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国際芸術祭あいち2022 ラーニング・プログラム『MA・RU・GO・TO あいち feat. 三英傑』参加者募集

『MA・RU・GO・TO あいち feat. 三英傑』

 国際芸術祭「あいち」組織委員会は、国際芸術祭「あいち2022」ラーニング・プログラムの一環で、新プロジェクト『MA・RU・GO・TO あいち feat. 三英傑』を始める。参加者を募集し、11月23日にキックオフ・ミーティング を催す。

 ラーニングの一般向け参加プログラムのうちの「愛知と世界を知るためのリサーチ」の1つとして実施。 アーティストの眞島竜男さんをプロジェクト・リサーチ・リーダーに壁画をつくる。

 応募締め切りは11月15日正午。定員10人を超える場合は選考となる。 2021年11月23 日(火・祝) 午後1~5時、アートラボあいち(名古屋市中区丸の内3)で、キックオフ・ミーティングを開く。

 「あいち2022」では、幅広い層を対象にさまざまなラーニング・プログラムを順次、実施する。

 「愛知と世界を知るためのリサーチ」は、愛知にまつわるテーマを取り上げ、足元を見つめるとともに世界について考える。

 今回の『MA・RU・GO・TO あいち feat. 三英傑』 は、リーダーの眞島竜男さんと、公募による参加者らが、 三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)を切り口にフィールドワークを重ねる。

 その中で、愛知を発見し、共に学び、想い、成果をもとに高さ7メートル、幅21メートルの壁画を制作。「あいち2022」会期中に発表する。

参加者募集について

 参加者は、眞島竜男さんと、毎月1回程度のフィールドワークをする。「あいち2022」での壁画発表に向けた制作や期間中のイベントなどにも継続して関わる。

定 員:10人(要申し込み)
活動日:2021年11月23日(火・祝)、12月26日(日)、2022年1月22日(土)、2月26日(土)、3月26日(土)、4月23日(土)、5月21日(土)、6月25日(土) ※2022年7月以降は未定

 キックオフ・ミーティングでは、眞島竜男さんのこれまでの作品を紹介。その後、プロジェクトについての説明、制作する壁画の展示会場見学、名古屋市内の壁画を巡るミニツアーがある。

 プロジェクト参加の際に発生する交通費、食費、施設入場料等の諸経費は各自の負担となる。

 申し込みは、公式WEBサイトから。ラーニング・プログラム全体の詳細はこちら

眞島竜男 Majima Tatsuo

 1970年東京都生まれ。滋賀県拠点。
 写真、ビデオ、テキスト、パフォーマンス、レクチャー、粘土など、さまざまなメディアを使った作品を制作。日本の近・現代アートがナショナル(国民的、国家的)なものとどのように関わってきたのかを問い続ける。
 近年の主な発表に、「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討(TPAM 2019 Version)」blanClass(2019年、横浜)、「開く、折りたたむ、反転する、閉じる:河原温ダイアグラム」「ラレー街11番地のFoujita/藤田」豊田市美術館(2016年、愛知)、「岡山芸術交流2016」岡山県天神山文化プラザ(2016年)、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」京都市美術館(2015年)がある。

リサーチリーダー・メッセージ

 「MA・RU・GO・TO あいち feat. 三英傑」は、「あいち」を知り、学び、想い、絵にするプロジェクトです。ゴールは、高さ7 メートル、幅21 メートルの壁。「あいち」を「まるごと」壁画にして、世界に発信します。
 「あいち」を知りたい、学びたい、想いたい、絵にしたい人なら誰でもOK。絵がニガテでも大丈夫! 壁画といっても、立派だったり、仰々しかったり、モニュメントっぽかったりする必要はありません(そうであっても構いません)。私たちが使える壁はとても大きいですが、全部を使ってもいいし、使わなくてもいい。
 そもそも、絵でなければダメ、というわけでもありません。たとえば、ことばの、記号の、模様の、光の、音の壁画。そんな壁画もアリでしょう。ただし、リクエストが一つだけ。それは、「あいち」を「まるごと」絵にして欲しい!ということ。
 「あいち」といえば、味噌カツ、中日ドラゴンズ、トヨタ自動車? あるいは、尾張と三河、モノづくり王国、国内有数のブラジリアンタウン? そうした、さまざまなモノやコトやヒトが、そこから跳び出してくるような、そういう「あいち」を「まるごと」壁画にしたいのです。
 そういわれても、漠然としすぎていて……と感じる人も多いでしょう。ですので、このプロジェクトのガイド役として、あの「三英傑」(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)に登場してもらいたいと思います。ここでの「三英傑」は、いってみれば「あいち」という風景を発見するための窓。「三英傑」の窓越しに、「あいち」のさまざまな、そして意外な風景が見えてくるはずです。
 たとえば、「防災 in あいち feat. 三英傑」。たとえば、「キャラクター文化 in あいち feat. 三英傑」。たとえば、「スポーツ外交 in あいち feat. 三英傑」。
 「あいち」の何を知り、学び、想うのか。そして、それをどんなふうに「まるごと」絵にするのか。それは、参加するみなさん次第です(私とスタッフは、そのサポートをします)!

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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