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鈴木昭男 音のみちくさ「点音」in 大府 10月9日-11月7日

アートオブリスト2021 音のみちくさ「点 音」in 大府

 愛知県大府市が展開する現代アートプロジェクト「アートオブリスト2021」の一環で、「鈴木昭男 音のみちくさ『点 音(おとだて)』in 大府」が2021年10月9日〜11月7日、大府駅東口周辺各所や、大倉公園休憩棟などで開催される。

 鈴木さんは1941年生まれ。世界各地で活躍するサウンド・アーティストである。

 2021年1月23日〜2月14日、大府市おおぶ文化交流の杜 allobuで、今回のイベントのプロローグとして、「鈴木昭男 音のみちくさ『点音』inアローブ」が開催された。

 今回の「鈴木昭男 音のみちくさ『点 音』in 大府」では、代表作のひとつ「点 音」を市内各所で開催。大倉公園休憩棟では、鈴木さんに関する資料や作品を展示する。

概要

期間:2021年10月9日〜11月7日
時間:午前10時 〜午後4時
   ※大倉公園休憩棟は月曜休館
場所:大府駅東口周辺各所、大倉公園休憩棟等
料金:無料
主催:アートオブリスト実行委員会・大府市

点 音(おとだて)

 地面に白くペイントした耳のような足型マークの上に立って佇み、耳を澄ますという、誰もが参加できる音の作品。

 街中で音を楽しむことから、野外で楽しむ茶会「野点(のだて)」に倣い、「点音」と名付けた。

 1996年に開始。街中の音のポイント(エコーポイント)を探ろうと、世界30都市以上で開催された。

 今回は、大府市内で、鈴木昭男さんが見つけた14カ所のエコーポイントをマップをもとに巡る。マップは、大府市役所文化交流課、大倉公園休憩棟、大府市歴史民俗資料館、おおぶ文化交流の杜allobu、愛三文化会館などで配布している。

鈴木昭男(すずきあきお)

 1941年、平壌に生まれ、愛知県小牧市に育つ。京都府京丹後市網野町在住。

 1963年、名古屋駅のホームで行った《階段に物を投げる》以来、自然界を相手に「なげかけ」と「たどり」を繰り返す「自修イベント」によって「聴く」ことの探求を始めた。

 1970年代、アナラポスなどのエコー音器を創作。1978年、パリの秋のフェスティバルに招かれたのを機に、世界各地から招聘され、作品を発表した。

 1996年、べルリンで「点音」をスタート。以後、世界中で開催している。日常のさまざまな素材から音を導き出して演奏する試みでも知られ、即興演奏家とのコラボレーションも多い。

展示 昭男さんをたどる—「点 音」と小屋

 「点 音」の源流をたどる資料や作品を展示。併せて、鈴木さんの小さなスタジオ「コピショップ」を模した小屋を、大倉公園休憩棟内に出現させる。

日時:10月9日~11月7日10時00分~16時00分 ※月曜休館
会場:大倉公園休憩棟(大府市桃山町5丁目74)
料金:無料

同時開催イベント

サウンドパフォーマンス&アーティストトーク「め ぐ る」

 音の道具をあやつる鈴木さんと、石を奏で舞う宮北裕美さんによる音とダンスのパフォーマンス。

日時:10月9日16時00分~17時30分
出演:鈴木昭男、宮北裕美
会場:市役所1階市民健康ロビー
定員:50名(先着順・全自由席)
料金:無料
申込:9月9日午前8時30分から電話(0562-45-6266)、申込フォーム、または市役所文化交流課で直接申し込む。

ワークショップ1 昭男さんに教わる「点 音」の歩き方

 鈴木昭男と一緒に「点 音」ポイントを巡るツアー。

日時:10月10日(日)10時00分~11時30分
   11月  6日(土) 10時00分~11時30分
           14時00分~15時30分 
場所:市内 
   ※市役所1階市民健康ロビー集合
定員:各10名(先着順)
料金:300円(当日集金)
申込:9月9日午前8時30分から、電話(0562-45-6266)、申込フォーム、または市役所文化交流課で直接申し込む。

ワークショップ2 昭男さんとつくる《みちくさノート》

 鈴木からの質問にみなさんが答えてつくる「みちくさノート」。最後にリング製本で綴じて完成する。

日時:(1)10月10日(日曜日)14時00分~16時00分
   (2)11月  7日(日曜日)10時00分~12時30分
講師:鈴木昭男
場所:大倉公園管理棟(大府市桃山町5丁目74番地)
定員:15人(先着順・小学3年生以下は保護者同伴)
料金:500円(当日集金)
申込:9月9日午前8時30分から、電話(0562-45-6266)、申込フォーム、または市役所文化交流課(平日開庁時間内)で直接申し込む。

座談 tiny house tiny talk

 さまざまな小屋を手がけてきた鈴木さんと、数々のスタジオやアート・スペースを自作してきた渡辺英司さんによる2人の知られざる小屋トーク。

日時:11月7日(日曜日)15時00分~16時00分
出演:鈴木昭男、渡辺英司(アーティスト)
場所:大倉公園休憩棟(大府市桃山町五丁目74番地)
定員:20名(先着順)
料金:無料
申込:9月9日午前8時30分から電話(0562-45-6266)、申込フォーム、または市役所文化交流課まで直接申し込む。

各種イベント申込フォームサイトへ

mamedoi 「出張喫茶 in obu」

 大倉公園休憩棟の園庭で、おいしい珈琲が楽しむ。

日時:10月10日(日曜日)、11月6日(土曜日)、11月7日(日曜日)13時00分~16時00分

大倉公園マップ

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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