「SPAC出張ラヂヲ局 ~電波で演劇とどけます!~」がスタート

 新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言の解除後も「新しい生活様式」が提唱されるなど、影響の長期化が懸念される中、SPAC-静岡県舞台芸術センターは、「SPAC出張ラヂヲ局 ~電波で演劇とどけます!~」を始めた。

 演劇が培ってきた知恵を生かそうと、高齢者福祉施設や児童福祉施設などを対象に、SPACの演劇を即席ラジオ局から届ける。俳優が施設の近くまで、FMトランスミッター(小型電波発信機)を持って訪れ、名作の朗読やトーク、楽器の演奏などを建物外からFM波にのせて送信。施設内で、入所者などにラジオなどで受信して聴いてもらう。

 感染予防のため、多くの施設では依然、家族との面会にも制約があるといわれる中、一人で過ごす時間が増えていると思われる入所者の心に寄り添いたいと企画された。俳優と入所者、施設のスタッフとの直接の接触はなく、安心してプロの俳優によるライブ・フォーマンスを楽しんでもらえる。

 第一弾は、2020年7月2日午後1時45分から、静岡市葵区の介護付有料老人ホーム「プレミアムハートライフ千代田」で実施。SPACの俳優、大高浩一さんと石井萠水さんが出演する。大高さんは「走れメロス」(太宰治作)、石井さんは「ウォーソン夫人の黒猫」(萩原朔太郎作)を朗読する。ほかに、トークや、施設のイベント「七夕特別企画」に合わせた取り組みもある。

SPACは、引き続き、開催施設を募集している。開催時期は、2020年6月19日〜 8月31日。 対象は、老人ホームなどの高齢者福祉施設、学生寮、児童福祉施設など。費用は無料。 応募の詳細はリンクから。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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