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名古屋市美術館 特別展 コレクションの20世紀 4月15日-6月4日

全出品作品を年代順に

 名古屋市美術館の特別展「コレクションの20世紀」が2023年4月15日~6月4日に開催される。収蔵品から選んだ約100点の作品を通して、20世紀という時代とその美術を再検証する。

 2023年4月、名古屋市美術館は開館35周年を迎える。 8,000点を超えるまでに成長したコレクションは、「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」「現代の美術」「郷土の美術」という4つの収集方針ごとに常設展示室で紹介している。

 今回は、そうした垣根を取り払い、全出品作品を年代順に紹介する。

 20世紀の美術は、過去にないほど様式が劇的に変化した。 個々の美術作品がもつ時代を超えた普遍性と、制作された時代の社会状況を色濃く映しだす特殊性という二つの側面を、普段とは異なる展示手法によって引き出す。

展覧会概要

会  期:2023年4月15日(土曜日)~6月4日(日曜日)
開館時間:午前9時30分から午後5時、5月5日を除く金曜日は午後8時まで(入場は閉館30分前まで)
休 館 日:毎週月曜日
観覧料

区分当日前売・団体
一般800円600円
高大生600円400円
中学生以下無料無料

関連イベント

解説会

担当学芸員が交替で名古屋市美術館のコレクションや展示の見どころについて話す。全5回。いずれも60分。

No.日時内容
14月22日(土曜日)午後2時から総論「20世紀の美術をふり返る」
24月29日(土曜日・祝日)午後2時から00/10年代「明治~大正の日本画・洋画とパリの動向」
35月7日(日曜日)午後2時から40/50年代「戦中・戦後の美術」
45月12日(金曜日)午後6時から20/30/60年代「エコール・ド・パリ/千円札裁判ともの派」
55月21日(日曜日)午後2時から70/80/90年代「問い直す美術」

ワークショップ「どこがおもしろい?!―三木富雄《耳》について」

出品作品である《耳》の複雑な形を丁寧に観察したり、粘土で実際に作ったりしながら、その面白さを探る。事前申込制(応募多数の場合は抽選)。

日時:5月28日(日曜日)
【ファミリーの部】午前10時から正午まで
【一般の部】午後2時から午後4時まで

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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