19世紀末から 20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器を中心に約200点
岐阜県現代陶芸美術館(多治見市)で2026年4月4日~6月21日、日欧プライベートコレクション「ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき アール・ヌーヴォーからモダンへ」が開催される。
冬が長く、生活用品に美しいデザインを取り入れるなど家の中の暮らしを大切にしてきた北欧。
本展は、デンマークとスウェーデンに焦点を当て、日欧の貴重なプライベートコレクションから、19世紀末から 20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器を中心に約200点を展示。アール・ヌーヴォーからモダンへと連なる北欧デザインの潮流をたどる。


デンマーク王立磁器制陶所を起源とするロイヤル コペンハーゲンは、上質な磁器の生産で早くから国際的な評価を獲得し、北欧アール・ヌーヴォーの先駆けとなった。
同時期に人気を競い合った窯のビング オーグレンダールで陶工としてキャリアをスタートしたジェンセンは、のちに銀製品で名高いジョージ ジェンセンを創業した。
一方のスウェーデンでは、北欧最古の製陶所ロールストランドが品格ある陶磁器を送り出している。
古くからガラス工芸が盛んだったスモーランド地方では、1950年代にオレフォスやコスタといったガラスメーカーによって芸術性の高いガラス作品が生み出された。

ロイヤル コペンハーゲン 《皿〈ブルーフルーテッド〉》 1795年 塩川コレクション

ロイヤル コペンハーゲン 《眠り猫置物》 1958年 塩川コレクション
展覧会情報
会 場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
会 期:2026年4月4日(土)~6月21日(日)
休 館 日:月曜日( ただし、5月4日(月・祝) は開館)、5月7日(木)
開館時間:10:00~18:00(入館は 17:30まで)
主 催:岐阜県現代陶芸美術館
共 催:中日新聞社、CBC テレビ、CBC ラジオ
後 援:デンマーク王国大使館、スウェーデン大使館
企画協力:株式会社ブレーントラスト
観 覧 料:一般1,200円[1,100円]、大学生1,000円[900円]、高校生以下および18歳未満は無料
*[ ]内は 20名以上の団体料金
*以下の手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証・登録者証

オレフォス 《花瓶〈クラーカ〉》 1950年代 個人蔵

ロールストランド 《獺蛙付筆皿》 1897-1910年 塩川コレクション
見どころ
◆ ロイヤル コペンハーゲンだけではない!
展覧会名にもあるデンマークの名窯ロイヤル コペンハーゲンの優品だけでなく、銀製品で有名なジョージ ジェンセン、さらにノーベル賞の晩餐会で使われるガラス器のメーカーとして知られるオレフォスなど、北欧デザインの数々が会場できらめいている。
◆ 釉下彩の磁器にうっとり
釉下彩は、透明釉の下に多色の絵付けをおこなう技法。19世紀後期に研究がすすみ、様々な色を出せるようになった。この分野で世界をリードしたのがロイヤル コペンハーゲン。しっとりとした上品な色彩による作品を見るまたとない機会である。
◆ 華やかなスウェーデンのガラス
スウェーデン南部のスモーランド地方はガラス王国として知られ、多くのガラス工場が立地。20世紀なると、さまざまなガラス技法が考案され、アートガラスが生まれた。技法が分かると作品の魅力も爆上がり。

ジョージ ジェンセン 《ブローチno.309》 1945年以降 個人蔵

オレフォス 《花瓶〈アリエル〉》 1940年(デザイン) 個人蔵
イベント
記念講演会「ロイヤル コペンハーゲン、ビング オー グレンダールの魅力」
| 日時 | 2026年4月29日(日)14:00-15:30 |
| 会場 | 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム |
| 講師 | 塩川博義 氏(本展覧会協力者) |
| 定員 | 30名 |
| 参加費 | 聴講無料、要事前申込(申込フォームリンク) |
ワークショップ「3つの技でつくるメタルバングル」
| 日時 | 2026年6月6日(土) 13:30~15:30 |
| 会場 | 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム |
| 定員 | 15名 |
| 参加費 | 未定、要事前申込(受付開始5月9日10:00〜) |
ギャラリートーク
| 日時 | 2026年 4月12日(日)、5月10日(日)、6月21日(日) 14:00- |
| 会場 | 岐阜県現代陶芸美術館 |
| 参加費 | 無料、要観覧券(高校生以下は無料)、事前申込不要 |
同時開催の展覧会
【ギャラリーⅡ A 室】
「美濃陶芸の系譜 七代 加藤幸兵衛 展」2026年4月24日(金)〜2026年5月31日(日)
「美濃陶芸の系譜 林正太郎 展」2026年6月6日(土)〜2026年7月12日(日)
【ギャラリーⅡ B – D】
「令和7(2025)年度新収蔵品展I」2026年4月24日(金)〜2026年7月12日(日)
「コレクション ・ハイライト」2026年4月24日(金)〜2026年7月12日(日)