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オレンヂスタ アラカルト公演『回転寿司一皿目、何から食べる?〜私はクロカンブッシュ。〜』2月11-12日 七ツ寺共同スタジオ(名古屋)で

演劇、落語、ダンス、歌、舞踏などの8演目

 名古屋の劇団オレンヂスタが2023年2月11、12日、名古屋・大須の七ツ寺共同スタジオでアラカルト公演『回転寿司一皿目、何から食べる?〜私はクロカンブッシュ。〜』を開催する。

 演劇だけでなく、落語、ダンス、歌、舞踏なども含めた8演目を2組に分けて上演。寄席のようなにバラエティあふれる短編アラカルト公演となる。

 上演する8作品は、2012年の初演以来の再演となる『煉獄赤提灯午前三時』、登龍亭福三の新作落語を劇団員が演じる『落馬一座』、バレエの名曲を舞踏に再構築した「舞踏『ボレロ』」、過去の作品の劇中歌を歌う『ヂスタ名曲リサイタル』など。

 ゲストとして、外から作家、演出家、振付家を招いた演目も上演。廃墟文藝部・斜田章大の書 き下ろし脚本・演出による『インフィニティ今津』、afterimage/archaiclightbody・服部哲郎振付によるデュオダンス『⻘くなるセピア』、お笑い芸人・林優と劇団員・今津知也による漫才など、今回の公演のための創作作品がある。

 座付の作・演出家で、今回の総合演出を担当するニノキノコスターは、2022年11月30日〜12月4日に損保ジャパン人形劇場ひまわりホール(名古屋)で上演された『人形劇・寿歌』の演出で、日本演出者協会「若手演出家コンクール2022」の優秀賞(二次選考)を受賞した。

 今回上演する『「サトくん」のこと。』は、3月に東京・下北沢の「劇」小劇場で開催される同コンクール最終選考上演会で披露する演目のプレ上演となる。

公演概要

■日時

2023年 2月11日(土)
11:00 がり組
15:00 さび組
19:00 がり組

2023年12日(日)
11:00 さび組
15:00 がり組
※開演1時間前に受付開始、30分前に開場

■チケット料金
一般 前売 / 当日2800円 
U-25(25歳以下) 前売 / 当日2300円
がり組+さび組セット券 5000円 (前売/PassMarketのみ取り扱い)

■会場
七ツ寺共同スタジオ 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須2丁目27-20

チケット

○オレンヂスタはこちら
○PassMarke(事前決済)はこちら
○ CoRich(当日精算)はこちら

演目紹介

がり組

再演『煉獄赤提灯午前三時』(約25分)
脚本・演出:ニノキノコスター
出演:今津知也、和田瑛士、菊池綾(テアトルアカデミー)、おにぎりばくばく丸(afterimageʼ23)、伊藤文乃、暁月セリナ
 煉獄の居酒屋で、歴々の殺人⻤たちが酒を飲み交わすワンシチュエー ションコメディ。怒号と野菜が飛び交う問題作、2012年「ミソゲキ」 初演以来、10年ぶりのまさかの再演!

落語『落馬一座』(約20分)
作:登龍亭福三
出演:スズキカズマ
 旅一座の落合披露目一座。馬に乗っての立ち回りと落合の流し目で人気だったが、すっかり落ち目に。馬役の熊市は業を煮やし出ていってしまい・・・。登龍亭福三の新作落語をヂスタ家馬刺ことスズキカズマがお届けする!

ダンス『⻘くなるセピア』(約20分)
振付:服部哲郎(afterimage/archaiclightbody)
出演:今津知也、田中すみれ(siro)
 今より遠い未来、シェルターでのんびり暮らす2人は遥か先に生まれるであろう新しい人類に向けて残せるものを探し、写真撮影をしながら暮らしている。そんな2人のある1日を描いた作品。

演劇『インフィニティ今津』(約20分)
作・演出・音響プラン:斜田章大(廃墟文藝部)
出演:伊藤文乃、暁月セリナ、内田もえ、佐藤裕二
演技指導:今津知也
 夕暮れ時。とあるカフェ。三人の女。 一号、二号、そして二人を呼び集めた三号。彼女の口から説明をされるのは、とんでもない世界の危機のことだった!? 斜田章大がオレンヂスタに書き下ろす、今津知也は出ないSF会話劇!

さび組

舞踏『ボレロ』(約10分)
構成・演出:ニノキノコスター
出演:菊池綾(テアトルアカデミー)、伊藤文乃、暁月セリナ、大野ナ ツコ、味潮浅利、未彩紀
 バレエ界の金字塔であるモーリス・ラヴェル作曲「ボレ ロ」。オレンヂスタ団員ならびに縁が深い女性客演陣による舞踏<群舞>として大胆にアレンジ! 和楽器の音色と共に日本人のための「ボレロ」が立ち上がる!

漫才 林優・今津知也(約10分)
作:林優(劇団わに社)
出演:林優(劇団わに社)、今津知也
 オレンヂスタの怪優・今津知也と、同い年の演劇人でお笑い芸人でもある林優(どっかんプロ所属、M-1グランプリ・the MANZAI・R-1ぐらんぷり名古屋予選通過経験あり)がタッグを組んで・・・お漫才!? かなり本気で挑む。マイク一本男 二人で狂宴を魅せる!

歌『ヂスタ名曲リサイタル』 (約10分)
出演:大野ナツコ、味潮浅利
歌唱指導:RiCO、宮田頌子
作詞:ニノキノコスター
 懐かしのオレンヂスタ劇中歌+αを歌姫たちが歌い上げる!
【SONG LIST】
『全部ワタシじゃない』作曲:坂野嘉彦
『ドロップキックシンデレラ』作曲:瀬乃一郎(廃墟文藝部)
『ドレミの歌』『SOMのテーマ』作曲:坂本弦

演劇『「サトくん」のこと。』 (約45分) 若手演出家コンクール 最終審査会上演予定作品
作・演出:ニノキノコスター
出演:二瓶翔輔、今津知也、伊藤文乃、暁月セリナ
 2020年12月に上演が叶わなかった人形劇『光の園』をリクリエー ション。とある囚人の死刑が執行された朝、かつての友人たちは何を思うのか――囚人の半生を人形劇で表現する。

オレンヂスタ

 名古屋を拠点に2006年9月にユニット結成、2009年8月に劇団に。コンセプトは「最高に最低なハッピーをあなたに。」。名古屋大学「劇団新生」出身の作・演出ニノキノコスターと主宰・プロデューサーの佐和ぐりこの2人によって結成。マクロな社会問題をミクロな視点から描き、コ ンテンポラリーダンスやオブジェクトシアターを取り入れた舞台で表現している。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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