台湾現代陶芸の力 台湾・新北市立鶯歌陶瓷博物館所蔵品による 岐阜県現代陶芸美術館 2021年9月13日〜10月31日

陳景亮《豆腐》2001年 新北市立鶯歌陶瓷博物館蔵 

台湾現代陶芸の力 台湾・新北市立鶯歌陶瓷博物館所蔵品による

 台湾現代陶芸の魅力を紹介する「台湾現代陶芸の力 台湾・新北市立鶯歌陶瓷博物館所蔵品による」が2021年9月13日~10月31日、岐阜県多治見市の岐阜県現代陶芸美術館で開かれる。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、8月23日〜 9月12日の臨時休館が決定。展覧会のスタートが9月11日から13日に変わった。13日(月)は臨時開館。

陳煥堂《嘆息的組曲》1983年 新北市立鶯歌陶瓷博物館蔵 

 文化交流協定を締結する新北市立鶯歌陶瓷博物館と岐阜県現代陶芸美術館の交流事業の一環。

 台湾では、1960年代頃から、伝統的な手工芸をベースに芸術としての陶芸を目指す動きが展開。海外の同時代作品が初めて一堂に展示された1981年の中日現代陶芸作品展などをきっかけに、創造的な現代陶芸が花開いた。

許偉斌《皮相》1998年 新北市立鶯歌陶瓷博物館蔵

 以来、台湾の陶芸シーンは欧米の現代美術の潮流、中国大陸の伝統的技術、日本の現代陶芸思想なども吸収。多様な文化が織りなす重層的な社会を反映した、独自の発展を遂げた。

 本展では、台湾の現代陶芸シーンの今を伝える造形的な作品から、独自の茶芸文化を反映した茶器類までを幅広く紹介する。

展覧会概要

■会 期:2021年9月13日(月)~10月31日(日)
9月13日(月)は臨時開館
■休 館 日:10月18日(月)、10月25日(月)
国際陶磁器フェスティバル美濃 ʻ21会期中《9月17日(金)~10月17日(日)》は無休
■開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30まで)
■ 会 場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ

観 覧 料

一般大学生シルバー
単館券(本展)900円700円
前売券700円500円
国際陶磁器フェスティバル
美濃ʼ 21 共通入場券
1500円1300円
国際陶磁器フェスティバル
美濃ʼ 21 共通 前売券
1200円1200円
楊文霓《刻紋彩陶經瓶》1995年 新北市立鶯歌陶瓷博物館蔵 

見どころ

台湾現代陶芸を体系的に紹介するはじめての展覧会

 これまで日本では紹介の機会が少なかった台湾の現代陶芸シーン。本展は、台湾随一の陶磁器専門館である新北市立鶯歌陶瓷博物館のコレクションを通じて、活気あふれる表現のすべてを紹介する貴重な機会となる。

オブジェから茶器まで、多様な陶芸を通じて台湾文化にふれる

 台湾の多様で重層的な社会を反映した多彩な陶芸作品や、近年日本国内でも関心が高まっている独自の茶芸文化を示す茶器類などから、多元的な価値観や個人の特質を尊重する台湾文化にふれることができる。

鶯歌と美濃、二つの「やきもののまち」がつながる!

 台湾を代表する陶磁器のまち「鶯歌」と日本有数の陶磁器産地である「多治見」。それぞれのやきもののまちで活動する陶磁器専門館の交流により実現した展覧会。

《蝦盤》1960年 新北市立鶯歌陶瓷博物館蔵 

イベント

新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、各イベントの内容は、変更の可能性がある。参加を希望する人は、公式サイト等で確認すること。

記念講演会

■9月25日(土)
 講師の江淑玲さん(新北市立鶯歌陶瓷博物館学芸員)が、台湾現代陶芸の流れとその多彩な独自性について話す。日本語翻訳有。参加無料。

ライブ配信&講演「台湾一人観光局~鶯歌散歩~」

■10月3日(日)
 台湾・新北市の鶯歌は、台湾有数の陶磁器産地。講師の青木由香さん(エッセイスト)が、独自の文化をはぐくんできた風土や、台湾の手仕事文化の魅力について、鶯歌のまちなかからの生中継で話す。参加無料。

方柏欽《地景茶具組 2006 Ⅳ》2006年 新北市立鶯歌陶瓷博物館蔵

特別茶会「交種茶会/台湾」

■10月23日(土)
 1970年代以降、独自の文化として発展してきた台湾茶。現代台湾の茶芸文化の成り立ちと日本の喫茶文化にふれる茶会。
席主:安藤雅信さん(陶作家)
菓子:溝口実穂さん(菓子屋ここのつ)
定員:各回10名
参加費:5,000円

ギャラリートーク

■9月19日(日)、10月17日(日)
 学芸員による展示解説。参加無料。要観覧券(高校生以下は無料)。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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