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「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」大阪・あべのハルカス美術館で2024年10月12日-2025年1月5日に開催

  • 2024年6月11日
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  • 美術

印象派がアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会

 大阪・あべのハルカス美術館で2024年10月12日~2025年1月5日、「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」が開催される。

 第1回印象派展から150周年を迎える2024年に開催する、印象派がヨーロッパやアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会。

 19世紀後半、大都市パリには国外からも多くの画家が集った。パリで印象派に触れ、学んだ画家たちは、新しい絵画の表現手法を自国へ持ち帰った。 本展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に注目する。

ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《ヴィル=ダヴレーの牧歌的な場所 ―池畔の釣り人》 1865-70年 油彩、カンヴァス Bequest of Mrs. Charlotte E.W. Buffington, 1935.45 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

 アメリカ・ボストン近郊に位置するウスター美術館は、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきた。

 このたび、ほとんどが初来日となる同館の印象派コレクションを中心に、日本でもよく知られるモネ、ルノワールなどフランスの印象派に加え、ドイツや北欧の作家、国際的に活動したサージェント、さらにはアメリカの印象派を代表するハッサムらの作品が一堂に展示される。

 これまで日本で紹介される機会の少なかった、知られざるアメリカ印象派の魅力に触れられる貴重な機会となる。

カミーユ・ピサロ《ルーアンのラクロワ島》 1883年 油彩、カンヴァス Gift from the Estate of Robert W. Stoddard, 1998.213 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

開催概要

展覧会名:「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」
会  期:2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)
会  場:あべのハルカス美術館(〒545-6016 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F)
開館時間:火~金/10:00~20:00  月土日祝/10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休 館 日:10月21日(月)、12月31日(火)、1月1日(水・祝)
観覧料 (税込)

 当日前売・団体
一般2,000円1,800円
大高生1,600円1,400円
中小生500円300円

※団体は15名様以上。
※前売券は2024年7月6日(土)から10月11日(金)まで販売。
※障がい者手帳をお持ちの方は、本人と付き添いの1名まで当日料金の半額。
※チケット購入の際にプレイガイドによって各種手数料が発生する場合がある。
主 催:あべのハルカス美術館、読売テレビ、産経新聞社
後 援:アメリカ大使館
協 賛:光村印刷
協 力:NX 日本通運、FM802、FM COCOLO
企画・コーディネーション:日テレイベンツ
お問合せ :06-4399-9050(あべのハルカス美術館)
大阪会場公式HP: https://www.ytv.co.jp/moneame/
美術館公式HP:https://www.aham.jp/
※開催内容の変更や入場制限等を行う場合がある。最新の情報は、大阪会場公式HP及び美術館公式HPを確認。
[チケット販売場所]
あべのハルカス美術館ミュージアムショップ(美術館開館日のみ)、あべのハルカス美術館HP(オンラインチケット)、近鉄駅営業所、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス、セブンチケット、CNプレイガイド、楽天チケットなど。

ジョン・シンガー・サージェント《キャサリン・チェイス・プラット》 1890年 油彩、カンヴァス Gift of William I. Clark, 1983.36 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

販売決定!

【販売中】
■早割ペアチケット3,300円(税込)
一般2枚組のお得なチケット。1枚ずつでも利用できる。
販売場所:イープラス
販売期間:4月11日(木)~10月11日(金)

【7月6日(土)から販売
■親子チケット1,900円(税込・数量限定)
一般1枚+中小生1枚+子ども解説ガイド付き。初めての美術鑑賞体験にもオススメ。
販売場所:あべのハルカス美術館HP(オンラインチケット)
販売期間:7月6日(土)~10月11日(金)

■「フェイラー」ハンカチ付チケット4,880円(税込・数量限定)
一般1枚+コラボハンカチ1枚。
ハンカチの色はチケット購入時にイエロー、ピンク、グリーンから選べる。
※コラボハンカチは限定生産品。本チケットが完売した場合、会場特設ショップでの取り扱いはない。(本展観覧券とハンカチ引き換え券は別々に発券されます。ハンカチは会期中あべのハルカス美術館ミュージアムショップにてお引き換えください)

販売場所:セブンチケット
販売期間:7月6日(土)~10月11日(金)

■音声ガイド付チケット2,400円(税込・数量限定)
一般1枚+音声ガイド利用券1枚。
ナレーターは「BLEACH」藍染惣右介役、「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」神宮寺寂雷役でお馴染みの声優・速水奨さん。本展オフィシャルサポーターの俳優・鈴鹿央士さんも音声ガイドに初挑戦! スペシャルトラックとして収録されている。
販売場所:ローソンチケット
販売期間:7月6日(土)~10月11日(金)

チャイルド・ハッサム《シルフズ・ロック、アップルドア島》 1907年 油彩、カンヴァス Gift of Charlotte E.W. Buffington in memory of her husband, 1908.5 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

見どころ

 第1回印象派展から150周年を迎える2024年、印象派がヨーロッパやアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会である。

1 モネ、ルノワール、カサット 名だたる画家たちの作品が集結
 ウスター美術館のコレクションを中心に、モネやルノワールなどのフランス印象派やアメリカ印象派を代表するハッサムなどの油彩画約70点を展示する。そのほか、クールベ、コロー、シスレー、ピサロ、カサット、サージェント、ホーマー、セザンヌ、シニャックら40人以上の画家の作品が集結する。

2 海を越えて花開いた“アメリカ印象派”
 フランスで生まれた印象派は、海を越えて広がり、アメリカ各地で独自に展開していった。その技法はニューイングランドの田園風景や西部の自然の驚異など、アメリカらしい主題にも応用されていく。本展では、これまで日本で紹介される機会の少なかった、“アメリカ印象派”の知られざる魅力を堪能できる貴重な機会となる。

3 日本初公開! ウスター美術館コレクション
 ウスター美術館は、開館当初から同時代美術として印象派の作品を収集し、1910年にはモネの《睡蓮》を美術館として世界で初めて購入した。本展は、ウスター美術館の珠玉の印象派コレクションを紹介する日本で初めての機会となる。

ポール・セザンヌ《「カード遊びをする人々」のための習作》 1890-92年 油彩、カンヴァス Museum Purchase, 1931.104 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

展示構成

第1章 伝統への挑戦
 急速に近代化する19世紀、画家たちも新しい主題や技術を探求する。19世紀前半、農村に移り住んだ画家たちは、農民の生活や田園風景を主題に選んだ。それまで風景は、歴史や神話・聖書の物語、あるいは名所旧跡を主として描かれるものだった。

 しかし、バルビゾン派やレアリスムの画家たちは、祖国フランスに目を向け、身の回りの風景に注目した。これは、歴史画を頂点とする伝統的な絵画のヒエラルキーを覆すものだった。

ウィンスロー・ホーマー《冬の海岸》 1892年 油彩、カンヴァス Theodore T. and Mary G. Ellis Collection, 1940.60 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

トマス・コール《アルノ川の眺望、フィレンツェ近郊》 1837年 油彩、カンヴァス Gift of Martha Esty Michie, 1991.179 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

 また、アメリカにおいても、自国の雄大な自然に対する関心が高まり、「アメリカ的な」風景が人気を博する。

 本章では、大西洋の両岸における、こうした印象派の先駆けとなる動きを紹介する。

第2章 パリと印象派の画家たち
 1874年4月、パリのカピュシーヌ大通り35番地にて、のちに「印象派」と呼ばれる画家たちによる初めての展覧会が開催された。クロード・モネ、ピエール = オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロらは、サロン(官展)への出品をやめ、自分たちで作品を展示する場をつくり出した。

メアリー・カサット《裸の赤ん坊を抱くレーヌ・ルフェーヴル(母と子)》 1902-03年 油彩、カンヴァス Museum Purchase, 1909.15 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

クロード・モネ《睡蓮》 1908年 油彩、カンヴァス Museum Purchase, 1910.26 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》 1888年 油彩、カンヴァス Theodore T. and Mary G. Ellis Collection, 1940.87 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

 彼らはアカデミーの伝統から離れ、目に映る世界をカンヴァスに捉えようと、アトリエを出て、鮮やかな色彩を採用し、大胆な筆づかいを試みた。また、大都市パリには、各地から芸術家が集った。

 本章ではフランス印象派に加え、彼らと直接に交流をもち影響を受けたアメリカ人画家、メアリー・カサットやチャイルド・ハッサムの作品も紹介される。

第3章 国際的な広がり
 パリを訪れ、印象派に触れた画家たちは、鮮やかな色彩、大胆な筆触、同時代の都市生活の主題などを特徴とする、新しい絵画の様式を自国へ持ち帰る。

アンデシュ・レオナード・ソーン《オパール》 1891年 油彩、カンヴァス Gift of Marianne and John Jeppson, 1986.59 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

黒田清輝《草つむ女》1892年 油彩、カンヴァス 東京富士美術館 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom Image courtesy of Tokyo Fuji Art Museum

 印象派の衝撃は急速に各地へ広がるが、多くはフランス印象派に固執するものではなく、各地で独自に展開してゆく。画家たちの往来・交流により、印象派と分類されない画家や、フランスを訪れたことのない画家にも、印象派の様式は波及した。もちろん日本も例外ではない。明治期にパリに留学した画家らによって、印象派は日本にもすぐに伝えられた。

 本章では、国内の美術館に所蔵される黒田清輝や久米桂一郎らの明治期から大正期の作品を展示し、日本における印象派受容の一端もたどる。

第4章 アメリカ印象派
 1880年代半ばになると、アメリカの画商や収集家はヨーロッパの印象派に熱い視線を送るようになる。

ジョゼフ・H・グリーンウッド《リンゴ園》 1903年 油彩、カンヴァス Bequest of Ruth G. Woodis, 2017.25 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

チャイルド・ハッサム《コロンバス大通り、雨の日》 1885年 油彩、カンヴァス Bequest of Mrs. Charlotte E.W. Buffington, 1935.36 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

 多くのアメリカの画家がヨーロッパに渡り、印象派の様式を現地で学んだ。いち早くそれを自らの制作に採り入れたウィリアム・メリット・チェイスやチャイルド・ハッサムは、アメリカに戻ると、画家仲間や学生たちにも新しい絵画表現を広めた。

 アメリカにおける印象派は、それぞれの画家の独自の解釈を交えて広がってゆき、地域ごとに少しずつ異なる様相を見せた。フランス印象派に忠実にあろうとする画家がいる一方、その様式にアレンジを加え、アメリカらしい田園風景や家庭内の情景を捉えようとする画家たちも登場した。

第5章 まだ見ぬ景色を求めて
 印象派の衝撃を受けた画家たちは、新しい絵画の探究をつづけてゆく。フランスのポスト印象派は、光への関心を継承しつつも自然主義を脱却し、印象派に影響を受けたドイツの画家たちの作品には、自らの内面の表出を重視する表現主義の芽生えが認められた。

ポール・シニャック《ゴルフ・ジュアン》 1896年 油彩、カンヴァス Gift from the Chapin and Mary, Alexander Riley Collection, 1964.27 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

フランク・ウェストン・ベンソン《ナタリー》 1917年 油彩、カンヴァス Gift of Desmond Callan, Mary H. Bailey, and Cristina E. Callan, 1996.106 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

デウィット・パーシャル《ハーミット・クリーク・キャニオン》 1910-16年 油彩、カンヴァス Museum Purchase, 1916.57 ウスター美術館所蔵/Image courtesy of the Worcester Art Museum

 アメリカでは、トーナリズム(色調主義)の風景画が人気を博した。南北戦争の混乱が続く中、目に見えないものの表現を重視し、落ち着いた色調で描かれるこうした風景は、人々の心の安らぎとなった。

 また、印象派の様式は、画家たちがさまざまな地で制作することを可能とした。戸外制作の技術を活用し、画家たちは大自然の驚異を見せるアメリカ西部へ分け入り、初めて目にする景色をもカンヴァスに留めていった。

オフィシャルサポーター&音声ガイド

オフィシャルサポーター 俳優・鈴鹿央士さん

 初の展覧会オフィシャルサポーターに就任! 音声ガイドにも初挑戦! スペシャルトラックとして収録。

コメント
 僕は写真を撮る事が好きです。カメラで季節によって変わる景色の一瞬を切り取る感覚と、印象派の作品がその瞬間の影の具合や、色合いを大切にして描いた事は似ているのかなと感じました。 今回の展覧会はモネ、ルノワールといった有名な作品がありながら、「アメリカ印象派」という新しいキーワードもあります。フランスで生まれた印象派がアメリカに渡ってどう花開いたのか、深掘れば深掘るほど面白いものになっています。 音声ガイドも皆さんと一緒に会場をまわっている家囲気で録ることができました。色々な情報や知識がたくさん詰まっているので、是非お楽しみください。

プロフィール
 2000年1月11日生まれ。岡山県出身。O型。ファッション誌『MEN’S NON-NO』専属モデル。映画『資蜂と遠面」でデビュー(2019年)。日本アカデミー賞などの新人質を総なめに。以降は、ドラマ「なつぞら」、「ドラゴ ン桜」、「クロステイル~探偵教室一」、「六本木クラス」、「silent」、「18/40~ふたりなら夢も恋も~」、「ゆりあ先生の赤い糸」、「君に届け」など話題作に出演。現在、ドラマ「開バイト家族」で主演を務めるほか、映画『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が3/8公開された。

音声ガイドナビゲーター 声優・速水奨さん

 “ある画廊”に扮し、皆様をご案内いたします。「ようこそ、我がギャラリーへ。今日は特別に、良いものを、あなた様にお見せしましょう・・・」

コメント
 芸術って、理解を越えた「焦がれる想い」や「深い共感」が澄れて初めて、世に広まるものだと思います。 印象派の作品たちもしかり。伝統を覆した革新の潮流は大西洋を越えアメリ カへ。ロマンがありますよね。 音声ガイドを担当させていただ く前に、少しでも学んで、正し く共感しながら ナビゲート出来るように準備しようと考えています。では、会場でお会いしましょう。

プロフィール
 兵庫県出身、劇団青年座、劇団四季経て声の世界へ。 アニメーシン、洋画、ナレーシ ョンに加えプロデュース、シナリオ提供も手掛ける。 また朗読のライブやディナーシ ョーなど、アーティスト活動も行う。
 代表作/マク ロスシリーズ(マクシミ リアン・ジーナス)、ドラゴンクエス ト ダイの大冒険2020(バラン)、本好きの下剋上(フェルディナンド)、BLEACH(藍染惣右介)、ホークアイ(ジャック・デェケイン)、仮面ライダーゼロワン(プークゼロ)

音声ガイド貸出料金(税込):650円 ※お一人様一台

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>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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