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「あいち2022」 アーティスト×芸術監督×キュレーターらのトークイベント 6月5日に愛知芸術文化センターで開催

国際芸術祭「あいち2022」のプレイベント

 国際芸術祭「あいち」組織委員会が、2022年7月の「あいち2022」開幕に向け、主要会場の1つ、名古屋・栄の愛知芸術文化センターで2022年6月5日午後1時30分から、プレイベントを開催する。

 参加アーティストの大泉和文さん、横野明日香さんを迎え、「『STILL ALIVE』とあいち」をテーマに、片岡真実芸術監督らとともにトークをする。

 申し込み締め切りは、2022年6月1日午後5時まで。先着90名。

開催概要

日 時:2022年6月5日(日)午後1時30分から午後2時30分まで(開場:午後1時)
会 場:愛知芸術文化センター12階 アートスペースA(名古屋市東区東桜一丁目13-2)
※地下鉄栄駅から徒歩約3分
定 員:90名(先着順・要申込)
参加費:無料

登壇者:参加アーティスト大泉和文(美術家/中京大学教授)、参加アーティスト横野明日香(アーティスト)、「あいち2022」芸術監督片岡真実(森美術館館長/国際美術館会議〈CIMAM〉会長)、同チーフ・キュレーター飯田志保子(キュレーター)、同キュレーター(現代美術)中村史子(愛知県美術館主任学芸員)、愛知県美術館館長拝戸雅彦

テーマ:「STILL ALIVE」 とあいち
備考:イベント当日の様子について、後日オンラインで配信予定
主催:国際芸術祭「あいち」組織委員会

申込方法

国際芸術祭「あいち2022」公式Webサイトに掲載の申し込みフォームから申し込む。(https://aichitriennale.jp/pre-event0605-entry/index.php
※郵便、FAX で申し込む場合は、「①氏名②お住まいの地域(市区町村まで)③日中連絡のつく電話番号」を記入した上で、問い合わせ先の住所またはFAX番号に送る。
※申し込み締め切りは、2022年6月1日(水)午後5時まで
※先着90名。定員に達し次第締め切る。

登壇者の略歴

大泉 和文 Oizumi Kazufumi(美術家/中京大学教授)

 1993年筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了。1991年以降、20世紀初頭の未完のアヴァン−ギャルド建築を対象に、三次元CGによる再現を試みる。併行して、ドローイング・マシンや《可動橋》のシリーズなど、大規模なインタラクティブ・インスタレーション作品を制作してきた。その特徴は、展示空間に応じた仮設の通路やステージを設置し、観客に空間体験を誘発する点、そして作品要素が物理的に動く点にある。近年の主な個展はStanding Pine(2020年、愛知)、N-Mark 5G(2019年/2018年、愛知)にて開催。その他にアルスエレクトロニカ・フェスティバル2019(リンツ、オーストリア)、神戸ビエンナーレ2007(兵庫)への参加など。愛知県立芸術大学講師を経て、現在、中京大学教授。

横野 明日香 Yokono Asuka(アーティスト)

 愛知県生まれ。愛知県拠点。2013年愛知県立芸術大学大学院修了。
ダムや高速道路などの公共建築物から、ポットや花瓶といった日常にあるものまで、幅広いモチーフを油彩で描く。人がものを見ていかに空間を感じるのかということに関心があり、構図やタッチ、絵の具の重ね方や色彩など、絵画の基本的要素を用いてそれを表現している。近年の主な展示に、「現代美術のポジション2021-2022」名古屋市美術館(2021-2022年、愛知)など。

片岡 真実 Kataoka Mami(森美術館館長/国際美術館会議(CIMAM)会長)

 ニッセイ基礎研究所都市開発部、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年より森美術館(東京)。2020年より同館館長。2007~2009年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン、英国)にて、インターナショナル・キュレーターを兼務。第9回光州ビエンナーレ(2012年、韓国)共同芸術監督、第21回シドニー・ビエンナーレ芸術監督(2018年、オーストラリア)。2014年から国際美術館会議(CIMAM)理事を務め、2020年より会長(~2022年)。

飯田 志保子 Iida Shihoko(キュレーター)

 東京都生まれ。名古屋市在住。1998年の開館準備期から11年間東京オペラシティアートギャラリーに勤務。2009年から2011年までブリスベンのクイーンズランド州立美術館/現代美術館(豪州)の研究機関ACAPAに客員キュレーターとして在籍。韓国国立現代美術館2011年度インターナショナル・フェローシップ・リサーチャー。アジア地域の現代美術、共同企画、芸術文化制度と社会の関係に関心を持ち、ソウル、豪州、ニューデリー、ジャカルタ各地域で共同企画を実践。第15回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2012、あいちトリエンナーレ2013、札幌国際芸術祭2014キュレーター、あいちトリエンナーレ2019チーフ・キュレーター(学芸統括)を務めた他、2014年から2018年まで東京藝術大学准教授。国際美術館会議(CIMAM)、国際ビエンナーレ協会(IBA)、美術評論家連盟(AICA Japan)会員。

中村 史子 Nakamura Fumiko(愛知県美術館主任学芸員)

 愛知県生まれ。東海圏から関西圏を拠点に活動。専門は視覚文化、写真、コンテンポラリーアート。2007年より愛知県美術館に勤務。美術館で担当した主な展覧会に「放課後のはらっぱ」(2009年)、「魔術/美術」(2012年)、「これからの写真」(2014年)がある。また、美術館では若手作家を個展形式で紹介するシリーズ「APMoA Project, ARCH」(2012-2017年)を立ち上げた他、2010年からあいちトリエンナーレに主会場のスタッフとして携わり、美術館活動と芸術祭の連携に取り組んできた。2015年より日本と東南アジアのキュレーターが協働で調査、展覧会企画を行う美術プロジェクト「Condition Report」(国際交流基金主催)に参加し、2017年にはタイのチェンマイにてグループ展「Play in the Flow」を企画、実施する。

拝戸 雅彦 Haito Masahiko(愛知県美術館館長)

 名古屋市生まれ。1992年10月から2008年3月まで愛知県美術館の学芸員として勤務。「ファウスト・メロッティ」(1999年)、「戸谷成雄-森の襞の行方」(2001年)、「アジアの潜在力」(2005年)(共同キュレーション)、「愉しき家」(2006年)、「サイクルとリサイクル」(2007年)など。ルイジペッチ現代美術館(プラート市、イタリア)での日本現代美術展「先立未来」(2001年)での共同キュレーションや、ソウル市立美術館でのアジアの都市単位の美術動向を扱う「city_net_asia」(2006年)の名古屋セクションにも関わる。愛知県があいちトリエンナーレの事業を立ち上げた2008年から9年間、芸術祭推進室に異動。3回のトリエンナーレにキュレーターとして関わった。2017年から愛知県美術館企画業務課長、2020年からの副館長職を経て、2021年4月から現職。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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