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JAPAN LIVE YELL project @AICHI 2021 10月1日スタート

JAPAN LIVE YELL project @AICHI 2021

 新型コロナウイルスの影響で文化芸術に触れる機会が減る中、ライブの醍醐味を味わい、文化芸術の魅力を忘れずにいてもらおうと2021年10月1日、「JAPAN LIVE YELL project @AICHI 2021」が始まる。

 昨年度は、約4カ月にわたり、オーケストラの演奏や和太鼓などの公演を愛知県内の14カ所で開催 。オンラインのイベントも含め、2万2000人以上が参加した。

 本年度も、愛知県芸術劇場の呼びかけで、オーケストラなどの実演家団体と市町村の劇場 が協力・連携。約3カ月間、クラシック音楽、ダンス、人形劇などの文化イベントを東海圏 7カ所で開催する。

 「トライアド・ダンス・プロジェクト『ダンスの系譜学』」「あいちオーケストラフェスティバル 2021」「久屋ぐるっとアート 2021 連携プ ロジェクト」「愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama× ダンスハウス黄金 4422 連携プロジェクト『DaBYアソシエイトコレオグラファー 鈴木竜 トリプルビル』」という4 プロジェクトが展開する。

 本プロジェクトは、感染症対策を講じながら、観客が安全に楽しめるよう工夫して開催する。

トライアド・ダンス・プロジェクト『ダンスの系譜学』

 「トライアド・ダンス・プロジェクト『ダンスの系譜学』」は、10月1〜3日に愛知県芸術劇場小ホールで開催。日本を代表する3人の女性ダンサー、安藤洋子さん、酒井はなさん、中村恩恵さんが、偉大な振付家から影響を受けながら自身の原点に据えた作品と、それを継承しつつ挑む新作を披露する。

 バレエを完成させたといわれるマリウス・プティパ、古典バレエを更新したミハイル・フォーキン、バレエとモダンダンスの融合を目指したイリ・キリアン、バレエを脱構築したといわれるウィリアム・フォーサイス—。

 バレエの革新者だったこれらの巨匠振付家の理念の正統な継承者であるとともに、自身も振付家を触発してきた3人のダンサーが、その原点となるオリジナル作品と今日的な継承/再構築に取り組む公演である。

 2020年6月、横浜にオープンしたDaBY(Dance Base Yokohama )でのクリエイションとトライアウト公演から、開催延期を経て、約1年半ぶりに実現した世界初演である。

 横浜トライアウト公演の詳細は、Dance Base Yokohamaのウェブサイトを参照。

 愛知県芸術劇場ミニセレ2021 特設ページも参照。

●酒井はな

【酒井はな】瀕死の白鳥プロセストークより 写真提供 Dance Base Yokohama
(C)Tatsuki Amano

・ミハイル・フォーキン 原型 酒井はな改訂 『瀕死の白鳥』(チェロ:四家卯大)

・岡田利規演出・振付『瀕死の白鳥 その死の真相』 (チェロ:四家卯大)

●中村恩恵

【中村恩恵】中村恩恵トライアウトより  写真提供 Dance Base Yokohama
(C)Yulia Skogoreva

・イリ・キリアン 振付『BLACK BIRD』よりソロ

・中村恩恵振付『BLACK ROOM』

●安藤洋子

【安藤洋子】TRIAD INTERMISSIONより 写真提供 Dance Base Yokohama
(C)Naoshi Hatori

・ウィリアム・フォーサイス 振付『Study #3』よりデュオ(共演:島地保武)

・安藤洋子 振付:『MOVING SHADOW』(共演:木ノ内乃々、山口泰侑)

あいちオーケストラフェスティバル2021

愛知室内オーケストラ

11月21日(日)長久手市文化の家 森のホール/愛知室内オーケストラ
指揮:碇山 隆一郎

●中部フィルハーモニー交響楽団

10月15日(金)愛知県芸術劇場/中部フィルハーモニー交響楽団
指揮:飯森 範親

●セントラル愛知交響楽団

11月 4 日(木)サラマンカホール/セントラル愛知交響楽団
指揮:古谷 誠一

名古屋フィルハーモニー交響楽団

1 月 7 日(金)ゆめたろうプラザ(武豊町民会館)輝きホール/名古屋フィルハーモニー交響楽団
指揮:竹本 泰蔵

名古屋フィルハーモニー交響楽団

詳しくは、こちら

久屋ぐるっとアート2021連携プロジェクト

 久屋(栄北)エリアの施設や団体が連携して取り組む参加型アートイベント「久屋ぐるっとアート」の開催期間中に、同エリア内で人形劇や演奏会などを開催する。

●11月6日(土) 愛知芸術文化センターアートプラザ内 ビデオルーム(地下 2 階)

・クラウン・マイム『La Strada』 出演:ラストラーダカンパニー

・人形劇『かぐやひめ』出演:パペットシアターゆめみトランク

●11月6日(土) ~7日(日) 久屋(栄北)エリア

・金管五重奏の演奏会

『DaBYアソシエイトコレオグラファー 鈴木竜 トリプルビル』

愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama ×ダンスハウス黄金4422連携プロジェクト

 2020年に横浜に設立されたダンスハウス「Dance Base Yokohama (DaBY )と愛知県芸術劇場、ダ ンスハウス黄金 4422 による創作ダンス公演『DaBYアソシエイトコレオグラファー 鈴木竜 トリプルビル』が12月3〜5日、愛知県芸術劇場小ホールで催される。

 DaBYアソシエイトコレオグラファーの鈴木竜さんが全作品の 演出・振付を担い、国内外で活躍するダンサーと東海圏在住のダンサーらが出演する。

鈴木竜トリプルビル

・『never thought it would』
出演 鈴木竜

・『DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP』
出演 飯田利奈子、 柿崎麻莉子、鈴木竜、中川賢

・『Proxy』
出演 東海圏在住ダンサー(伊藤琴葉、杉浦ゆら、鈴木大翔、副島日毬、松山源樹、山田怜央)
※愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama×ダンスハウス黄金 4422 共同企画

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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