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名古屋市文化振興事業団が第36回芸術創造賞を発表 刈馬カオスさん、角田鋼亮さん

 名古屋市文化振興事業団は、第36回芸術創造賞に、刈馬カオスさん(演劇《劇作・演出》)と、角田鋼亮さん(音楽《指揮》)が決まったと発表した。対象は、前年度の2019年度に芸術創造活動が顕著で、今後の活躍が期待される個人、または団体。個人は45歳以下、団体は3年以上の活動実績がある場合がに贈られる。正賞(賞状・メダル)と副賞30万円。授賞式は、2020年9月9日午後3時から、名古屋市内で開かれる。

 刈馬さんは1977年生まれ、愛知県尾張旭市出身。16歳から演劇を始めた。個人ユニット「メガトン・ロマンチッカー」、「劇団テラ・インコグニタ」を始動させた後、2012年に演劇ユニット「刈馬演劇設計社」を設立した。2013年上演の「クラッシュ・ワルツ 」で、第19回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。2019年上演の「異邦人の庭」では、死刑囚と支援者の2人だけの緊迫した場面を最小限の舞台装置による小空間で展開。死刑制度の是非、ネットで結びついた自殺幇助にも関連付けながら、現代社会の矛盾へと切り込んだ。同作品で、名古屋市民芸術祭2019特別賞を受賞。

 角田さんは1980年生まれ、東京都出身。東京芸大大学院指揮科修士課程、ベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2015年、セントラル愛知交響楽団の指揮者に就任した。2019年度、愛知県芸術文化選奨文化新人賞を受賞。日本で最も期待される若手指揮者の1人として活躍の場を広げている。2019年には、セントラル愛知交響楽団常任指揮者に就任。新しい発想とプログラミング、才能あふれる音楽性、エネルギッシュな指揮でオーケストラの魅力を引き出した。定期公演では、作曲家水野みか子さんの委嘱作品初演で、感性豊かに、緻密に表現。2020年1月には、英国の作曲家4人を取り上げ、英国音楽の認識を高めた。就任以来のシリーズとして、「ハイドンの精神」をテーマとした公演でも、オーケストラの原点に立ち返った響きを追求している。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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