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「うつわの大中小展 -大きさから、やきものを解剖する-」岐阜県現代陶芸美術館で2024年3月16日-5月26日に開催

加藤土師萌 《黄地金襴手菊文蓋付大飾壺》 1968年 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H150.0cm

皇居宮殿 竹の間に飾られている人間国宝 加藤土師萌作の飾壺の姉妹作「黄地金襴手菊文蓋付大飾壺」(高さ1.5m)を初公開

 岐阜県現代陶芸美術館(多治見市)で2024年3月16日〜5月26日、「うつわの大中小展 -大きさから、やきものを解剖する-」が開催される。

 人間国宝(重要無形文化財保持者)だった加藤土師萌(1900年-1968年)の絶作で、皇居宮殿に納められた「緑地金襴手飾壺(萌葱金襴手菊文蓋付大飾壺)」の姉妹作《黄地金襴手菊文蓋付大飾壺》も、最大のうつわとしてお披露目する。同館が2023年度に収蔵した。

加藤土師萌 《黄地金襴手菊文蓋付大飾壺》 1968年 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H150.0cm

 一般に、碗や皿、壺などの器物は、それぞれの用途に応じて、おのずと、その大きさが決まっている。

 例えば、抹茶碗なら掌にすっぽりと収まる寸法、洋食器のミート皿は23-25㎝の径、漬物壺はキッチンに収納でき、女性にも扱いやすいサイズといった具合。

五代西浦圓治 《上絵金彩染付四季図大長頸壺》 19世紀後期 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H85.8cm

 いずれも、飲食を中心とした慣習などによって定着し、今日にまで伝わってきた。

 一方で、これらと同様の形状ながら、異なるスケール感を持ったものも存在する。ドールハウスのミニチュア食器や、見栄えよく大きなものが好まれる飾皿、飾壺などが代表例である。

三原研 《杉生文鉢》 1989年 岐阜県現代陶芸美術館蔵  W45.0cm

 本展では、同館の近現代陶磁器コレクションから、日本で作られた陶磁器による様々な大きさの作品を紹介することで、「うつわ」を「大きさ」から読み解いていく。

富本憲吉 《色絵金銀彩四弁花模様飾壺》 1960年 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H23.0cm

展覧会概要

会  場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリー Ⅰ
会  期:2024年3月16日(土)~5月26日(日)
休 館 日:月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
開館時間:10:00 ~ 18:00(入館は17:30まで)
主  催:岐阜県現代陶芸美術館
観 覧 料:一般 340円(280円)、大学生 220円(160円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*以下の手帳のある人および付き添いの1名まで無料
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証

伊藤慶二 《鏡文字(ひらがな)》 制作年不詳 岐阜県現代陶芸美術館蔵 W15.9cm

関連イベント

土師萌さんに挑戦! 上絵のかざりつぼをつくろう

 日 時  2024年4月13日(土)13:00~15:30、5月25日(土)13:30~15:00(2回連続講座)
 会 場  岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ セラミックパーク MINO 作陶館
 対 象  小学3年生以上(小学生の場合は保護者同伴)
 定 員  12名
 参加費  2,000円

要事前申込(フォーム)[ 受付開始:3月2日(土)]

十三代三輪休雪 《エル キャピタン》 2022年 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H14.3cm

MoMCAの小さな図工室 こどもの日スペシャル★

切って貼って! みんなで大飾壺を飾りつけましょう。

日 時 2024年5月4日(土・祝)13:30~16:00
会 場 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
参加費 無料

事前申込不要、要観覧券 (高校生以下は無料)

ギャラリートーク

 日 時  2024年3月30日(土)、4月27日(土)、5月19日(日)14:00〜
 会 場  岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
 参加費  無料、要観覧券(高校生無料)

事前申込不要

八木明 《染付小碗》 2000年 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H7.0cm
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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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