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MONO 第50回公演 なるべく派手な服を着る 2-3月に豊橋、四日市、大府などで上演

2008年初演の舞台を再創作

 京都の劇団MONOの第50回公演「なるべく派手な服を着る」が2023年2-3月、愛知県豊橋市、三重県四日市市、愛知県大府市など、全国5カ所で上演される。

 2008年初演の作品を劇団メンバーで再創作し、強度を増して上演する。

 上演スケジュールは、兵庫県のAI・HALL伊丹市立演劇ホール(2月22-26日)、東京・吉祥寺シアター(3月3-12日)に続き、東海地方では、穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペースで3月18-19日、四日市市文化会館第2ホールで3月26日、おおぶ文化交流の杜 allobu こもれびホールで3月28日となっている。

 MONOは、2019年の結成30周年に際し、「はなにら」「涙目コント」など過去の作品の連続上演に取り組んだ

 作・演出の土田英生さんは愛知県出身。立命館大で演劇に打ち込み、1989年にMONOの前身となる「B級プラクティス」を旗揚げした。

 非日常的な場面を軽妙なやりとり、ユーモアとともに描きながら、現代の人間社会に切り込む作風で知られる。

 育った環境に強烈に縛られている愚かな家族。その鎖から解き放たれていくさまを、愉快に描く。わたしたちはもっと自由になるべきだーー。

舞台写真(2023年2月22日) 撮影:井上嘉和

公演概要

作・演出
 土田英生
出演
 奥村泰彦、水沼 健、金替康博、土田英生、尾方宣久、渡辺啓太、石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜

穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース  2023年3月18日(土)-3月19日(日)14:30
全席指定(税込み / 未就学児童入場不可)
一般 4,000円 U25 2,000円 高校生以下 1,000円
※U25(25歳以下)・高校生以下は、プラットチケットセンターにて取り扱い。一人1枚・枚数限定・座席指定不可・入場時本人確認書類提示。
※「マイセレクト4」チケット対象公演

四日市市文化会館 第2ホール 2023年3月26日(日)13:00
全席指定(税込み / 未就学児童入場不可)
前売 3,500円 22歳以下 1,100円 / 当日 4,000円 22歳以下 1,500円

おおぶ文化交流の杜 allobu こもれびホール 2023年3月28日(火)19:00
自由席(税込み / 未就学児童入場不可)
一般3000円 学生1500円(前売・当日とも)
※学生券購入者は公演当日、学生証を提示

MONO

 1989年に立命館大学に在籍していた土田英生を中心に、「B級プラクティス」として旗揚げ。1990年以降の全作品の作・演出を代表の土田英生が務める。

 1991年にMONOに改名し現在にいたる。2009年に文化庁芸術祭優秀賞を受賞、2017年に大阪文化祭賞優秀賞を受賞。

撮影:西山榮一(PROPELLER.)

土田英生(つちだ・ひでお)

劇作家・演出家・俳優/MONO代表
1967年3月26日生 愛知県出身

 1989年に「B級プラクティス」(現MONO)を結成。1990年以降全作品の作・演出を担当する。1999年、『その鉄塔に男たちはいるという』で第6回OMS戯曲賞大賞を受賞。2001年、『崩れた石垣、のぼる鮭たち』(文学座)で第56回芸術祭賞優秀賞を受賞。2003年、文化庁の新進芸術家留学制度で一年間、英国ロンドンに留学。近年は劇作と並行してテレビドラマ、映画脚本の執筆も多数。代表作に、映画『約三十の嘘』、『初夜と蓮根』、テレビドラマ『崖っぷちホテル!』『斉藤さん』など。2020年には自身が監督・脚本を務めた映画『それぞれ、たまゆら』が公開された。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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