで初めて硬質磁器が作られて以後、ヨーロッパ各地に窯が開かれた。

マイセン 《ポプリ壺「科学」》 19世紀後半
そこで作られた製品は、19世紀から 20世紀へと時代が下るにつれ、王侯貴族からブルジョワ層、そして大衆にまで広がり、人々の生活を豊かに彩っている。陶磁器のデザインはロココ、ジャポニスム、アール・ヌーヴォー、アール・デコなど、変わりゆく時代の流行を映し出してきた。
岐阜県現代陶芸美術館では、このようなモダンデザインの系譜につながる産業陶磁器を、開館当初から収集してきた。

KPMベルリン 《植物文カップ&ソーサー》 20世紀初頭
本展では、同館が収蔵している作品のうち、19世紀半ばから 20世紀半ばまでの約100年に焦点を当て、ドイツのマイセン、フランスのセーヴル、イギリスのミントン、デンマークのロイヤル・コペンハーゲン、フィンランドのアラビアなど、ティーウェアやコーヒーウェアを中心に、室内装飾品を加えた陶磁器の名品を紹介する。

セーヴル 《ティーセット「クラウデッド・ブルー」》 1876年
展覧会情報
会場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
会期:2026 年1 月24 日( 土) ~3 月8 日( 日)
休館日:月曜日( ただし、2月23 日( 月・祝) は開館)、2 月24 日( 火)
開館時間:10:00 ~ 18:00(入館は17:30まで)
主催:岐阜県現代陶芸美術館
観覧料:一般340円[280円]、大学生220円[160円]*高校生以下無料
*[ ]内は20名以上の団体料金
*会期中全館共通料金(同時開催の展覧会も観覧できる)
*以下の手帳のある人および付き添いの1名まで無料。身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証・登録者証。

ミントン 《植物文トリオ》 1871年
見どころ
◆岐阜県現代陶芸美術館の知られざる名コレクションが一堂に! ◆
実は国内屈指の近現代西洋陶磁コレクションを有する岐阜県現代陶芸美術館。本展ではその中からティーウェアやコーヒーウェアを中心に、選りすぐりの名品を紹介する。
◆世界で2 つしか見つかっていない大壷 ◆
マイセン《ポプリ壺「科学」》は大型サイズで、なんと高さが約1.4mもある。ドイツのマイセン美術館所蔵の《ポプリ壺「フローラ」》以外に、この大きさで同型のものはまだ見つかっていない。必見の作品!
◆ティーカップで世界旅行!個性あふれる10カ国のうつわ ◆
ドイツ、フランス、イギリス、イタリア…本展で紹介する器には、それぞれの国の暮らしや文化が反映されている。この器はどうやって使われていたのだろう? 想像しながら鑑賞すれば、旅行気分が味わえるかもしれない。

ロイヤル・コペンハーゲン 《花文カップ&ソーサー》 1902-1922年