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豊田市美術館でコレクション展「増殖とループ」2024年6月1日-9月23日に開催

ジュゼッペ・ペノーネ《まぶた》1989-91 年、石膏、木炭、布、サイズ可変

ペノーネやトニー・クラッグ、野村仁などの作品約70点を展示

 愛知・豊田市美術館で2024年6月1日~9月23日、コレクション展「増殖とループ」が開催される。

 同時期開催は、7月13日~9月23日に開かれる企画展「エッシャー 不思議のヒミツ」。

 本展覧会は、2024年7月13日以降、「エッシャー 不思議のヒミツ」展の観覧券で見ることができる。

 日常において、反復する行為や状態が続くことは否定的に捉えられることがある。しかし、視点を変えれば、単調な繰り返しにみえる営みも少しずつ異なることや、また線が点の集合であり、平面も無数の線や面の集合体であることなどに気づく。

野村 仁《アナレンマ:惑星》1996-2000年、写真、77.5×105.5cm(9 点組)

 本展では、まぶたの皮膚をうつしたジュゼッペ・ペノーネの《まぶた》や、無限に近いほどの原子が集まった巨大分子を模したトニー・クラッグの《分泌》ほか、雄大な循環を視覚化した野村仁《アナレンマ:惑星》、 徳冨満やルーチョ・フォンターナの作品など、増殖し拡大する、または繰り返される構造をイメージさせる絵画・平面、版画、立体を約70点展示する。

徳冨 満《2D or not 2D》1993 年、プラスチックシートに着色、ビニール、アルミ、ゴム (c)TOKUTOMI Mitsuru, 2024

開催概要

会  期:2024年6月1日[土]-9月23日[月・祝]
休 館 日: 月曜日(7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館)
開館時間: 午前10:00-午後5:30(入場は午後5:00まで)
主  催: 豊田市美術館
観 覧 料: 一般300円[250円]/高校・大学生200円[150円]/中学生以下無料
[ ]内は20名以上の団体料金
次の人は観覧料が無料になる(要証明)
・障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)
・豊田市内在住又は在学の高校生の方
・豊田市内在住の18歳以下の方(満18歳から最初の3月31日まで)
・豊田市内在住の満70歳以上の方
その他、観覧料の減免対象者及び割引等については、同館ウェブサイトで確認

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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